【シゴトを知ろう】介護施設相談員 編

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【シゴトを知ろう】介護施設相談員 編

2017.04.14

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】介護施設相談員 編

健康状態に問題がある場合や、理由があって家族と一緒に暮らせないお年寄りの方々が暮らす高齢者福祉施設。多くの人が生活する場所だけに、入居者一人ひとりの状態を把握し、ときには本人や家族の相談役となり、またときには働く介護士たちの指導、教育といった、総合的に施設を管理する人が必要です。

今回は、有料老人ホーム「SOMPOケア ラヴィーレ習志野台」で現場を指揮する石井章義さんに、介護施設で働くやりがいや、管理者として大切な心得などについてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 石井さんは、介護支援専門員の資格取得を経て、介護施設における相談や指導を行う立場になった
  • ボランティア活動がきっかけで、進路に影響を与えることもある
  • 感謝の気持ちを持って人と接することが、人間関係をよくすることにつながる

老人福祉施設の“監督”として活躍

Q1. 仕事概要を教えて下さい

施設(有料老人ホーム)へのご入居を検討されている方々へのご案内、実際にご入居している方やそのご家族さまへの相談対応といった仕事内容になります。また、当施設ではホテルでの滞在のように、短期間で施設を利用される「ショートステイ(短期利用)」と呼ばれるサービスも行っており、その相談にも対応します。

介護を必要とする高齢者へ、どのようなサービスを提供するかといった計画(ケアプラン)を立てることや、家族への連絡、説明は、各施設で働く「介護支援専門員(ケアマネジャー)」が担当するものですが、私は介護支援専門員の資格取得を経て、現在の介護施設における相談や指導を行う立場になりました。相談や指導の仕事では、医師・看護師など外部と接する際の窓口や、若手職員へのアドバイスなどより総合的なマネジメントを担当することになります。例えば、当社では定期的に介護についての研修や勉強会があり参加していますが、そこで学んだことや得た情報をスタッフたちに伝え、人材育成にも力を入れています。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

ご入居されている方、一人ひとりに合ったサービスの提供ができたときではないでしょうか。よいサービスが提供できれば、ご本人も食事や歩行など体を動かすことにも精力的になり、表情も豊かなものになってきます。できなかったことができるようになるということは、ご本人にとっても、また介護する立場としても本当にうれしい瞬間です。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

この仕事は、医師や看護師をはじめ多種多様な専門職の方々と接する機会が多いため、病状についてご本人さまとご家族さまにきちんと説明していくことでしょうか。また介護にかかる費用的な問題などについても熟知していなくはいけません。これらの内容を自分なりに噛み砕いて分かりやすく説明するスキルも求められます。

高校時代の部活の顧問の先生の2つの助言が、今の自分のベースになっている

石井さんが務めている有料老人ホーム「SOMPOケア ラヴィーレ習志野台」

石井さんが務めている有料老人ホーム「SOMPOケア ラヴィーレ習志野台」

Q4. どのようなきっかけ・経緯で、介護施設における相談や指導を行う仕事に就きましたか?

もともと母親が看護師で、親戚にも福祉関係の仕事に就いている人が多数いたので、自然と福祉の仕事に興味を持つようになりました。大学卒業後は、医療法人(病院)が運営する介護事業所に就職し、通所リハビリテーション(デイケア)で働いていました。就職と同時に、介護の中でも初等の資格である「ホームヘルパー2級(現:介護職員初任者研修)」の資格を取得しました。そして介護の仕事の経験を重ね、介護施設においてご入居者さま・ご家族さま一人ひとりに合ったサービスを提供できる現在の仕事に就きました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

大学は、商学部の商学科に進学しました。大学時代はボランティア活動に力を入れていて、障害者施設で行われる運動会など、イベントの手伝いなどに参加しました。もともとは、参加すれば単位がもらえるから、という理由でボランティアを始めるようになったのですが、物を運ぶなどの簡単な手伝いであっても、実際やってみると、人の手伝いをするということがすごく楽しく感じられたんです。そのときの活動が、もしかしたら福祉の業界へ就職する後押しとなった出来事かもしれません。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生のころは部活に打ち込んでいたので、将来のことはまったく考えていなかったです(笑)。陸上部に所属していたのですが、そのときの顧問の先生からかけてもらった言葉が今でも忘れられないんです。その先生は「損得勘定を持つな」「感謝する気持ちを持ちなさい」が口ぐせでした。当時は口うるさくも感じましたが、今の仕事の基本になっているような気がします。

例えば、介護施設の仕事は24時間体制なので、自分の仕事が終わると同時に仲間の誰かに仕事を引き継がなくてはなりません。そこで自分が少し残業してでも同僚の負担を減らしてあげられれば、引き継ぐほうもスムーズに仕事に入れます。

また私は、現場の介護士たちにも積極的に声をかけるようにしていますが、よい仕事をしてくれたときには「ありがとう」と感謝の言葉を伝えるようにしています。介護は決して自分一人で完結できるような仕事ではありません。相手(仲間)の立場に立って物事を考えること、そして素直に感謝の気持ちを表せるようになったのは、やはり恩師の言葉があったからだと思います。

緊急対応が多く、他者の都合やペースに合わせなくてはいけない

Q7. どういう人がこの仕事に向いていると思いますか?

人と話すのが好きな人、そして人の役に立ちたいと考えている人が向いていると思います。介護施設における相談員は、ご入居者さまなど外部との窓口になる役割です。急な電話対応や来訪などにも対応するため、常に自分のペースで仕事ができるわけではありません。ですから、落ち着いて第三者的な視点で物事を考え、指示が出せる人が適任かと思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

私はこの世界に入るまでは、介護施設で暮らす人は、体の自由が効かない人たちばかりで、単にその人たちの身の回りの世話をすればいいとばかり思っていました。でも実際に高齢者の方々と話してみると、長い人生の中で蓄積されてきた豊富な知識がたくさんあるので、本当に勉強になることばかりです。そんな人生の先輩たちのお手伝いをしたいと思う人は、ぜひ介護業界を視野に入れて就職活動してみてください。



健康状態や体調に不安のある高齢者だけでなく、その家族や現場で働く人たち、医療関係者や地域住民などとつながる仕事である介護支援専門員や介護施設における相談員の仕事。福祉・介護への深い知識はもちろんですが、あらゆる関係者と連携を図りながら施設の運営に携わる職種でもあるため、やはり他者への気配りというのは大切な資質になってくることだと思います。経験が求められるため、いきなりこの職種に就くことは難しいかもしれませんが、まずは介護業界へ飛び込んでみるのが、相談員になるための確実な第一歩になるといえるでしょう。


【profile】SOMPOケア ラヴィーレ習志野台 石井章義さん
【取材協力】SOMPOケアネクスト株式会社
http://www.sompocare-next.jp/

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

現場で福祉を担う介護福祉士などのスペシャリストや、福祉サービスの企画・提案ができる人材を育成します。通常の生活を営むことが困難な人の生活を助けるための専門知識、技術を身につけ、職種により就業に必要な資格取得を目指します。高齢化が進む中、精神的なケアや寝たきりを防ぐための運動指導など、必要な専門知識や技術も幅広くなっています。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「福祉相談指導専門員」
はこんな仕事です

介護施設や医療施設において、介護に携わるスタッフから、または本人、その家族から詳しくヒアリングし、個別に身体・健康状態に合った住環境の整備、介護用品の選択基準、入院に必要な諸手続きなどについて、的確なアドバイスを行う専門職となる。この職に就く条件としては「介護福祉士」「ケアマネジャー」などの有資格者に限られるケースが多い。介護保険、介護手法、介護施設・サービス内容について、十分な経験と知識を持っている人が求められているので、まず福祉系の学部でしっかり基礎を固めておきたい。

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