【シゴトを知ろう】レスキュー隊員 編

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【シゴトを知ろう】レスキュー隊員 編

2017.05.02

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】レスキュー隊員 編

レスキュー隊は正式名称を「特別救助隊」といい、大規模な災害や事故の発生時に最前線で救助活動にあたる部隊です。その中でも「スーパーレスキュー」「ハイパーレスキュー」と呼ばれるのが、特別高度救助隊。専門的かつ高度な教育を受けた隊員で構成される、人命救助のエキスパートです。相模原市の特別高度救助隊「スーパーレスキューはやぶさ」隊員の守屋佑樹さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 高度な知識・技術と装備で救助活動を行うのが「スーパーレスキュー」
  • 予期せぬ状況にも対応する臨機応変さが求められる
  • 責任感と最後まで諦めずやり抜く力が必要な仕事

大規模災害・インフラ事故・テロの脅威などに24時間体制で備える

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください

私が所属しているのは、「スーパーレスキューはやぶさ」の愛称で呼ばれる相模原市消防局の特別高度救助隊です。全国には市町村または地域ごとに消防局(消防本部)が設置されており、相模原市消防局では市内に4つの消防署を置いています。そして消防署から災害時に出動するのが、災害現場を指揮する指揮隊、消火活動を行う消防隊、傷病者への救急活動を行う救急隊、はしご車などを運用する特車隊、そして人命救助に特化した救助隊です。
その中でも特別高度救助隊は、大規模地震などの自然災害、鉄道などインフラに関わる事故、世界的に高まるテロの脅威などに対応するために設置された部隊です。高度な救助技術とNBC災害(*1)にも対応できる特殊な資機材を備え、迅速かつ的確に人命救助にあたることを使命としています。勤務形態は24時間のシフト制で、1日勤務したら2日休み、というサイクルを繰り返します。

*1 NBC災害:放射性物質(nuclear)・生物剤(biological)・化学物質(chemical)による特殊災害のこと

<一日のスケジュール>
9:00 勤務開始、前の勤務部隊からの引き継ぎ
午前中 車両や資機材の点検、業務、訓練など
12:15 昼食
13:00 業務、訓練など
17:00 夕食
18:00 無線や灯火などの点検、業務、訓練
23:00 仮眠(1時間交代で夜間勤務)
6:10 朝食、車両の手入れ、資機材の点検、清掃など
9:10 次の勤務部隊への引継ぎ、勤務終了
* 出動要請があれば時間に関わらず直ちに出動します


Q2. 仕事のやりがいは何ですか?

私たち救助隊が向かう現場には、災害や事故で困っている人、危険から逃げることが難しい人がいます。そのような困難な状況に立ち向かい人命を救助できた時には、やはりやりがいを感じます。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

どんな現場においても、私たちは「必ず助ける」という強い使命感を持って救助活動にあたっています。しかし時には通報時点で救助隊の手が及ばないような厳しい現実を目の当たりにし、つらくやりきれない思いを感じることもあります。
また、災害現場では常に臨機応変な対応が求められます。事前情報から予測を立てていても、正しい状況は現場に到着してみないと分かりません。予期せぬ事態に直面した時いかに冷静な判断を下せるか。それには知識はもちろんのこと、普段からの意識付けが大切です。困難な状況下でも自分たちの力を最大限発揮するため、「救助できて良かった」で終わるのではなく、「他に方法はなかったか」「要救助者がいち早く普通の生活に戻れるようになるためにどうすればいいのか」と考え、部隊で話し合っています。

採用試験の失敗が気持ちを奮い立たせるきっかけに

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?

高校卒業後は親元を離れて自立したいと考え、担任の先生に相談したところ「消防士がいいのではないか」とすすめられました。そこで採用試験を受けたのですが、結果は不合格。「このままで終わりたくない」という悔しさが沸き上がり、そこから本気で消防士を目指すようになりました。


Q5. この仕事に就くために学んだことは?

消防士採用試験の勉強のため、専門学校に2年間通いました。一度試験に失敗して目標が明確になったからこそ、諦めずに続けることができたのだと思います。その時人生で初めて勉強が楽しいと思いましたね(笑)。
消防職員として採用が決まると、消防署へ正式に配属される前に消防学校へ通うことになります。寮生活を送りながら、消火や救急、救助など消防の基礎を学びました。その後研修配属を経て消防隊で経験を積み、救助隊に任命されました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代は将来の夢よりも目の前のことを考えるので精一杯でした。部活でずっとサッカーをやっていて、そこで学んだ団結力や向上心、継続することの大切さは、現在の仕事にも生かされていると思います。あと体力もつきましたね(笑)。

今しかできないことを真剣に。それが将来の力につながる

Q7. どういう人がレスキュー隊員に向いていると思いますか?

責任感のある人。どんな場面でも責任感のある人は信頼されますし、周りに「この人なら大丈夫」という安心感を与えられますよね。職種に関わらず、社会人としてとても大切なことだと思います。
そして消防の仕事に必要なのは、物事を最後までやり遂げる、諦めない気持ちです。また、他人の気持ちに寄り添える優しさを持った人も向いていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

高校時代には楽しいことの他、不安や悩みを抱える場面もあるでしょう。でも今、日々の中で感じているいろいろなことが、きっと将来の力になります。目の前の問題に対して「何となく」でやり過ごさず、真剣に取り組んでみてください。一生懸命やったことは、回り回っていずれ自分に返ってくるはずです。「あの時こうすればよかった」と後悔しないように、今しかできないことに真摯に向き合ってほしいと思います。



「スーパーレスキューはやぶさ」という愛称は、市民からの公募によって決まりました。そこに込められているのは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)相模原キャンパスがプロジェクトの中心的な役割を果たした小惑星探査機「はやぶさ」にちなみ、隊員が危険な任務を全うして1人でも多くの人を助け、必ず戻るという願い。また消防活動に求められる迅速性に合致する、鳥のハヤブサの素早いイメージです。この愛称からも、レスキュー隊の皆さんがどれほど地域から信頼されているのかをうかがい知ることができますね。


【profile】相模原市消防局 相模原消防署警備課本署 特別高度救助隊 守屋佑樹

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「レスキュー隊員」
はこんな仕事です

正式名称は特別救助隊。火災や自然災害、交通事故などに対応する、人命救助の専門部隊。消防官の中でも、とりわけ優れた技能と体力を持った者が選出され、特別な専門トレーニングを受けて配属される。全国の消防本部、消防署に配置され、地域によっては水難救助隊、山岳救助隊などもあり、まさしく人命救助のエキスパート。大規模災害時はもちろん、NBC(核兵器・生物兵器・化学兵器)やテロ発生時にも、高度な人命救助活動を行う。人の命を尊ぶ精神を持ち、体力のある人にこそ、ふさわしい職種だといえる。

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