【シゴトを知ろう】専門学校教師編

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【シゴトを知ろう】専門学校教師編

2017.04.12

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【シゴトを知ろう】専門学校教師編

教師といえば、学生にとっては非常に身近な存在でしょう。しかし専門学校の教師となると、普段どのように仕事へ取り組んでいるのか分からないかもしれません。特定分野に集中し、資格取得などを目標に学ぶ専門学校。教師として働く上での魅力や実際の仕事内容などについて、医療系の専門学校教師をされている野呂賢二さんに詳しくお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 授業を通じて「理解してもらえた」という実感がやりがいにつながる
  • 何について教える立場になりたいのかを考えて学ぶ内容を選ぶ
  • 自分の興味に従ってチャレンジすれば進むべき道が見えてくる

伝わり、理解されることが大きなやりがいとなる仕事

Q1. 仕事概要と1日のタイムスケジュールを教えてください

鍼灸に関する専門学校で教師をしています。
仕事内容は授業を受け持つ他、出欠管理や成績管理、授業後のフォローなど多岐にわたります。授業後に生徒から質問を受けたり、実技練習したいという生徒に付き添ったりすることもあります。その他、オープンキャンパスはもちろん、学校では入学希望者への学校説明を随時行っているので、予約が入った場合には手の空いている先生が対応しています。

<一日のスケジュール>
8:30 出勤
8:45 朝礼
9:00~10:30 1コマ目の授業
10:40〜12:10 2コマ目の授業
昼食
13:00〜14:30 選択授業
その他業務
18:00 帰宅


Q2. 仕事の楽しさ、やりがい、魅力は何ですか?

授業を通じて「伝えたい」と考えていたことを、生徒がちゃんと理解してくれたときにやりがいを感じます。特に人数が多いと、皆さんに理解してもらうための伝え方はとても難しいんです。その場のレスポンスや試験結果から生徒の理解度が分かると、教師でよかったと思いますね。

また、実技を通じて生徒が「できた」と実感してくれた瞬間も、同様に大きなやりがいを得られる瞬間です。体験することでできなかったことに気づき、その悔しさをやる気に変えて頑張ろうと前向きになってくれる。頭で分かっていても、実際にやってみなければ分からないことって山ほどありますから。何事も、やっぱり体験が大切なんですよ。

Q3. 逆に仕事の大変さやつらさなどは何でしょうか?

授業の進め方はとても大変です。特に勤務先では社会人が多くて年齢層が広いのですが、人によって理解度が異なります。何かしら仕事などで業界に関わったことのある人もいれば、まっさらな状態で入学した人もいます。専門的なことばかりでも、あるいは逆に優しいことばかりでもいけません。「どこに基準を置けば良いのか」と、いつも頭を悩ませていますよ。

私はその中で、できるだけ教え過ぎないように心がけています。何でも教えることは簡単ですが、それでは生徒が自分で考えなくなってしまいますから。自律を促すのも、教師としての大切な役割だと思っています。

教える分野に専門特化した学問を学ぶ

Q4. どのようなキッカケ・経緯で現在の仕事に就かれたのでしょうか?

もともとサッカーをやっていて、海外留学経験もありました。プレイヤー時代はトレーナーの方にもお世話になっていて、鍼灸の世界はその頃から知っていました。しかしサッカーを止めた後は販売の仕事に従事。3年ほど働きながら「生きがい」「やりがい」について考え、結果、この世界への転身を決めました。

そこで、まずは鍼灸師の国家資格を取得して臨床で勤務しました。しかし、いざ現場に入ると分からないことばかり。知識だけでは通用せず、病気のことや技術、伝え方など、働いて初めて自分の力不足を痛感しました。例えば「その治療で良いのか?」と聞かれても半信半疑。早々に壁へぶつかりましたね。
2年間臨床で仕事に取り組んだ後、鍼灸に関するワンランク上の資格、そして教員免許を取得できる学校へ進学を決めました。そして教員免許を取得し、教える側に興味を持ったことがキッカケで教員の道を選んだんです。


Q5. 専門学校では何を学びましたか?

専門学校では、基本的に資格を目標として、それに必要な学問を集中的に学びました。臨床へ入る前は解剖学や生理学、病気、東洋医学、ツボなどについて広く学びました。その他、針の打ち方や灸の作り方などの技術も勉強して、鍼灸師の国家資格を取得しています。

再び学校へ入学したときには、病気に関するメカニズム、例えば鍼灸だけでは治せない症状や運動療法、医師との連携など、より臨床的能力の向上につながる内容を学びました。もちろん教員免許を取得するために、2週間の教育実習にも行きましたよ。目線や声をはじめとした伝え方について、客観的に知るいい機会になったと思います。
ちなみに現在保有している資格は、鍼灸師免許と教員免許、日本体育協会公認アスレチックトレーナー、トレーニング指導者資格です。


Q6. 高校生のときに抱いていた夢、また、それが今につながると感じることはありますか?

高校時代はサッカーをやっていたので、スポーツという軸ではつながっていますね。その頃から鍼灸の仕事を目指していたわけではありませんが、どこかに「スポーツに関わりたい」という気持ちが根付いていたのだと思います。

チャレンジの繰り返しから進むべき道が見える

Q7. どういう人が専門学校教師に向いていると思いますか?

とにかく真面目な人。そして、探究心のある人でしょうか。教員として教える分野について自分自身も興味を持ち、さらにその知識を深めようという姿勢は欠かせません。また、さまざまな年齢層の生徒と接するので、面倒見のよい方も向いていると思います。生徒1人1人に目を向け、勉強が進められるようフォローするには、いい意味でお節介な性格が合っているのではないでしょうか。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

興味を持ったものがあれば、素直にチャレンジしてみてください。もしその後で別のことに興味が湧いても、また新たにチャレンジすればいいんです。その繰り返しから、きっと本当に進みたいと思える道が見えてきますよ。

とにかく「絶対にこうじゃなければいけない」という、固定概念を持たないこと。失敗しても、その経験が次へとつながりますから。それが最終的に専門学校教師という道なら、教員免許の取得を目指してみてください。学生から目指すことはもちろんできますが、一度、何かしら社会人経験を経てみるのもいいかもしれません。その経験が人としての深みを生み出し、むしろメリットとなってくれる可能性もあります。

学んで身に付けた知識を、今度は教える立場として生かせる専門学校教師の仕事。どうすれば生徒が理解しやすく、資格取得など目標を達成していけるのかを考えることは、容易ではありません。しかしだからこそ、生徒の成長は大きなやりがいとして返ってくるのでしょう。

【profile】医療系専門学校教師 野呂賢二

この記事のテーマ
教育」を解説

教育機関や子ども向けの施設で、教育指導に関わる仕事を目指します。小・中学校や高等学校の教員を目指す場合、大学や短期大学の教職課程で学ぶ必要がありますが、専門学校の中にも、提携する大学や短期大学の通信教育を受けて、教員免許状を取得できる学校もあります。語学教師や臨床心理士など希望する職種により、必要な資格や免許が異なります。

「教育」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「専門学校教員」
はこんな仕事です

専門学校で、自身が持つ専門分野の知識や技術を生かし、生徒を指導する仕事。担当分野によって知識や技術は異なるが、高度な専門性が求められる。教科を教えるほか、教務や広報、進路指導などを担当する場合もある。専門学校とは学校教育法に基づいて設立され、都道府県の認可を受けた学校。仕事の即戦力となる人材を育てるため、実践的な教育を行っている学校が多い。高校を卒業した人が入学するのが一般的だが、近年では生涯学習の場としての役割も強まり、大学や短大を卒業後に入学する人も増えている。

「専門学校教員」について詳しく見る