高校生がグローバルな課題に挑戦! 全国から集まった84校のハイレベルな研究発表の頂点を決める「SGH甲子園2017」を徹底リポート!

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高校生がグローバルな課題に挑戦! 全国から集まった84校のハイレベルな研究発表の頂点を決める「SGH甲子園2017」を徹底リポート!

2017.04.11

提供元:マイナビ進学編集部

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高校生がグローバルな課題に挑戦! 全国から集まった84校のハイレベルな研究発表の頂点を決める「SGH甲子園2017」を徹底リポート!

3月19日、全国規模で初めて「スーパーグローバルハイスクール(SGH)甲子園」が行われました。「スーパーグローバルハイスクール(SGH)甲子園」とは、文部科学省に指定された全国各地の高校が一同に会し、課題研究の成果を競い合う日本最大規模の発表会のこと。環境問題や難民問題、福祉、女性の社会進出についてなど、課題研究を通じて学びに向かう力を伸ばし、将来世界で活躍する人材をめざします。今年はSGH指定校の中から、84校が参加しました。

この記事をまとめると

  • グローバルな課題に高校生が取り組む、国内最大規模の研究イベント
  • 科学や経済など、さまざまな分野の研究発表と講評を通じて学びを深める
  • 自分たちが担う未来の課題に関するプレゼンに、熱い議論が飛び交う

AI、少子高齢化、インバウンド…変わりつつある未来で必要とされる新たな能力

今年度から全国大会となり、一気に注目度が高まった「スーパーグローバルハイスクール(SGH)甲子園」。オープニングセレモニーでは、今話題となっているテーマであり、高校生にとっても影響が大きい「人工知能(AI)」についてのスピーチがありました。AIは今後急速な発達が予想されていて、現在の高校生が働き盛りの30~40代になる頃には、職業の約半数がAIに移行されていくと考えられています。そのため、AIや科学技術の発達に伴い、高校や大学で身に付けるべき資質が変わってくることが予想され、本イベントの核となる部分でもある「学習し続ける能力」と「問題を発見する能力」が重要視されているのです。
また、開会の挨拶では2040年までの予測的な人工推移による「少子高齢化問題」や「インバウンドによる影響について」などの課題を絡めた話も展開され、今すでに身近に起こっている現象と、近い未来を想定した時代の移り変わりについての話題に、高校生たちも興味津々。より一層学ぶ意欲をかき立てられていました。
セレモニーの締めくくりには、参加校の最北・最南端2校の学生が意気込みを発表。その後、参加する84校の代表者が1名ずつ檀上に上がり、全員で開会宣言を行いました。

徹底した情報収集力と深い考察を通じて、学ぶ力と意欲を育む

今回、プレゼンテーションには25チーム、ポスター発表は昨年度よりも倍以上多い209チーム、さらにグループディスカッションには16校から18名の生徒が参加しました。
プレゼンテーションは、5チーム×5会場で同時に行われ、出入りは自由。どの会場も大勢の来場者が、生徒たちの発表に耳を傾けていました。発表言語は日本語と英語に分かれていて、登壇者もチームや個人などさまざま。とあるグループは「2030年のスマートグリッドに関するシナリオプランニング」をテーマに発表を行いました。スマートグリッドとは電力供給をコンピューターで管理するシステムのこと。2030年までに国内でどれほど普及するのかを、シナリオプランニングという未来予測方法で分析し、4パターンの未来を想定していました。
プレゼン後の質疑講評では、教授陣からの鋭い質問にも的確に返答。「資料を公表している場所によって調査結果も少しずつ異なってくるので、どの資料を参考にするのかということも重要なポイント」など、今後に向けて伝えられたアドバイスもしっかりと受け取っていました。
その他にも、「女性の管理職・政治家としての社会進出について」や、パームオイルの廃液を分解する「油分解微生物による環境保全について」など、多彩な発表が行われていました。

身近な話題からグローバルな課題まで、自分たちが担う未来について真剣に考える

課題研究のポスター展示では、特に「高校生ビジネスプラン・グランプリ」で優勝した「ビビック~安全な蚊除け商品開発ブランド~」が注目の的に。フィリピンで蔓延している子どものデング熱対策として考案された蚊除けグッズ製作のビジネスプランで、多くの来場者が足を止めていました。
また、オープニングセレモニーでも触れられたAIについての発表も。今後、人間がAIにどのような職業を取って代わられてしまうのか、また共存するために人間がどのような力をつけていくべきかなど、人間とAIが共存する融合社会の作り方を提案し、来場者と熱い議論を交わしているチームもありました。
1つのテーマに6名が集い意見交換を行うグループディスカッションでは、「日本の学校を9月入学化することの課題と解決策について」がテーマの一つに。「日本は4月始まりでタイムロスが生じるため、海外留学が盛んではない。また留学生が帰国して就職する際にもタイムロスが生まれてしまうので、企業も9月始まりにするべき」という生徒や「まずは高校・大学を9月入学に移行し、全国的な連携体制が必要なので研究・サポートチームの設立を提案する」という生徒など、さまざま考えが飛び交いました。自己紹介、役割分担、発表と進め方は自分たちで舵を取り、各々で調べてきた事項を交えて意見をはっきりと主張しながらも互いの意見に真剣に耳を傾けている姿は、聴衆はもちろん、講評側の先生たちをも圧倒していました。
課題研究を通じて国内外のフィールドワークを実施し、自身の目で見聞を広げ、挑戦した高校生たち。今後、自分たちが背負っていく未来のことを考える、良いきっかけとなったことでしょう。