【シゴトを知ろう】大使館スタッフ ~番外編~

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【シゴトを知ろう】大使館スタッフ ~番外編~

2017.04.12

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】大使館スタッフ ~番外編~

大使館の存在を広く知ってもらうため、そしてアメリカと日本がさらなる交流を深めるため、広報・文化交流部の増田さんはさまざまな映像作品を制作してきました。ニュースやネットでも話題になった「恋ダンス【アメリカ大使館・領事館バージョン】」の制作秘話など、大使館での映像制作業務を中心にお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 「恋ダンス」がキッカケで、ケネディ前大使と日本人の交流が盛んになった
  • 自分自身の失敗を生かして、ビザ取得の説明ビデオを作った
  • 高校生だからこそ、やりたいことに迷わず挑戦してほしい

ケネディ前大使は明るくて日本が大好きな方

――アメリカ大使館では映像とビジュアル制作を担当されているということで、「ケネディ大使から日本の皆さんへ御礼のメッセージ」や「恋ダンス【アメリカ大使館・領事館バージョン】」も増田さんが担当したと聞いて驚きました!

多くの方に楽しんでいただけたようでうれしいです。ケネディ前大使は着任前から日本とさまざまなご縁があったようで、彼女の親日家の一面を伝えることができた動画になったと思います。「恋ダンス」の動画でも踊っていましたが、水泳、サイクリングなど運動好きで、とてもアクティブな方でした。若い方たちと交流を持つことに関心が高く、ポップカルチャーにもアンテナを張っている、聡明でありながら明るくお茶目な方でしたので、相性のいいコンテンツになりました。

ケネディ大使から日本の皆さんへ御礼のメッセージ


恋ダンス【アメリカ大使館・領事館バージョン】



――あのような動画を大使館が作ることにはどんな意義があるのでしょうか?

「恋ダンス」の動画が公開されてから、学生さんなど、今まで大使に話しかけるのにちゅうちょしてしまった人たちが「恋ダンスの動画見ました!」と、会話のキッカケにしてくださることがすごく増えたんです。ご本人はそれがなによりもうれしかったようで、ダンスという非言語コミュニケーションだからこそ、言葉や社会的な垣根も超えて人と人とが交流できる素晴らしい草の根外交ツールになったんですね。この部分に一番大きな意味があったと思います。


――今はどんなプロジェクトに取り組んでいますか?

福岡のアメリカ領事館と一緒に熊本県の協力を得て、熊本地震から1年となる4月にむけて熊本県民のみなさんにエールを送るビデオを共同制作しています。「くまモン体操」というダンスがあるんですが、それを米国空軍太平洋音楽隊がカバー演奏した音楽に合わせてアメリカ人と県民のみなさんが踊る様子や、アメリカからのビデオメッセージが編集されたものになります。熊本城での撮影では、くまモンと350人の地元の方が協力してくださいました。素敵な動画に仕上がると思います。

「ビザ面接の手順」の映像は、失敗経験があったからこそ作れた

ウェブドラマの撮影風景

ウェブドラマの撮影風景

――他に今まで制作した映像には、どんなものがありますか?

「アメリカ非移民ビザ面接の手順」というビデオを制作しました。大使館の中はセキュリティが厳しく一般の方は撮影もできませんし、携帯電話も入口で置いていかなくてはならないので、こういったビデオは大使館スタッフしか作れないんです。ビザ面接と聞くとすごく大変そうに思う人もいると思うのですが、「そんなに難しくないんですよ」ということを伝えるために、大学生の女の子がビザを取得するまでをストーリー仕立てにして撮りました。例えば、9時にアポイントメントを取った場合、日本人の感覚だと8時半に来て待っていたりするんですが、アポイントメントタイムは、面接を受ける時間ではないので、「9時に到着すればいいんですよ」など、よくある誤解や疑問に答えています。

アメリカ非移民ビザ面接の手順



――ビザを取りに行くのが不安な人も、それを見ておけば安心ですね。

そうですね。「面接だからといってスーツを着てくる必要もないですよ」や、「英語力を審査したりしませんよ」など、安心して来ていただけるように制作しました。実際、ビザ申請を終えた方から「これを見て安心して面接に臨めました」との声をいただいて、すごくうれしかったです。これは私が入館したばかりの頃に作ったビデオで、自分でも学生ビザや就労ビザの申請をした経験を元に制作しました。面接予約時間に到着して大使館入口に長蛇の列ができているのを見て焦ったり、証明写真では前髪が目にかかっていて大使館内で写真を取り直したり、ビザ面接の時にハラハラする瞬間が何度もあったので、それでも大丈夫だったよという実体験を生かせてよかったですね(笑)。

高校生で物を知らないからこそ無茶ができる

アメリカ海軍横須賀基地での撮影後の集合写真

アメリカ海軍横須賀基地での撮影後の集合写真

――高3の時、アメリカに交換留学されていたそうですが、留学のキッカケは?

幼少の頃から海外に行きたいと思っていたんですが、高2の夏に「今留学に行かなかったら、なんとなく受験をして大学に進学して、留学できないまま一生後悔するのでは?」と急に思ったんです。それで急いで交換留学の資料を取り寄せて、締切が過ぎていたのに応募しました(笑)。今考えるとすごく衝動的ですが、高校生で世間知らずだったからこそ、そんな無茶もできたと思うんです。あの時は「行かなきゃ!」と強い気持ちだけで、友達にも親にも相談せずに願書を出しましたから。高校での留学経験は人生をより自分らしく生きられる方向へシフトしてくれた大きな転機になりました。大人になるとさまざまなことを現実的に考え過ぎてしまいますけど、高校生ならあまり考えずに行動できる部分があるんです。ですから、これを読んでいる高校生の方もやりたいことがあれば、迷わず挑戦してもらいたいです。留学に興味がある人は、大使館が制作している「留学推進ビデオプロジェクト」(https://americancenterjapan.com/abroaderview/)も参考にしてください。


近くにいたからこそ分かるケネディ前大使の魅力など、貴重なお話を聞かせてくださった増田さん。高校生の頃、衝動的に決めた留学で自分の道を切り開いた経験を踏まえて語る、「高校生には迷わず挑戦してもらいたい」との言葉もすごく説得力がありました。

【profile】アメリカ大使館 広報・文化交流部 増田奈保子

この記事のテーマ
語学・国際」を解説

外国語を自在に使い、コミュニケーションを図る表現力を実践的に学びます。国際情勢などの知識、情報を収集する好奇心、語学力向上の努力が常に求められます。資格取得を目指すカリキュラムもあります。将来の仕事としては、日本語と外国語を翻訳・通訳することで双方の意志疎通の手伝いをするなど、海外との橋渡しをする職業が考えられます。

「語学・国際」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「大使館スタッフ」
はこんな仕事です

日本にある外国の大使館に勤務するスタッフ。大使館にも経理や広報、政治、文化、ビザ発行など、多様な部署があってそれぞれ働く人がいる。大使の不在時にも大使館の業務を維持し、新任大使には的確な情報や知るべき日本文化を伝える業務を担う。職種は秘書や通訳から事務職員、ドライバーなど幅広い。採用は欠員が出たときのみの不定期が基本だが、短大や大学で国際関係、政治、経済などの勉強をし、検定や留学で英語や諸外国語を学んでおこう。採用時に即戦力が求められるので、希望職種に応じたスキルを養っておくべきだ。

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