【シゴトを知ろう】邦楽家 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】邦楽家 ~番外編~

2017.04.20

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】邦楽家 ~番外編~

幼い頃から琴一筋。現在では海外での演奏にオリジナル曲の制作と、幅広い活動をされている箏(琴)奏者の明日佳さん。邦楽から広がる新たな世界を感じさせてくれる彼女に、今回は番外編として、琴奏者ならではのエピソードや今までの演奏で印象的だったこと・良い演奏家とはどんな人かなど、いろいろなお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 琴は「調絃」や演奏準備が必要な楽器だと理解してもらえるよう配慮している
  • 良い演奏家とは、言葉がなくても言葉を発せられるような演奏が出来る人
  • 夢や目標があるなら、まず行動することが何より大切

――明日佳さんが今まで演奏された曲で、特に思い出深いものについて聞かせて頂けますか?

一昨年のことですが、初めて自分が作った曲を演奏したときは嬉しかったですね。ひきこもってつくった曲を初めて人前で演奏したときはやはり嬉しかったです。
今の自分をダイレクトに表現して、それを聴いてもらえているという実感がありました。「花緑青に足拍子(はなろくしょうにあしびょうし)」という曲です。


――明日佳さんのWebサイトで試聴出来る曲ですね。私も聴かせて頂きましたが、8分半もの壮大なイメージのあの曲が、初めて作った曲だったとは驚きました!

作っているうちに、いつの間にかあの長さになってしまいました(笑)。それから今までに、オリジナルの曲は20曲ほどつくりました。

無我の境地の演奏に、お客さんも交わって空間をつくれたら最高

――明日佳さんが演奏でこだわっているポイントは、どんなことでしょうか?

こだわりというか、学生時代に何度か自分の無意識の中で勝手に演奏できていると思うときがあって。「こうしたいからこうする」という意識がなくて、指が勝手に動くというイメージです。そういうときは自分もリラックスしていて、心地よく演奏できますね。


――無我の境地、のような感じでしょうか。

まさに無我の境地の感覚です。常にそんな状態で演奏できたらいいなと思います。なかなかそういう感覚になれることは少ないのですけれど、そこにお客さんも交わって空間をつくれたら最高だなと思いますね。


――琴奏者として、日頃から気を付けていることは何かありますか?

琴の場合、曲によって調律(*1)を変えなくてはいけないので、弾く前に“調絃”という作業が必要になります。洋楽器でいうチューニングですね。他の楽器の奏者の方と一緒に演奏する際には、リハーサルなどでも調絃の時間を取って頂く必要があるので、それをしっかりと事前に伝えられるように気を付けています。
琴演奏の間では当たり前の習慣ですが、他の方々にとってはそうではないので……。準備にも片付けにも時間が掛かる楽器だということを説明し、理解して頂けるようにしています。

*1調律:楽器の音高を、演奏に先立って適切な状態に調整すること。

印象深いダンサーチームとのコラボレーション、驚きだった王女様の目前での演奏

――今まで国内外でいろいろなイベントに出演されてきた中で、印象深かったことを教えて下さい。

ムービー制作でノルウェーの「クイッククルー(*2)」というダンサーチームと一緒に演奏させて貰ったことです。私のWebサイトのトップページでも視聴出来る「Quick Crew / Strawhatz「KOTO」feat.明日佳 & DJ UPPERCUT」というムービーです。

ダンスの振付にあわせて、即興で音をつくりました。「少し速いフレーズが欲しい」とリクエストを受けて、ダンサーさんのイメージで音を作り、それを聴いてもらってダンスの振付が決まって……という作業を繰り返して、スピード感のある制作が出来ました。
今までにない経験だったので楽しかったですし、こういう曲の作り方もあるんだなと感じました。

*2 クイッククルー (Quick Crew): 2006年にノルウェーで結成されたヒップホップダンスチーム。世界各国でパフォーマンスを行い、世界中で絶大な人気を誇っている。


―― 2014年にタイ王国大使館主催の場で、タイ王国王女殿下へのソロ御前演奏も行われたとのことですが、そのときのことについて伺えますか?

実はそれは、急に頂いたお話だったんです。タイの王女様がお琴の演奏が聴きたいと、知人を通じて私にご依頼が来たのですが、その知人からのメールには「ソロで45分演奏してほしい」という情報しかありませんでした。実際に会場に到着すると、タイの王女様が目の前にいらして、すごく仰々しい雰囲気の中での演奏で本当に驚きました。
しかし、王女様が演奏に喜んで下さって、その後お琴を実際に弾いてみて下さったりと楽しまれているご様子でしたので、私も嬉しかったです。 


――お仕事における、明日佳さんの座右の銘を伺えますか?

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」です! 夢や目標があるなら、まず行動することが何より大切だと思います。


――最後に、明日佳さんの考える良い邦楽家とはどんな方でしょうか?

邦楽に限らず全ての演奏家に言えることだと思うのですが、言葉がなくても言葉を発せられるような演奏が出来る人は良いなと思っています。そして私も、そんな演奏家を目指しています。

王女殿下の目前演奏をも楽しみ、琴奏者として前例のないことにも次々とチャレンジしている明日佳さん。お話から、今まで邦楽家・日本の伝統楽器というものに対して持っていたイメージが変わった人も多いことでしょう。
実際の演奏を聴いてみたいと思ったら、ぜひ明日佳さんのWebサイトも訪れてみて下さい。そして明日佳さんが仰るように、どんな夢や目標も無理だと諦めず、ますは小さなことからでも行動してみましょう。

【profile】生田流 箏(琴)奏者・十七絃奏者、作曲家、編曲家 明日佳(吉崎明日佳)
明日佳さんのHPはこちら

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「邦楽家」
はこんな仕事です

日本の伝統的な楽器である三味線・琴・尺八・鼓などを演奏する。主な活動の場は、能楽・雅楽・日本舞踊・浄瑠璃・歌舞伎などの伝統芸能のほか、演奏会・コンサート・演歌の伴奏や教本のためのレコーディングなどがある。最近では、CMや現代舞台・イベントなどでも注目を集めている。キャリアとしては、楽器ごとの家元・師匠の下で稽古をつけてもらいながら、演奏者や指導者として活躍のチャンスをつかんでいく人が多い。長唄・常磐津・清元といった三味線音楽を基礎から習得したい人は、狭き門ではあるが有名劇場などの養成所に入る道もある。

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