【シゴトを知ろう】レスキュー隊員 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】レスキュー隊員 ~番外編~

2017.05.02

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】レスキュー隊員 ~番外編~

「レスキュー隊」と聞くと、報道などで目にするオレンジ色の服を思い浮かべる人も多いはず。迅速かつ的確な救助活動を行うために、隊員の皆さんは日頃どんなことを心がけているのでしょうか。相模原市消防局特別高度救助隊「スーパーレスキューはやぶさ」の守屋佑樹さんに伺いました。

この記事をまとめると

  • 一般的な救助用器具の他さまざまな資機材・車両を装備
  • 救助活動をする先輩の姿を見て「レスキュー隊員になりたい」と思った
  • 勤務中の食事は自分たちで作っている

身につけた知識を自らの力に変えていく

――救助活動のためにどのような資機材が備えられているのですか?

特別高度救助隊では一般的な救助用器具の他にも、さまざまな資機材や車両を装備しています。例えば私たち「スーパーレスキューはやぶさ」には、倒壊した建物や土砂崩れなどの災害現場で生存者の心肺活動を検知する「電磁波探査装置」や、二酸化炭素で要救助者の場所を特定する「二酸化炭素探査装置」、CCDカメラ・ソナー・自動潜降機能などを持つ「水中探査装置」などが装備されています。


――資機材について勉強しなければいけないことも多そうですね

実際の災害現場を想定した訓練の他、資機材の性能や取り扱い方、どのような場合に使うのかなどを学ぶ教育訓練が実施されています。経験豊富な隊員から学ぶことも多いですね。どれだけ勉強しても尽きないほど、覚えることは本当にたくさんあります。時には「もうこれで大丈夫かな」と思いたくなりますが、やっぱりそれではダメなんですよね。どんなに高度な資機材でも適切に使えなければ意味がありません。一つひとつの学びを深め、しっかりと自分の力に変えていきたいと思います。

レスキュー隊を志す転機になった研修中の救助事案

――仕事において転機になった出来事はありますか?

消防学校を卒業した後の研修期間中に、とても大きな救助事案が起こりました。私も先輩と共に現場に向かったのですが、何もできませんでした。消防学校を卒業したら何でもできるような気になっていたのですが、「自分はまだ何も知らないんだ」と痛感しました。勉強で知識を身につけることはもちろん大切ですが、経験を積まなければ対応できないこともたくさんあります。人を助けることの大変さを身をもって感じ、全力で救助にあたる先輩たちの姿を見て「自分も救助隊になりたい。人を助ける力になりたい」と強く思いました。自分の目指すものが明確になった、人生のターニングポイントともいえる出来事です。


――不安を感じた時はどのように乗り越えているのですか?

部隊の中で話をすることが大事ですね。つらい時に正直に「つらい」といえるのは、やっぱり同じ部隊の仲間です。不安なことも話せばラクになりますし、もっと良くしていくためのディスカッションもできます。災害に同じ現場はありません。だからこそ、常に自分たちのベストを尽くしながらも、その最高点のレベルを上げていかなければならないのです。「これでいい」と現状に満足するのではなく「もっと連携できたのではないか」「こんな時はどうするのか」と成長していかなければ、大規模化する災害に対応できなくなってしまいます。そのためにも隊員同士のコミュニケーションは非常に重要だと思います。

大雨・大雪・台風などの気象情報はこまめにチェック

――休日の過ごし方や体調管理など、普段意識していることはありますか?

体力作りや勉強など自己研鑽(けんさん)に努めています。中でも体調管理は大切ですね。災害や事故はいつ発生するか分からず、「今日は体調が悪いからうまくいかなかった」ということは許されません。食べ過ぎや飲み過ぎがないよう心がけ、休日でも勤務前日にお酒は飲みません。
また大雨や大雪などの災害時には、勤務日でなくても呼び出しがかかることがあります。「この日は台風が来そうだな」「時期的に大雪になりそうだ」など、普段から気象情報をこまめにチェックしていますね。また、そのエリアだけでは対応できない大規模災害が起こった時に他の地域の消防機関がサポートする「緊急消防援助隊」という仕組みがあり、管轄以外の地域で起こった災害についても常に気を配っています。


――勤務中の食事はどうしているのですか?

休憩時間などを利用して自炊しています。消防職員はおそらくみんな家事全般ができると思いますよ。消防署の“伝統料理”もありますが、主に若手職員が献立を考えて調理をしています。私が好きなメニューはカレーライスです(笑)。



訓練や勉強など研鑽を続けなければ、危険な現場で臨機応変な対応をとることは難しいのですね。隊員の皆さんは常に「もっと良い方法があったのでは」と話し合い、救助活動に生かしているそうです。レスキュー隊は人を助けることはもちろん、自分自身も大きく成長できるお仕事だといえますね。


【profile】相模原市消防局 相模原消防署警備課本署 特別高度救助隊 守屋佑樹

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「レスキュー隊員」
はこんな仕事です

正式名称は特別救助隊。火災や自然災害、交通事故などに対応する、人命救助の専門部隊。消防官の中でも、とりわけ優れた技能と体力を持った者が選出され、特別な専門トレーニングを受けて配属される。全国の消防本部、消防署に配置され、地域によっては水難救助隊、山岳救助隊などもあり、まさしく人命救助のエキスパート。大規模災害時はもちろん、NBC(核兵器・生物兵器・化学兵器)やテロ発生時にも、高度な人命救助活動を行う。人の命を尊ぶ精神を持ち、体力のある人にこそ、ふさわしい職種だといえる。

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