【シゴトを知ろう】店舗開発・店舗プロデューサー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】店舗開発・店舗プロデューサー ~番外編~

2017.05.25

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】店舗開発・店舗プロデューサー ~番外編~

多くのプロフェッショナルが関わる店舗開発・店舗プロデュースの現場で企画や調整、交渉などを行い、魅力的なお店を作り出している高島辰美さん。2016年にプロデュースしたお店を通して、コンセプトの立て方やそのコンセプトをどうやってお店に落とし込んでいくのかについてお話しいただいたので、番外編としてご紹介します。

この記事をまとめると

  • プロジェクトの前面に立つ仕事ばかりではない。地道だけど欠かせない作業もある
  • 渋谷にオープンさせたジェラートショップ。コンセプトを立てる時に意識したこととは?
  • 先輩からのアドバイス。店舗の開発やプロデュースの仕事に就く方法について

店舗の開発・プロデュースはコンセプトを決めることから始まる

――店舗開発業務の流れを教えてください。

例えば、ファッションモールの売り場の一部を改装をする場合、どういうコンセプトのフロアにしたいのか、フロア空間に店舗をどう配置するのかを売り場責任者と決めていきます。その後に、フロアのコンセプトに合うテナント(借り手)を誘致するのが、店舗開発の仕事の主な流れですね。
テナントを誘致することを「リーシング」と呼んでいて、賃貸借契約を意味する言葉「リース」がもとになっています。


――店舗のプロデュ―ス業務はどのような流れで行っているのでしょうか?

店舗がオープンする1~2年前から仕事が始まります。まずは、店舗のコンセプト設計やターゲット設定など、トレンド感を交えて企画の骨子を作っていきます。次に、コンセプトに沿ったショップイメージの構築や内装設計、メニューや展開商品の選定、販売計画、販促プランなど全体像から細部に至るまで決めて、それを実現していきます。
店舗プロデューサーというとかっこいいイメージがあるかもしれませんが、大量の商品の陳列作業や販売サポートなどの地道な作業もたくさんあるのが実情です。

メニュー、店名、ロゴ……。お店のコンセプトを細部にまで落とし込む

期間限定のジェラートもあるので、何度も立ち寄ってしまいたくなる

期間限定のジェラートもあるので、何度も立ち寄ってしまいたくなる

――最近手掛けたおもしろいお店がありましたら教えてください。

2016年9月、渋谷ヒカリエShinQs(シンクス)に「和」をキーワードにしたジェラートショップをオープンさせました。きび砂糖を使った豆乳ジェラート、米粉やオーツ麦、てんさい糖を使ったヘルシーなクレープ、女性管理栄養士が開発したクレンズスープ(*1)など、和の素材の味を生かしカロリー控えめで女性に優しいメニューをご用意しています。

店名「TIE-AN(たいあん)」は3つの意味を持っています。千利休が建てたとされている茶室「待庵(たいあん)」、人と人とを結ぶ空間「TIE(結ぶ)AN(庵)」、お店を訪れた日がいい一日になりますようにとの思いを込めた「大安」です。
また、梅をモチーフにしたお店のロゴには、お祝いの際に用いられる水引をイメージしたリボンを使っています。

*1 クレンズスープ:ビタミンやミネラル、食物繊維などを豊富に含んだ野菜で作られたスープのこと。必要な栄養素を補えるだけではなく、体を温めたり、不要な老廃物を体外に排出できるなど、健康や美容への効果が期待できる。


――「TIE-AN」のコンセプトを決めるとき、何を意識されたのでしょうか?

購入の決定権を握っているのは女性であることが多いため、女性目線を意識しました。女性目線を意識する上で、美容や健康は欠かせませんね。
また、「TIE-AN」は「洋」のよさを生かしながらも「和」のエッセンスを取り入れているので、お店にいらっしゃった方に、日本のよさを再発見してもらえたらうれしいと思っています。

これまでの経験を生かして取り組んでいきたい2つの夢

――店舗の開発やプロデュ―サーの仕事をしたい場合、どういう道があるのでしょうか?

店舗開発や店舗プロデュース事業を行っている会社に入って、アシスタントから経験を積んでいくのが近道ですね。また、商業施設を運営するデベロッパー(開発業者)に入社すれば、似たような仕事ができると思います。


――今後の夢や展望はありますか?

これまで、さまざまな場所で多くの人と関わって店舗開発や店舗プロデュースの仕事をしてきた経験をもとに、今後実現したいことが2つあります。
1つ目は、女性の能力を生かすこと、そして、女性の経済的および精神的に豊かな環境を整えていくことです。日本がさらにグローバル化していく中で、本当に豊かな社会をつくっていくためには、女性の力が不可欠と考えています。結婚や子育てをしても自己実現ができるように、サポートしていきたいと思っています。
2つ目は、地方や地域の自立と経済活性化です。店舗開発・店舗プロデュースなどで培ったブランディング(*2)力や女性目線という強みを生かして、地域や地方を盛り上げる活動に取り組んでいきたいと思い、いま動き出しているところです。

*2 ブランディング:企業や商品、サービスなどに固有の価値を持たせることで、消費者に共通のイメージを抱かせる手法。


トレンドを取り入れつつお客さま目線を重視して、新しいコンセプトのお店をプロデュースしている高島さん。さまざまな年齢層の人たちが訪れる商業施設の開発やこれまでにはないコンセプトのお店をプロデュースをすることには、想像以上のプレッシャーがあるはずです。
何が人々に受け入れられるのか正解が無い仕事だからこそ、情報収集したり話題の場所に足を運ぶなどして、アンテナを張り巡らせておくことが重要です。行列ができているお店はそうではないお店と比べて何が違うのか、何度もリピートしてしまうお店にはどんな魅力があるのかなどが普段から気になっている人は、店舗開発・店舗プロデュースの仕事に向いているかもしれませんね。


【profile】カレイドジャパン株式会社  代表取締役 高島辰美

カレイドジャパン株式会社 http://www.kaleidojapan.com/

写真提供:(2枚目)TIE-AN

この記事のテーマ
ビジネス・経営」を解説

法律などの専門知識を学び、文書作成などの技能を磨くほか、資格取得や検定合格を目指すカリキュラムもあります。小売業や不動産売買、経営コンサルタントや税理士など、各ビジネス分野におけるスペシャリストも育成します。国家試験の合格が求められる高度な資格を必要とする仕事もありますが、専門学校の中には受験指導に実績を誇る学校もあります。

「ビジネス・経営」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「店舗開発・店舗プロデューサー」
はこんな仕事です

物件のリサーチや紹介、店舗設計、経営計画など、店舗を開くためのあらゆる工程に携わる仕事。まずはオーナーの要望を聞き、立地などを考慮しながらイメージに見合う土地を探す。そして、用地交渉から施工管理、設備手配のほか、店舗の看板やロゴデザイン、内装などインテリアの企画にも関わり、スムーズに開店へと導く。店舗のトータルプロデュースとして、店舗開発に求められるマーケティング知識、営業力なども不可欠だ。予算作成や資金調達など金銭面の管理を担う場合もあり、責任感の大きい仕事だといえる。

「店舗開発・店舗プロデューサー」について詳しく見る