【シゴトを知ろう】ムービーカメラクルー(撮影技師) ~番外編~

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【シゴトを知ろう】ムービーカメラクルー(撮影技師) ~番外編~

2017.05.23

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ムービーカメラクルー(撮影技師) ~番外編~

映画、テレビ、CMなどの映像を撮影するムービーカメラクルー。監督やディレクターの意図を理解した上で、照明や音声など多くのスタッフと共に撮影を進めるこのお仕事について、國枝礼樹さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 今はよほどの理由がないとフィルムで撮ることはない
  • 映像が好きだから、新しい機材や機能はすぐに試したい
  • 才能のある若い子は最初から明確な価値観がある

昔は徹夜が常識だった

――この業界に入って、最初に驚いたことは何ですか?

まずは撮影スケジュールですね。徹夜で撮影して、朝9時までとかありましたからね。朝5時くらいまでは勢いで行けるんですけど、そこからの1分1分が本当に長いんです! でも、監督を見るとなぜか目をキラキラさせていたりして(笑)。今は本当に少なくなったんですけど、私が入った時は徹夜が常識でしたね。


――仕事を始めたばかりの頃と比べたら、機材もすごく進化をしていますよね?

もう目まぐるしいです。私はフィルム撮影の助手で育ってきたので、最初はデジタルに弱くて大変でした。デビューした頃から、デジタルが日進月歩で入ってきたんですけど、当時はまだデジタルにするかフィルムにするかという場面で、フィルムが選ばれることが多かったんです。だけどデジタルの進化につれて、「フィルムは技術が必要でお金もかかる」「デジタルはその場でモニタリングできるので、依頼主も安心」という理由で、どんどんデジタルに移行していきました。今はよほどの理由がないとフィルムで撮ることはありません。

ドローンなどの新しい機材も使えるならば使いたい

――どんどん進歩していく機材は日々勉強されているんですか?

なるべくチェックするようにしています。毎年開催される、世界中の新しい機材が展示される機材展を見に行ったり、助手に新しい情報を教えてもらったりしています。勉強するというよりは結局、好きなんですよね。新しい機能があったら試してみたいし、どこが改善されて、どこが問題なのかは気になります。今、ドローンでの空撮が人気ですが、使えるならドローンや、その他の新しい機材も使いたいですね。


――やはりデジタルに移行していくことに葛藤や戸惑いもありましたか?

戸惑いはありました。また、当時はデジタルに弱かったので、打ち合わせで「こういう機材でいきましょう」と言われても、よく分からないので全然おもしろくありませんでした(笑)。でも、データの入出力や編集を勉強していくうちに、フィルムでは絶対にできないことも簡単にできることが分かったり、できることの幅がどんどん広がっていくのを実感して、また仕事がおもしろくなってきたんです。


――フィルムからデジタルへの貴重な変換期を体験してきたんですね。

映画だといまだにフィルムにこだわっている人も数多くいますし、やはりフィルムの画は最高なんです。でも、今ではパッと見ただけではフィルムとデジタルの境目が分かりづらくなってきていて、独特なシーンじゃないと確証できなくなってきています。

才能のある若い子は大抵、生意気(笑)

――今は安価で高性能な機材がたくさんありますし、発表する場もありますから、映像の仕事を目指す学生はたくさんチャンスがありそうですよね。

学生が一眼レフで予算もない中で自主映画を撮って上映し、それが広告代理店の人の目に止まって仕事に呼ばれるようになったり、いきなりカメラマンとして引っ張りだこになっている子もいますからね。みんなどんどん映像を撮って、発表していけばいいと思います。


――一緒に仕事していて、「この子は伸びるぞ!」っていう子は分かりますか?

分かりますよ。打ち合わせでも発言が他と違ったり、現場の動きを見ても見ているところが違ったりするんです。そういう子は実際、カメラを渡して作った画を見ても「へぇ~」と思わされます。実際、その後デビューして大物になった子がいます。またそういうヤツは大抵、生意気なんです(笑)。「仕事覚える前に敬語覚えろ!」と叱るんですけど、撮った画を見ると感心させられたりするんです。最初からできる子は、自分の明確な価値観がありますね。


――最初からセンスのない子も、努力でその差を埋められますか?

もちろん。私もそっち側の人間でしたが、現場に行けば映像の作り方が分かるし、センスが無くても、現場で感じたことには間違いありません。失敗しながら一つひとつ学んでいけばいいと思います。


デジタルが広げてくれた映像の新たな可能性。國枝さんのお話から、映像が好きだからこそ新しい機材や機能を積極的に取り入れているということ、若い世代にもたくさんのチャンスがあるということが分かりました。映像に興味のある人はどんどん映像を撮って、自分の価値観や感性を磨いていきましょう。

【profile】Cinematographer 國枝礼樹

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ムービーカメラクルー(撮影技師)」
はこんな仕事です

映画、テレビ、CMなどの映像を撮影するカメラスタッフで、ビデオグラファーとも呼ばれる。ただし、たとえば映画とテレビでは撮影スタイルも使用する機材も異なる。撮影する内容によって必要とされる技術が大きく異なり、専門分野が細分化している。また、監督やディレクターの意図を的確に理解し、照明などのスタッフと連携しながら動く仕事であるため、コミュニケーション能力が欠かせない。専門学校などで基礎的な技術を学び、制作会社に就職したり、フリーカメラスタッフの助手として働き出すのが一般的なパターンだ。

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