【シゴトを知ろう】医療ソーシャルワーカー(メディカルソーシャルワーカー) 編

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【シゴトを知ろう】医療ソーシャルワーカー(メディカルソーシャルワーカー) 編

2017.04.21

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】医療ソーシャルワーカー(メディカルソーシャルワーカー) 編

病気やけがなどで入院した患者やその家族は、医療費や退院後の社会復帰についてなど、精神的な不安を抱えてしまうことがあります。そんなときに、安心して治療に専念し、社会復帰ができるように援助を行うのが「医療ソーシャルワーカー(メディカルソーシャルワーカー)」の役割です。

今回は、「JCHO東京新宿メディカルセンター」でソーシャルワーカーとして働く山崎まどかさんに、その仕事内容についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 医療ソーシャルワーカーとは、医療機関などで働く社会福祉を専門とした相談援助職
  • “人が好きであること”が大切
  • 医療と福祉の架け橋となる役割として、地域社会からますます必要とされている仕事

「こうありたい」という想いを大切に、問題解決の糸口を一緒に考える

Q1. 仕事の概要と一日のスケジュールを教えて下さい。

医療ソーシャルワーカーとは、医療機関などで働く社会福祉を専門とした相談援助職です。
病気やけがによって、さまざまな不安や生活上の課題が出てくることがあります。例えば、医療費や生活費、退院後の生活、仕事や学校、家族や友人との関係など、何から手をつけたらよいか分からないという方も少なくありません。

私たちは、ご本人やご家族から丁寧にお話を聞かせていただき、「こうありたい」という想いを大切にしながら、問題の解決の糸口を見つけられるよう一緒に考え、お手伝いしていきます。その課題解決にむけて、ほかの職種や関係機関と連携し、ご本人ご家族・医療機関と地域をつなぐ役割を持っています。医療ソーシャルワーカーが働く場所は、病院や診療所、介護老人保健施設、地域包括支援センター、独立事務所など、活躍の場が広がっています。

<ある一日のスケジュール>
08:30 出勤、病棟カンファレンス(※)へ参加
09:00 外来通院・入院中の方との面接、電話相談対応、関係機関との連絡調整など
12:00 昼食
13:00 部署内ミーティングへ参加
14:00 病状説明の同席・面接、電話相談対応、関係機関との連絡調整、退院前カンファレンスの開催など
17:00 記録作成、日報入力
17:30 退勤
18:30 地域の多職種向け勉強会へ参加

※カンファレンス……医師、看護師、医療ソーシャルワーカーなどの専門職が集まり、患者に対して治療法や支援方法を話し合い、検討するもの。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

医療ソーシャルワーカーは、人生・生活の重要な局面に関わらせていただくことの多い責任ある仕事です。けれどもこうした中で、ご本人とご家族、地域の「力」「可能性」を信じて、一緒に課題解決に向けて取り組み、その人らしく生きることを支えていく、とてもやりがいのある仕事です。

社会の変化から生活上の課題が複雑になり、地域全体で想いと暮らしを支え合う仕組みづくりが必要になっていますが、私たちは、病院代表や地域のソーシャルワーカーとして参加するなど、地域貢献にも期待されています。ご本人やご家族から退院後の生活の様子を聞かせていただいたり、こうした新たな活動をつくりだすときに楽しさを感じています。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

「ご本人ご家族、病院、関係機関などの板挟みになって大変なのでは?」と聞かれることがあります。ですが、逆に私はソーシャルワーカーとして、それぞれの意向の違いがあるとき、周りの方々が課題解決の難しさを感じているときにこそ、力が湧いてきます。患者さんやご家族の気持ちに寄り添い、ご本人の思い描くイメージにできるだけ近づけるためには?と一緒にアプローチを考えるのです。それが、医療の現場に社会福祉の専門家がいることの意味の一つだと思っています。

人に関わる仕事がしたいと思い社会福祉学科を選んだ

「JCHO東京新宿メディカルセンター」でソーシャルワーカーとして働く山崎まどかさん

「JCHO東京新宿メディカルセンター」でソーシャルワーカーとして働く山崎まどかさん

Q4. どのようなきっかけ・経緯で医療ソーシャルワーカーの仕事に就きましたか?

高校生の時に、人と人との出会いによって考え方や状況が変化していくことを学び、人に関わる仕事がしたいと思い始め、社会福祉学科を選びました。そこで、1年生の授業で社会福祉援助技術を担当いただいた先生が、元医療ソーシャルワーカーで、さまざまな事例を聞く中で、この仕事に魅力を感じて目指すようになりました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

大学時代は、勉学と部活動(体育会系)の両立生活でした。授業は、基礎資格となる「社会福祉士」取得に向けて、社会福祉、社会保障、地域福祉、医療福祉、心理学、社会学、医学などの科目履修と、実習(障害者施設4週間と病院2週間)を受けました。施設での実習では利用者の方から、突然の病気が生活へ与える影響の大きさと、その辛さを乗り越えて今があると教えていただいたことが印象的です。その後、病院では医療ソーシャルワーカーとしての姿勢や面接技術を中心に専門性について学び、就職への想いが強くなりました。


Q6. 高校生の時に抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

当時は正直、まだ社会人になる自分がイメージできませんでした。そんなときに、ある授業で障害者施設長の方のお話を聞く機会があり、“人は、できるかできないかではなく、やるかやらないかが大事”、との言葉に心を突き動かされ、社会に貢献するとともに自分の人間性も豊かにしたいと思いました。具体的な夢ではありませんが、この考えは今の仕事の姿勢につながっているのではと感じます。

子どもから高齢者まであらゆる世代の方を対象に、幅広い相談支援をしている

Q7. どういう人が医療ソーシャルワーカーの仕事に向いていると思いますか?

人が好きであること。そして、相手の力になりたいという想いをもとに、謙虚に、可能性を信じて、学びと実践を続けることができる人だと思います。


Q8. 高校生に向けてメッセージをお願いします

医療ソーシャルワーカーは、子どもから高齢者まであらゆる世代の方を対象に、幅広い相談支援をしています。病気や障害を持ちながら生きていく方が増えつつあり、医療と福祉の架け橋となる役割として、地域社会からますます必要とされています。現在、医療ソーシャルワーカーは全国に約2万人います。ぜひ皆さんも、私たちの仲間に入りませんか?



高校時代は、ハンドボール部の活動に打ち込んでいたという山崎さん。「チームワークを通して、相手の良さに着目することから信頼が深まっていくことや、努力し続ければ何らかの形で納得のいく結果が得られ、プロセスの大切さを学んだ」そうです。そんな経験が、人の気持ちに寄り添う現在のお仕事を続けて行ける根源になっているのではないでしょうか。医療ソーシャルワーカーの仕事に興味が湧いた人は、ぜひ患者さんをサポートする仕事についてより詳しく調べてみてくださいね。


【profile】医療ソーシャルワーカー(メディカルソーシャルワーカー)山崎まどか
【取材協力】
JCHO東京新宿メディカルセンター
東京都医療社会事業協会

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

現場で福祉を担う介護福祉士などのスペシャリストや、福祉サービスの企画・提案ができる人材を育成します。通常の生活を営むことが困難な人の生活を助けるための専門知識、技術を身につけ、職種により就業に必要な資格取得を目指します。高齢化が進む中、精神的なケアや寝たきりを防ぐための運動指導など、必要な専門知識や技術も幅広くなっています。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「医療ソーシャルワーカー(メディカルソーシャルワーカー)」
はこんな仕事です

病気やケガで入院した患者やその家族は、医療費の負担をはじめ、精神的な不安や退院後の生活など多くの悩みを抱えることが多い。そんな人たちに、安心して治療に専念し、社会復帰ができるように援助を行うのが医療ソーシャルワーカーの役割。介護問題などの相談に対応するなど、医療と福祉のパイプ役でもあることから、病院に所属するほか、病院から依頼され保健所から派遣されることも。福祉に対する幅広い知識は当然必要になる。

「医療ソーシャルワーカー(メディカルソーシャルワーカー)」について詳しく見る