【シゴトを知ろう】ソムリエ 編

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【シゴトを知ろう】ソムリエ 編

2017.05.18

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ソムリエ 編

レストランで料理や好みに合うワインについて的確なアドバイスをしてくれるのがソムリエ。漫画やドラマの題材になることもあり、実際にはどのような仕事をしているのか興味を持っている人が多いのではないでしょうか。
今回は、イタリアンワインのソムリエコンクールで準優勝の経験を持つソムリエの澁谷健吾(しぶたにけんご)さんに、お仕事内容やソムリエになったきっかけなどについてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 世界中のワインについて知っているわけではない。お客さまから教えていただくことも
  • 何となく進んだ大学は中退。飲食店で働いている時に出会ったソムリエの先輩に憧れた
  • 性別に関わらず活躍できる仕事。ワインの知識だけではなく、会話や空間を提供するという意識を持とう

ワインが好きだからソムリエに。限りなく趣味に近い仕事

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください

大阪にあるイタリアンレストラン「ヴィネリア・リンコントロ」で、接客やワインを選ばれるお客さまにアドバイスをしたり、ワインを提供したりしています。日によっては、インポーター(輸入業者)が主催している試飲会に足を運び、仕入れるワインの選定をすることもあります。

<一日のスケジュール>
15:00 出勤、開店準備
17:00 開店
    接客業務、タイミングを見て休憩やまかないなど
26:00 閉店、帰宅


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

多くのソムリエがそうだと思うのですが、ワインが好きで限りなく趣味に近い仕事なので楽しいですね。お店に置くワインの品ぞろえにはソムリエの好みも反映されますから、選んだワインをお客さまにおいしいと言ってもらえることに大きな喜びを感じます。ワインや料理に興味がある人には充実感のある仕事だと思いますよ。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

体力的な部分ですね。当店の営業時間はそれほど長くはありませんが、やはり立ち続ける仕事ですので。
あと、大変なこととは少し違うかもしれませんが、「ソムリエはワインのことなら何でも知っている」と思われているお客さまが多いんです。そのようなイメージをお持ちのお客さまを接客する場合、知らないことがあったときは「存じ上げません。調べます」と申し上げます。世界には私の知らないワインがたくさんありますから。それでお客さまから何か言われたことはありませんが……。
私よりたくさんの種類のワインを飲まれているお客さまもいらっしゃいますので、そういうときは、「教えてください」というような会話をさせていただくこともあります。

大学に進学したものの、周囲との温度差を感じて違う道へ

ブドウをかたどったソムリエバッジが襟元に輝く

ブドウをかたどったソムリエバッジが襟元に輝く

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

大学は建築学部に進学したものの、入学してすぐに辞めてしまいました。これからどうしようかと考えていた時、飲食店で働き始めたんです。そのお店にソムリエの資格を持っている先輩がいて、働いている姿を間近で見て「すごくかっこいいな」と思いました。ソムリエを目指そうと思ったのはそこからですね。


Q5. ソムリエになるにあたって、どのような勉強をされたのでしょうか?

ソムリエの資格を取得するための筆記試験やテイスティング(*)、接客の実技試験においては、ワインの原料となるブドウの品種や産地による味の違いなど専門的な知識が必要なので、そういう勉強を重ねました。
テイスティングでは、フランス・イタリア・オーストラリア・日本など、どの国のワインが出てくるか分からないので、ワイン対する広く深い知識が求められます。
ワインの香りや色・味わい・作られた年代・味をどのように表現すべきか、どんな料理と合わせるのがよいのかについてなど、業務経験を重ねながら身に付けていきました。

*テイスティング:ワインの見た目(色や透明度など)・香り・味(甘味、酸味など)を鑑定すること。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

特になりたいと思う仕事はありませんでした。家を建てたいという強い思いがあって建築学部を目指したわけではなく、「かっこいいかな」という動機で進学先を決めてしまったので、大学に行かなくなってしまったのだと思います。
そういう意味では、現在の仕事と将来なりたかったものにつながりはありませんね。

自分に合う道を探すために、まず行動!

Q7. どういう人がソムリエに向いていると思いますか?
 
知っているソムリエを思い浮かべてみると、みなさんキャラクターはさまざまです。でも、共通しているのは、好奇心が旺盛なことですね。ソムリエをするには、ワインだけではなく料理に関する知識なども幅広く身に付けておくことが必要なので、さまざまなことを知りたいという思いが重要だと思います。
ワインオタクのようにひたすらワインに関する知識を追求する方もいますが、レストランでソムリエをするのであれば、お店が提供する空間やそこでのお客さまとのふれ合いが好きなことも大事ですね。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

「とにかくやってみる、行動してみる」ことが大切です。もし行動した結果、自分に合わないものだと分かったら、別の道を進めばいいんです。外から見たときと中から見たときとでは、見え方が違ってくることもありますから。そこで得た経験が無駄になることはないと感じています。

ソムリエは性別に関係なく活躍できる職業だと思います。有名なソムリエの方々が男性だということもあって、ソムリエには男性が多いというイメージを持たれている方がいるかもしれませんが、女性には感性が豊かな方が多く、お客さまの感覚を読み取って提案できると思います。もしソムリエになりたいと思われるのであればぜひ目指してください。


「趣味に近い感覚」とソムリエの仕事についてお話されていた澁谷さん。高校卒業後、建築学部に進学したものの自分の進む道ではないと感じ、ワインの世界に新たな道をみつけ出しました。
澁谷さんがソムリエになったのは、実際にソムリエの仕事をしている先輩に出会ったのがきっかけとのこと。将来就きたい仕事についてまだ具体的なイメージを持てていない人は、考えているだけでは前に進めません。趣味やアルバイトなどで自分の視野や世界を広げ、興味を持ったことに積極的に関わっていくことで、将来進みたい道が見えてくるかもしれませんね。


【profile】ヴィネリア・リンコントロ マネージャー・シニアソムリエ 澁谷健吾(しぶたに けんご)

ヴィネリア・リンコントロ http://www.vinerialincontro.com/

この記事のテーマ
食・栄養・調理・製菓」を解説

料理や菓子などの調理技術や、栄養や衛生などに関する基礎知識を身につけます。職種に応じた実技を段階的に学ぶほか、栄養士などの職種を希望する場合は、資格取得のための学習も必須です。飲食サービスに関わる仕事を目指す場合は、メニュー開発や盛りつけ、店のコーディネートに関するアイデアやセンス、酒や食材に関する幅広い知識も求められます。

「食・栄養・調理・製菓」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ソムリエ」
はこんな仕事です

料理に合うワインを提案するのがソムリエの仕事。来店客にワインを提供するまでの一連の流れを担当し、ワインの買い付けから貯蔵・管理などを行う。ワインは非常にデリケートなので、その日の温度や湿度に合わせた徹底的な管理が求められる。各ワインの品種や産地、生産年などを頭に入れ、最も飲み頃の状態で提供するのはソムリエにしか成せない業。また、ワインを注ぐ際の立ち居振る舞いの美しさも重要なポイントとなる。

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