【シゴトを知ろう】スポーツ用品メーカーで働く人 ~番外編~

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】スポーツ用品メーカーで働く人 ~番外編~

2017.05.09

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】スポーツ用品メーカーで働く人 ~番外編~

ヨネックス株式会社で、テニスラケットの開発に携わっている平賀徹さん。年間10本前後のラケットを世に送り出し、トップ選手が使用するモデルも手掛けているそうです。そんなラケット開発のお仕事ならではのやりがいや、大変な部分、そして今後の夢など、今回は番外編としてたくさんのお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • スポーツ用品開発で大事なのは、どういうものが喜ばれるか考えること
  • 手掛けた製品を使う日本人選手の活躍を身近に感じられる
  • デザイン・性能ともに、紆余曲折を経て良い製品が完成する

大学で学んだプロダクトデザインが開発の強みに・技術面は会社で学んだ

――平賀さんのお仕事は、デザイン・性能面トータルでのラケット開発とのことですが、皆さんトータルで手掛けられているのでしょうか?

そうですね、僕のいる部署にはデザインだけ、または性能だけを手掛けている人はいません。各自がデザイン・性能の両方を考えています。ラケット開発の社員の多くは理系出身で、物理学や材料に関する知識を学んだ人がほとんどです。僕のように、大学でデザインを学びラケット開発の仕事をしているというのは珍しいパターンだと思います。
しかし、開発の仕事で大事なのは、自分たちが技術を持っていることではなく、お客様にどういうものが喜ばれるかということを考えること。その辺りは大学で学んだプロダクトデザインの工程が生きているかなと思います。誰のために・いつ・どういうものが求められているのかという視点を大事にしています。僕の強みはデザイン面なので、足りない技術面は入社後に先輩や工場の方に助けてもらいながら学びました。

思い出深い、伊達公子選手と共同開発したラケット

――お仕事の中で特に思い出深かったことはありますか?

思い出深いのは、伊達公子選手と共同開発したラケット「S-FiT Radia」ですね。伊達さんは、僕自身も小さい頃からテレビで観ていた選手なので、最初はお会いできるというだけでも緊張しました。伊達さんも納得がいくラケットを作れるように、何度か打ち合わせを重ねて最終的には気に入って頂けるものを作ることができました。完成品を使って頂いたあと「このラケット良かったよ!」と言って頂けたことは本当にうれしかったですし、ほっとしましたね。

人気商品の新モデルは、今までの良さと新しさのバランスに苦労

――本日お持ち頂いているラケット(トップの写真で平賀さんが持っているもの)についてのお話も少し伺えますか?

「VCORE Duel G」というラケットですが、 これもデザインで苦労した製品の一つで、完成するまでに紆余曲折ありました。当初もう少し緑が強いグリーンベースのものと、黒に近いネイビーベースのものの2種類の候補がありました。
僕としてはどちらも同じくらい良いデザインだと思っていたんですが、ギリギリまで決まらず、結局「両方を合わせたような、もっと良いものつくれないか?」という話になり……(笑)。
それで何とか絞り出し、最後は一部分にグリーンを入れて、ベースをブラックにした案に決まりました。
その後スタン・ワウリンカ選手が来日した際に見て頂く機会があり、デザインを褒めて頂けたので、根気よく粘って良かったと思います。


――ラケットのデザインが決まるまでには苦労も多いのですね。性能についてもそうなのでしょうか?

はい。とくに人気商品の新しいモデルを開発するときは大変ですね。今まで愛用していたお客様にも満足してほしいですし、なおかつ新しいと思われるものを作らなくてはいけないので、そのバランスは毎回難しいところです。

常に相手の気持ちをくみながら、思いやりを持った行動をしたい

――お仕事における座右の銘・好きな言葉はありますか?

仕事中に限りませんが、学生時代から思いやりは大事にしています。部活中、後輩に指導する際に先輩から「思いやりを持って」と言われたことで、改めて意識するようになりました。
ラケットを使ってくれるお客様に対しての思いやり、一緒に仕事をしてくれる同僚にも……。常に相手の気持ちをくみながら、思いやりを持った行動をしたいと思っています。

――最後に、これからの平賀さんの夢や目標を教えて下さい。

ヨネックスといえばバドミントンのラケットで知られることが多いですが、テニスラケットでもナンバーワンメーカーを目指して、世界に良いものを発信できるようにしたいです。そのために会社全体で協力して頑張っていきます!



スポーツ用品の開発は、さまざまなニーズに応えながら形にしていかなくてはならない大変な面も多いお仕事ですが、その分やりがいも大きいことが伝わるお話ですね。平賀さんが大事にしている「常に相手の気持ちをくみながら、思いやりを持った行動」を意識することは、将来の仕事に限らず今からでも、周りの友人や先輩後輩に対して心掛けることができそうですよ。


【profile】ヨネックス株式会社 製品開発部 平賀徹
http://www.yonex.co.jp/tennis/

この記事のテーマ
健康・スポーツ」を解説

スポーツ選手のトレーニングやコンディション管理に関わる仕事と、インストラクターなどの運動指導者として心身の健康管理やスポーツの有用性を広く一般に伝える仕事に大別できます。特に一般向けは、高齢化の進展や生活習慣病の蔓延が社会問題化する中、食生活や睡眠も含めて指導できる者への需要が高まっています。授業は目指す職業により異なります。

「健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「スポーツ用品メーカーで働く人」
はこんな仕事です

スポーツ用品のメーカーで、スポーツを支えるさまざまな用具の企画、デザイン、販売を行う仕事。一般ユーザーに向けた店頭販売品から、学校を中心とした法人向けの品、世界的に活躍するトップアスリートからオーダー品まで、さまざまなスポーツ用品と関わる。企画したものをカタチにするクリエーティブな仕事であるため、ものづくりが好きな人に向いている。また、スポーツに密接する専門的な業務が多いことも特徴なので、スポーツに関する専門知識を持つ人だとなお望ましい。

「スポーツ用品メーカーで働く人」について詳しく見る