【シゴトを知ろう】診療放射線技師 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】診療放射線技師 ~番外編~

2017.05.22

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】診療放射線技師 ~番外編~

身近な人が乳がんになったことをきっかけに、診療放射線技師の仕事に興味を持ったという高橋紗綾(たかはしさあや)さん。病気の早期発見につながる検査を行えることにやりがいを感じているそうです。
診療放射線技師の仕事の意外な裏話や気になる病院の勤務体制についてお話を伺ったので、番外編としてご紹介します。

この記事をまとめると

  • 診療放射線技師は日焼けしない!? 指示なしでレントゲン撮影したら法律違反!?
  • 大学の同級生は心強い味方! 病院内でのつながりも強い
  • より多くの患者さんの健康のために、さらなる知識と技術を身に付けたい

専門用語が多いけど、患者さんと話すときは分かりやすい言葉で

――一般の方が知らない業界用語はありますか?

病院に勤務しているため、日常的にたくさんの医療用語が飛び交っています。「背臥位(はいがい)」はあおむけで寝た状態を表す言葉なんですが、一般の方はあまり使いませんよね。だから、患者さんなどと接するときは、分かりやすい言葉を選んで使うことを心がけています。
また、お腹の右下が痛いときに疑われる病気の一つである盲腸のことを「アッペ」と言います。盲腸は正確には急性虫垂炎という病名で、英語で虫垂炎を表す単語「appendicitis」からそう呼ばれているのだと思います。


――診療放射線技師ならではの「あるある」エピソードを教えてください。

診療放射線技師の仕事は、ただ撮影するだけの簡単な仕事だと思われるかもしれませんが、実は特殊な技術が必要だったり、いろいろな決まり事があるんです。
整形外科に関連するレントゲンでは、骨と骨が重なるように撮影して関節が広く見えるような写真を求められることがあります。そのため、放射線が出る機械の角度を変えたり、患者さんの向きを変えて調整をしなくてはなりません。
わずかに角度を変えるだけでも見え方が変わるので、思うような画像が撮れないときは何度も撮り直しをすることがあります。逆に、1度でぴったり合った写真が撮れると、今日は調子がいいなと感じますね。
また、患者さんから、「○○も痛いからレントゲン撮ってよ」と必要な場所以外の撮影をよく頼まれるのですが、医師の許可なしに撮影すると法律違反になってしまうんですよ。

あと放射線科は、放射線が外に漏れることを防ぐために窓がなく、暗い部屋が多いです。朝病院に来てから帰るまで外の景色を見ない日もあるので、雨が降っても気付かないことがあります。仕事中は全く日の光に当たらないので、色白の人が多いかもしれませんね(笑)。

オンとオフのメリハリをつけ、プライベートも楽しんでいます!

患者さんに声をかけながら、丁寧に検査を行う

患者さんに声をかけながら、丁寧に検査を行う

――業界内にはどのような性格の方が多いですか? また、横のつながりはありますか?

患者さんや医師、他部署の人など、とにかくたくさんの人と接する仕事なので、社交的な人が多いですね。オンとオフの切り替えがはっきりしている人も多いと思います。私は時々長期で休みを取って、国内外に旅行に行ったりしています。

横のつながりといえば、大学の同級生はちょっとした愚痴を言ったり、困ったときに相談できる大切な存在です。院内では、看護師さんや事務の方など他職種の方とのつながりもありますよ。また、年に1回、同じグループの病院で行う大運動会があるので、そこで出会った方とも仲良くさせていただいています。

呼び出し対応は当番制。住む場所は病院から30分以内

――お仕事をされる上で、制限されていることはありますか?

私が勤務している病院には、週に1度、当番制の待機業務があります。病院の診療受付時間外に救急車の受け入れがあったときに、医師から撮影依頼があれば、待機業務の当番の人は呼び出しから30分以内に病院に行かなければなりません。そのため、病院から30分圏内の距離に住んでいます。
他には、病院にはいろいろな患者さんがいらっしゃるので、自分を守るため、他の人にうつさないためにも体調管理は必須ですね。


――診療放射線技師の方はどうやってスキルアップしているのでしょうか?

「検診マンモグラフィ読影認定医師」など特殊な機械を扱うための資格があり、興味のある分野を突き詰めて勉強している人がたくさんいます。 
この資格は私も取得しているのですが、高い撮影技術と読影力(実際の画像を見て問題がないかどうかを判断する力)を持っている証明になります。このため、乳がん検診は資格取得者がいる病院で受けることが推奨されているんですよ。

私自身は、1件1件の撮影に丁寧に向き合い続け、マンモグラフィだけではなく、レントゲンやCT(コンピュータ断層撮影法)、MRI(磁気共鳴画像装置)など他の機械を使った検査においても幅広く撮影を行えるようになりたいです。そして、まだまだ低い乳がん検診受診率を上げるために、何かできることがあればと思っています。


医療従事者は忙しく、プライベートな時間を作るのが難しい印象がありますが、高橋さんはオンとオフをしっかり区別して、友人と過ごす時間や旅行を楽しんでいるそうです。そんな息抜きの時間があるからこそ、病院での検査や仕事に必要な勉強に集中して取り組めるのだと感じました。
診療放射線技師の資格は国家資格ですので、専門知識や技術を身に付けて働きたい人や進化する放射線治療に携わりたいと考えている人には、ぴったりの仕事かもしれませんね。


【profile】イムス札幌消化器中央総合病院 診療放射線技師 高橋紗綾(たかはし さあや)

イムス札幌消化器中央総合病院 http://www.ims.gr.jp/ims-sapporo/

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「診療放射線技師」
はこんな仕事です

医師の指示の下、診療放射線機器を使用し、レントゲン撮影をする仕事。診療放射線技師の扱う機器は幅広く、一般のエックス線の照射による撮影検査や、CT(コンピュータ断層撮影法)検査、MRI(磁気共鳴画像装置)などがある。ほかには、放射線照射でがんの治療などを行うことも多い。これらの検査が、医師の診断や治療の手助けとなる。また、健康被害を出さないために、患者が浴びた放射線量の管理、機器や装置の点検などで事故を防ぐことも重要な仕事である。

「診療放射線技師」について詳しく見る