【シゴトを知ろう】生活指導員・生活相談員 〜番外編〜

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【シゴトを知ろう】生活指導員・生活相談員 〜番外編〜

2017.04.19

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】生活指導員・生活相談員 〜番外編〜

前回の記事、「【シゴトを知ろう】生活指導員・生活相談員 編」では、「東京聴覚障害者支援センター」で働いている平野基浩さんにお話を伺いました。高齢者や障害者の自立のために支援する生活指導員・相談員の仕事に興味を持った人もいるのではないでしょうか。

そこで、こちらの記事では番外編として、お仕事の「あるある」や、知られざる一面についてお話を伺ってみました!

この記事をまとめると

  • 聴覚障害者への支援のほかに、雑用的な仕事も多くこなしている
  • 日本語の文章と順番が異なる日本手話
  • 「きこえない方を、地域社会に送り出す」ことが仕事の大目標

街で手話を使っている人がいると、「知り合い?」と思う

――このお仕事ならではの、仕事上の「あるある」を教えてください。
 
生活指導員・相談員というと、一般的には高齢者や障害者の自立のためのサポートをする仕事として知られていますよね。実際、私が勤める「東京聴覚障害者支援センター」でも、支援を希望するきこえない方(聴覚障害者)に対して、住まい探しや、就職までのサポートをしています。

ただ実際は、施設内の電球を変えたり、TVアンテナを接続したり、いろいろな物を修理したりするほか、パソコンを使ってきこえない方の工賃(施設内の作業に対して支払われるお金)をExcel(パソコンの表計算ソフト)で計算したりと、雑用的な仕事も多いのがこの仕事の特徴でもあります。いろいろなことができなきゃいけないんですよね。
 

――また、お仕事とリンクする休みの日にありがちな「あるある」があれば教えてください。
 
街で手話を使っている人がいると、「知り合い?」と思ってしまいます。そのくらい、この業界は狭い世界なんです。

以前、ある企業に行ったとき、その会社に勤めているきこえない方から「平野さんの会社にいた方、結婚されたんですよね」と言われました。そのきこえない方と元同僚が知り合いだったことにも驚かされましたし、私は元同僚が結婚したことも知りませんでした(笑)。このように自分の知人が、また別の知人と知り合いだったりすることもよくあることなんですよ。

文章の順番が違う手話?

――手話に関する知られざる事実・トリビアがあれば教えてください。

きこえない人のなかには、「日本語対応手話」を使う人と、「日本手話」を使う人がいます。

「日本語対応手話」は、文章を日本語の順番通りに手話で表していくのが特徴で、「倒置法」や「体言止め」などもそのまま表現します。一方、「日本手話」は、文章を順番通りに表現しません。

例えば、「また、お仕事とリンクする休みの日にありがちな『あるある』があれば教えてください」という文章をそれぞれの手話で表すとします。日本語対応手話であれば、「また/お仕事と/リンクする/休みの日に……」と順番に表現していきますが、日本手話でしたら、「教えて/お仕事/関係/何か?」というように表現するんです。

「あなたは、私の恩人です」、手紙をもらったことが一番の思い出

――最後に、お仕事における一番の思い出について教えてください。
 
当センターは、きこえない方がアパートを借りる際や、会社に就職する際の窓口となる場合があり、何かトラブルがあった際はアパートの大家さんや会社から連絡が来ます。職場や地域社会に溶け込むことができず、3ヵ月くらいで施設に戻ってきてしまう方もいます。

福祉の仕事には終わりがなく、永遠に続くものだと思ってはいますが、きこえない方を地域社会に送り出すことは、私たちやその方の一つの大目標です。そのため、施設を自立したきこえない方から「あなたは、私の恩人です」という手紙をいただいたときは、「この仕事をやっていてよかったな」と心の底から思いました。
 


手話について、平野さんのお話で興味を持った高校生もいるのではないでしょうか。手話を覚えたい人は、まずは近所の手話サークルに参加してみるといいでしょう。きこえない方とコミュニケーションが取れるようになれば、また新たな世界が広がるかもしれませんよ。

 
【profile】東京聴覚障害者支援センター 平野基浩
【取材協力】社会福祉法人 友愛十字会

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

現場で福祉を担う介護福祉士などのスペシャリストや、福祉サービスの企画・提案ができる人材を育成します。通常の生活を営むことが困難な人の生活を助けるための専門知識、技術を身につけ、職種により就業に必要な資格取得を目指します。高齢化が進む中、精神的なケアや寝たきりを防ぐための運動指導など、必要な専門知識や技術も幅広くなっています。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「生活指導員・生活相談員」
はこんな仕事です

生活指導員・生活相談員は、各種福祉系の施設に勤務するソーシャルワーカーを指す。採用された地方自治体によって、職位を与えられる任用資格である。勤務先は、特別養護老人ホームだったり、知的障がい者施設だったり、行政の判断で配属が異なるが、ケアプランを立て、対象者の自立をサポートする計画づくりが仕事。さまざまな訓練プログラムを立案でき、具体的な生活指導を行える専門職として、ニーズが高まりつつある。健康状態に限らず、身体特徴、性格、普段の生活習慣までもチェックする生活指導のプロといえる。

「生活指導員・生活相談員」について詳しく見る