【シゴトを知ろう】ムービーカメラクルー(撮影技師) 編

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【シゴトを知ろう】ムービーカメラクルー(撮影技師) 編

2017.05.23

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ムービーカメラクルー(撮影技師) 編

映画・テレビ・CMなどの映像を撮影するムービーカメラクルー。監督やディレクターの意図を理解した上で、照明や音声など多くのスタッフと共に撮影を進めるこのお仕事について、フリーカメラマンの國枝礼樹さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • カッチリした物を違う方法でも表現できるのがプロの仕事
  • 必ずある終わりの達成感を味わうために頑張ってるところもある
  • 好きなことはうまくいくので、本当にやりたいことをやるのが一番

監督の意図に沿いながら、自分を表現していくことが重要

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください

CMやMV(ミュージックビデオ)、Web広告などの映像を撮影しています。マネージメント会社に所属しているのですが、基本的にはフリーランスとして個人で仕事を請け負っています。最初は撮影助手として見習いで入って、8年ほどみっちり修行してからムービーカメラクルーとして独立しました。現場では監督やディレクターの思い描く画や意図に沿った映像を撮ります。その中で自分を表現していくことが自分の仕事だと思っています。「カッチリした物をカッチリ撮るのか?」「なんとか違う方法で表現するのか?」どちらでもできるのがプロの仕事だと思っています。

<一日のスケジュール>
06:30 スタジオ入り
07:00 撮影準備
12:00 食事
13:00 撮影開始
20:00 食事~撮影終了・撤収


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

他の仕事と比べて評価が明確で、よければまた呼んでもらえるし、悪ければ次はありません。だから、一緒に仕事をした監督やプロデューサーがまた指名してくれて、次の仕事につながった時は、自分の仕事や頑張りをちゃんと見てくれていたんだなと思ってうれしいし、それがやりがいにもなりますね。また、撮影はチームワークが重要です。体力的・精神的につらい現場もありますが、照明や美術、制作の人と冗談を言いあったりケンカをしながら、なんとか乗り越えられた時には喜びを感じます。完成したCMやMVの視聴者の評価はあまり気にしませんが、「あのCMで売り上げが上がった」「あのMVが話題になっている」と、後々になっていい反応を聞くとやっぱりうれしいですね。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

あるテーマパークで2日間徹夜の撮影をしていたとき、途中から具合が悪くなったんですが、そんな中で撮影を続けたときはつらかったですね。どんなにつらくて大変な現場でも、必ず終わりがあります。その達成感を味わうために、頑張っているところもあるかもしれません。私はまだ経験していないですけど、映画は拘束時間も長くて、大変な環境だと思うんです。でも、試写会でエンドロールに自分の名前を見た時は「このためにやっていたんだろうな」と思えるだろうし、またやりたいと思ってしまうんでしょうね。この仕事には、そんな中毒性があるんです。

現場での一週間は学校での1年よりも勉強になった

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

北海道から上京してきて、2年ほど別の仕事をしていたんですが、映画に関わる仕事がしたいという夢がどうしても諦めきれなくて、親に頭を下げて専門学校に入学しました。その後学校に通いながら現場に入るようになって、撮影助手として働くようになりました。実際に現場に出てみると、現場での一週間は学校での1年よりも勉強になりました。実際に機材に触ったり、揉まれていく中で自分がどんどん成長していくのを感じました。


Q5.専門学校では何を学びましたか?

私の通っていた専門学校は何かを学んで、試験して単位を取るという感じではありませんでした。人間観察をして洞察力を学んだり、映画の名作のワンシーンから先生の解釈を聞いたり、興味深い授業が多くて、すごくおもしろかったです。また、先生に声を掛けていただいて現場に入るようになったので、今の仕事につながるキッカケになったという点でも、専門学校に行った意味はありましたね。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

子どもの頃、テレビで見た「スター・ウォーズ」に衝撃を受けて、録画したビデオテープが本当に擦り切れるまで見続けた思い出があります。とにかく映画が好きで、レンタルビデオ屋の新入荷の棚にある映画を全部見ていたような学生でした。その頃、たくさん見た映画は今の仕事にもすごく生きているし、役に立っていると思います。当時は映画監督になりたいと夢を描いていたんですけど、近からず遠からずでその枠の中には入れているので、現在の仕事にもつながっていると思います。

後まで残る仕事だから、自分のこだわりを貫くことが重要

Q7. どういう人がムービーカメラクルーに向いていると思いますか?

自分のこだわりを貫ける人ですね。この仕事では、周りの状況が見えすぎてしまうのもよくないんです。例えば撮影が押している時も、自分の納得する画やトーンになっていなかったら、周りのプレッシャーに負けずに「ちょっと待って!」と言えるくらいのこだわりがほしいですね。私たちの仕事って後まで残るんで、そこで少しモメてもいい結果を出すことができれば、きっと次につながると信じてやっています。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

好きなことはうまくいくので、本当にやりたいことをやっていくのが一番です。私も本当にやりたい仕事だったからこそ、何度怒られても失敗しても次の日にはまた現場に行って、諦めずにここまでやってこれたと思っています。やりたいことがまだ見つからない人は、それを探すために学校があると思うので、学校にいるうちにやりたいことを見つけて、その道を突き進んでください。


一度は就職しましたが、映画に関わる仕事がしたいという夢が諦めきれず、専門学校の門を叩いたという國枝さん。学生時代から現場に飛び込み、実際に仕事をしながらカメラを学んでいったという経験談は、貴重で参考になりますね。「本当にやりたい仕事だからこそ、ここまでやってこれた」という言葉にもすごく説得力があります。


【profile】Cinematographer 國枝礼樹

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ムービーカメラクルー(撮影技師)」
はこんな仕事です

映画、テレビ、CMなどの映像を撮影するカメラスタッフで、ビデオグラファーとも呼ばれる。ただし、たとえば映画とテレビでは撮影スタイルも使用する機材も異なる。撮影する内容によって必要とされる技術が大きく異なり、専門分野が細分化している。また、監督やディレクターの意図を的確に理解し、照明などのスタッフと連携しながら動く仕事であるため、コミュニケーション能力が欠かせない。専門学校などで基礎的な技術を学び、制作会社に就職したり、フリーカメラスタッフの助手として働き出すのが一般的なパターンだ。

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