【シゴトを知ろう】マンションリフォームマネージャー 編

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【シゴトを知ろう】マンションリフォームマネージャー 編

2017.06.09

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】マンションリフォームマネージャー 編

マンションのリフォームは一戸建てと違って制約が多く、管理会社や周囲の居住者との折衝も必要になります。それらを熟知してリフォームの企画・提案を行うのがマンションリフォームマネージャーです。社会人になってから建築・インテリアの仕事に興味を持ち、学び直して転職を果たした川端幸枝さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • お客様からの反応がダイレクトに帰ってくる仕事
  • 毎回新しい問題に向き合い解決していくことが好きな人に向いている
  • 失敗してもいいからチャレンジしよう。先のことはそれから考えてもいい

マンション特有の事情を踏まえてリフォームを行なう

マンションリフォームの施工例

マンションリフォームの施工例

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください

「リビングデザインセンターOZONE」という住まいとインテリアの情報センターで、建て替えや住み替えを考えるお客様にアドバイスをする仕事をしています。最近は社会が高齢化していることもあり、“住みやすい住まい”の啓蒙活動を行うこともあります。
リフォームはお客様のライフスタイルやご要望をヒアリングし、建築基準法の法規にのっとって住宅を設計する仕事です。今の職場ではマンションだけでなく一戸建ても含めた購入やリフォームのご相談に乗っていますが、最近多いのは、30〜40代で一戸建ての夢を叶えたくて狭小地に3階建ての家を建てたものの、定年を迎える頃になって縦の移動が苦しくなってきたというご相談です。年金生活に入るにあたり、家を売って手頃なマンションを買いたいというご相談も多いです。

<一日のスケジュール>
9:30 出社、お客様・建築家・リフォーム会社などからのメールをチェック
午前中 スタッフの進捗管理(各物件の担当者から報告を受ける)
12:00 ランチ
午後 お客様との打ち合わせや社内会議
19:00 施設閉館、その後資料作成などを行うことも


Q2. どんなときに仕事の楽しさ・やりがいを感じますか?

この仕事は自分のプランしたものに対してお客様からの反応がダイレクトに帰ってきます。失敗すれば怒られますし、「あなたの設計が素晴らしかったから契約したよ」「とても住み心地がいいです」と言っていただけることもあり、大きなやりがいが得られる仕事です。お客様の声は工事後のアンケートで目にしたり、定期点検時にお伺いして直接ヒアリングすることもあります。施工事例として取材させていただく場合は半日以上滞在してインタビューや撮影を行うので、そこでじっくり聞かせていただけることもあります。

Q3. 仕事の大変さを感じるのはどんなところですか?

リフォームは短い期間で済むのではないかと思われがちですが、スケルトンリフォームといってマンションの部屋を骨組みだけにして全面的にリフォームする場合は、壊して撤去するだけでも時間がかかります。工事が無事に終わることが第一なのでそのための準備にも十分な時間を割かないといけませんし、予算の調整にも時間がかかります。案件がいくつも重なったときは大変です。
また、リフォームはお客様が住んでいる空間を工事しないといけないので、現場スタッフの管理には新築以上に気を使います。クレームが起こりやすいので、懸念点をあらかじめお客様に伝えておくことでトラブルを防止することも大切です。

歯科医衛生士から建築・インテリア業界に転身

Q4. どのようなきっかけでこのお仕事に就きましたか?

もともと歯科衛生士として歯科医院で働いていたのですが、院を増設して矯正歯科を開くことになり、なぜか矯正歯科の施術ができる私が内装デザインを任されることになったんです(笑)。建築もインテリアも全く知りませんでしたが、内装の素材やカウンターの形、照明のデザインなどについて業者の方々と話し合ううちに、「こっちの仕事のほうがおもしろいな」と思ってしまい、矯正歯科を開業して1年後くらいに、院長の恩に報いる間もなく辞めてしまいました(笑)。
当時は建築業界に女性が入り込む余地が少なく、自分なりに調べてリフォーム業界に狙いを定めました。歯科医院を辞めてから専門学校に入り、アルバイトをしながらインテリアコーディネーターの資格を取り、リフォーム会社に転職しました。入社してからは建築の知識の必要を痛烈に感じ、二級建築士とマンションリフォームマネージャーの資格を取りました。その後リフォーム会社を数社経て今の職場に転職しました。
ちなみに「マンションリフォームマネージャー」の資格は、その肩書だけで活躍している人は少なく、リフォーム会社やマンションデベロッパーに勤める方、不動産関係者などがキャリアアップのために取ることが多いと思います。


Q5. 大学や専門学校ではどのようなことを学びましたか?

女性も手に職を持ったほうがいいだろうと親に勧められて、医療専門の短大に進学し、歯科衛生士の資格を取りました。
建築・インテリアの仕事がしたいと思ったときは自分の意思で専門学校へ行き、学費も自分で稼ぎました。やはり自分がやりたいと思ったことに対するエンジンのかかり方は違いましたね。そこは実務を学べる学校で、図面やパースを描いたり、家や家具の模型を作ってインテリアのコーディネートをする課題もありました。発泡スチロールと厚紙で作ったミニチュアの空間の中に、自分で作ったミニチュアの家具や暖炉を置いたり、雑誌から切り抜いた大好きなピカソの絵を壁に貼って額をつけたり、針金を曲げてデザインしたチェアに生地を貼ったり……とても楽しい作業でしたね。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢や経験したことが、現在のお仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生の頃はバトントワリング部に所属していたのですが、発表会のための振り付けや衣装作りを一手に担っていましたので、何かを作ることはその頃から好きだったんでしょうね。部活の記憶しか残っていないくらいプロデュースに命を懸けていました(笑)。
私は社会人になってから必死に資格の勉強をして、それをキャリアにしていきましたが、高校生のうちから自分のやりたいことや適性を見極めてそれに向かって努力している人は偉いなと思います。社会人になるとなかなか時間が取れなくなりますので、高校生の頃にもっと勉強しておけば良かったと思うこともありますね。

リフォームの案件で同じケースは一つもなかった

リビングデザインセンターOZONE

リビングデザインセンターOZONE

Q7. どういう人がこの仕事に向いていると思いますか?

リフォームの仕事を始めて20年くらいになりますが、これまで一つとして同じケースはありませんでした。同じ仕事を繰り返して精度を上げていくのが好きな人もいれば、毎回新しい問題に向き合い解決していくことが好きな人もいると思いますが、リフォームの仕事は後者の人に向いていると思います。文系理系はあまり関係ありません。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

最近は個人にリスクを負わせようとしない社会の風潮もあって、チャレンジする若い人が減っているように感じます。最初からパーフェクトにできる人なんていませんから、若いうちは失敗してもいいから、やりたいと思ったことにどんどんチャレンジしてほしいなと思います。
私もいまだにこの仕事に向いているのか分かりません。自分の仕事を「天職です!」といえる人はすごいなと思うくらいです。ただ、目の前の仕事に一生懸命取り組んできて、その経験値で今の自分が成り立っていると感じています。だから皆さんも向き不向きを自分で決めつけたりせず、興味を持ったことにチャレンジしてほしいなと思います。その先のことはそれから考えても良いのではないでしょうか。



中古マンションのリフォームだけでなく、新築マンションでも内装にこだわりたくて入居前にリフォームをすることがあるそうです。制約があるからこそ内装やインテリアにお金をかけてこだわりたいというマンションリフォーム特有のニーズも。高齢になってフロア移動のないマンションへの住み替えを考えるシニア層も多いそうなので、今後もニーズが高まりそうなお仕事ですね。


【profile】リビングデザインセンターOZONE 川端幸枝
https://www.ozone.co.jp

この記事のテーマ
ビジネス・経営」を解説

法律などの専門知識を学び、文書作成などの技能を磨くほか、資格取得や検定合格を目指すカリキュラムもあります。小売業や不動産売買、経営コンサルタントや税理士など、各ビジネス分野におけるスペシャリストも育成します。国家試験の合格が求められる高度な資格を必要とする仕事もありますが、専門学校の中には受験指導に実績を誇る学校もあります。

「ビジネス・経営」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「マンションリフォームマネージャー」
はこんな仕事です

新築だけでなくリフォーム物件も増えているマンション。部屋を所有する人がライフスタイルの変化に合わせて間取りや住宅設備を変えたり、賃貸・転売用に模様替えするケースも多い。そんなときにリフォーム工事全般に企画から携わり、施主へのプレゼンテーション、設計・施行手配、工事後の管理などを引き受ける仕事。戸建て物件とは違い、マンションの場合は管理組合と折衝してトラブルを回避するのも業務の一つ。資格取得には、図面作成、間取りやデザイン知識、水道や電気設備などのインフラ設備の基礎知識も必要となる。

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