【シゴトを知ろう】システムコンサルタント 編

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【シゴトを知ろう】システムコンサルタント 編

2017.05.15

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】システムコンサルタント 編

現代では、さまざまなところに「システム」が取り入れられています。銀行では預金情報を管理するシステムが、通販サイトでは利用者のIDや購買履歴、商品の検索から購入までを管理するシステムが導入されていて、皆さんの日々の生活を便利にしています。
今回は、そのようなシステムが作り出される現場の最前線に立っているシステムコンサルタントの仕事内容について知るために、植松将嘉(うえまつまさよし)さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • お客さまとエンジニアの橋渡し役。メリットの数値化、目的・課題の明確化がポイント
  • インターネット草創期、独学しながらプログラミングの講師を務めた
  • 公共インフラからWebサイトまで。システム構築に求められるのは、ユーザーとエンジニアの気持ちを理解すること

あって当たり前。その当たり前を作る仕事

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください

システムコンサルタントは、実際にシステムを使うお客さまとそのシステムを構築するエンジニアの橋渡し役です。
例えば、お客さまから、「業務を効率化するためにこんなことをしたいんだけど」と相談があったとします。そうすると私は、具体的にどのようなシステムを構築すればお客さまの要望を満たすことができ、どのくらい業務が効率化できるのかを数値化します。
紙の書類を何枚も書く作業がパソコンで簡単にできれば楽ですよね。当然、作業に要する時間が短縮されるので、「業務がこれだけ短縮(効率化)できます」ということをお客さまに数値で示せるのです。
逆に私から、「こういうシステムを導入すれば、こんなことができますよ」と提案をすることもあります。そういうときは、システム導入のメリットを説明し、お客さまに導入するかどうかについて判断をしてもらうことになります。

お客さまに納得していただけたら、今度はそのシステムを実現させるために、実際にプログラムを書くエンジニアと綿密な打ち合わせをします。仕事で使うシステムにバグがあると業務に支障をきたすことになるので、必要なスキルは何か、解決しなければならない課題は何か、求められているアウトプット(成果)は何か、ということを明確にします。
システム開発には人件費をはじめとするコストが発生しますし、納期もあります。システムコンサルタントはそういったコストやスケジュールの管理も行う、調整役なのです。

打ち合わせは非常に体力を消耗するので、基本的には午前中にすることが多いです。朝は妻に合わせて6時半に起きていますが、比較的ゆったり過ごしています。また、夜もそんなに遅くまでは働きません。もちろん打ち合わせなどで話し込んでしまって遅くなることはありますが、どんなに遅くても22時くらいには帰りますね。

<ある一日のスケジュール>
08:30 出社
午前  メールチェック、メール返信、顧客との打ち合わせ
13:00 昼食
午後  資料作成、進捗確認、エンジニアとの打ち合わせ
19:00 退社


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

完成したシステムを納入した後で、お客さまから「あのシステムのおかげで業務がはかどるようになったよ」といった反応をいただくのが一番のモチベーションになります。また、障害が発生したときは復旧作業をするのですが、その時に「このシステムがないと不便だね」という言葉を聞いた時も、作ってよかったと思います。もちろん、障害がないことが一番いいのですが(笑)。
システムは、使い始めてしばらくすると「あって当たり前」のものになっていきます。その「当たり前」がなくなった時にあらためてその重要性が分かる、私たちはそういう「当たり前」のものを作る仕事をしているんです。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

IT関連の言葉は一般の方にとって難しい場合があるようで、お客さまによっては説明内容をなかなかご理解いただけないことがあります。そうした場合には、なるべくいろんなことを数値化してメリットを感じていただくようにしていますが、話が伝わらなくてつらいときがありますね。
担当者が納得しても、会社の上層部に理解していただけないと話が進まないこともあります。また、担当者がよく理解できない場合には、担当者以外にもシステムの導入メリットを話してその良さを理解してもらい、お客さまの会社の内部からシステムの導入要望を出していただくように働きかけたりもしています。

学生時代のアルバイトでプログラミングの面白さを知った

「学生時代、インターネットに興味を持ったことが今の仕事につながっています」

「学生時代、インターネットに興味を持ったことが今の仕事につながっています」

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

大学卒業後は大学院に進学したのですが、その頃はインターネットの草創期といえる時代でした。今はブログなどを利用する人が多いですが、当時は個人でホームページを作るのが主流。面白そうだと思って、私も独学でホームページを作ったりしていました。

そんな時、たまたま大学に来ていたスクール運営会社の求人に応募したんです。そのスクールではプログラミングなどを教えていたのですが、まだ教えられる人が少ない時代だったので、私自身も勉強しながら講師をしていました。そこでプログラミングの楽しさを知りましたね。
結局、大学院を途中で辞めてその会社に社員として入社したのですが、もっと自由にやりたいと思って退職し、フリーランスとして活動するようになりました。最初はいわゆるエンジニアだったのですが、経験を積むうちにシステムコンサルタントの業務も増えてきたんです。


Q5. 大学では何を学びましたか?

電子工学科で、電磁気学や電気数学、電気回路といった物理系の勉強をしていました。同級生はICチップメーカーなどに就職していましたね。
実は私は、何か目的があって電子工学科に進学したのではなく、理系で自分の偏差値で行けそうな学校を受験したというのが実情だったので、システムコンサルタントになるための勉強をしていたわけではありませんでした。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生の時は、なりたいと考えている仕事はありませんでしたが、「作る」という行為は好きでした。子どもの頃はプラモデルを作ったりしていましたが、システムを作ることを具体的にイメージしたのは、やはりスクール運営会社でアルバイトを始めてからでしたね。でも、作ることが好きだったことが、今につながっているかもしれません。

作る側の気持ちを知る。それがシステムコンサルタントの第一歩

Q7. どういう人がシステムコンサルタントに向いていると思いますか?

システムコンサルタントは、お客さまと話すのと同じくらいエンジニアとも話しをします。エンジニアの方々は専門的な知識を持っていて、その方たちと同等の知識がないとそもそも話しができません。そういう意味では、さまざまなプログラミング言語などに興味を持って勉強する必要があります。
また、魅力的な提案をしてお客さまに受け入れてもらう必要があるため、話す能力が必要です。私はあまり得意とはいえないのですが(笑)。
あとは、実際の提案を数値化して見せる能力も求められるため、数字に強い人には向いているといえるでしょうね。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

システムと一口に言っても、電気や水道、鉄道といった公共インフラに関わるシステムであったり、通販サイトに代表されるようなWebシステムであったりと、さまざまな種類があります。どのようなシステムに関わるにしても、まずは自分で作ってみることが大事です。
自分で作ることによって作る側の気持ちを知ることができます。システムコンサルタントは、ユーザーであるお客さまの気持ちとシステムを作るエンジニアの気持ちの両方を理解できて初めて成立する仕事です。


システム開発にはシステムコンサルタントの存在が欠かせません。お客さまにシステムの必要性を説明し、エンジニアにはお客さまの要望を的確に伝える、そのようなやりとりを経て皆さんが安心して使えるシステムも誕生しているのです。
コンピューターが好きでIT関係の仕事に就きたいと考えている人は、便利な世の中をつくるために日々いろいろな提案をするシステムコンサルタントという仕事を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。


【profile】合同会社 MAKERS テクニカル・ディレクター 植松将嘉(うえまつ まさよし)

この記事のテーマ
コンピュータ・Web・ゲーム」を解説

デジタル情報をつなぐシステム構築をはじめ、webやゲーム、アニメーション、映画など、メディアやコンテンツを創り出します。コンピュータの設計・開発などを学ぶ情報処理系と、アニメ・ゲームなどの制作を学ぶコンテンツ系があります。また、ビジネスの現場で広く使われているアプリケーションを使いこなすスキルを身につける授業もあります。

「コンピュータ・Web・ゲーム」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「システムコンサルタント」
はこんな仕事です

顧客が抱える課題を、情報システムを導入することで解決に導く仕事。顧客の事業内容と問題点を把握した上でシステムを提案する。システムを設計するシステムエンジニアや、設計書に沿ってプログラミングを行うプログラマーとプロジェクトチームを組み、システムを構築。テストから納品まで全工程に携わる。システム開発に関する高度な知識と技術が求められるため、プログラマーやシステムエンジニアとして経験を積んだ後になるケースがほとんどだ。また、企業により抱える課題はさまざまで、ヒアリング能力も大切になる。

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