【シゴトを知ろう】シューフィッター 編

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【シゴトを知ろう】シューフィッター 編

2017.04.25

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】シューフィッター 編

日々の生活に欠かすことのできない靴。でも靴を選ぶ時、自分の足をきちんと計測したことがある人は意外と少ないのではないでしょうか。一人ひとり異なる足のサイズや形を計測・分析し、靴をフィッティングするのがシューフィッターです。テニス・バドミントンの専門店「ウインザーラケットショップ」でシューフィッターとして働く鈴木博之さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 自分で思っている足のサイズと実際のサイズは違うことがある
  • 「選んだシューズで試合に勝てた」などのうれしい報告も
  • 生活に欠かせない靴を選ぶ、責任感とやりがいがある仕事

足のサイズや形を計測し、ピッタリ合う靴選びをアドバイス

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい

テニスとバドミントンの専門店である「ウインザーラケットショップ」でシューズの接客販売を行っています。扱っているのは主に競技用シューズ。必要に応じて足のサイズや形を計測し、お客様の足にピッタリ合うものを選ばせていただいています。中には、お客様がご自身で考えている足のサイズと、シューフィッターから見た最適なサイズが異なる場合もあります。そのような時は計測した値をもとに適切なアドバイスをしています。

<一日のスケジュール> ※早番の日
9:00 出勤
9:30 朝礼・店内の清掃
10:00 開店
午前中 接客・検品・品出しなど
12:00 昼食
午後 接客
18:15 事務作業など(終わり次第退勤)


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
「シューズの選び方が分からない」という方や、それまでご自身に合ったシューズを履いていなかった方に、イメージ通りのアドバイスができたときは本当によかったと思います。「シューフィッターがいるから」という理由で来店される方や、ご家族やお友達を紹介してくださるお客様もいて、そういうときはやはり仕事のモチベーションが上がりますね。
また学生さんが「選んだシューズでプレーのパフォーマンスが上がった」「試合で良い成績を残せた」と報告に来てくれると、自分のことのようにうれしいです。そのような方々は継続して何度もお店に足を運んでくれることも多く、私自身とても励みになっています。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
現状、テニスやバドミントンのシューズはトップ選手を除いて特注することはできないため、既製品から探すしかありません。お客様の中には、足の形や過去のケガなどの理由で、どうしても既製品では合うシューズが見つからない方もいます。いろいろなシューズを試したり、インソールやソックスで調整したりと工夫はするのですが、それでも合わない場合はお互いに妥協せざるを得ません。アドバイスを求められたお客様にご満足いただけないときは、シューフィッターとして悔しさを感じますね。

シューフィッターが選んだ靴の履き心地のよさにビックリ

Q4. どのようなきっかけ・経緯でその仕事に就きましたか?
 
私自身も中学生の頃からテニスをやっていて、「ウインザーラケットショップ」を利用していました。その縁もあって大学卒業後にショップで働き始めたのですが、当時はまだシューフィッターという存在を知りませんでした。ところがある時、シューフィッターの資格を持つ先輩に私のシューズ選びの間違いを指摘されたんです。先輩が選んでくれたシューズはそれまでとはメーカーもサイズも全く違うもので、窮屈な締め付け感がなく「自分に合った靴はこんなに快適なんだ」と驚いたのを今でもよく覚えています。
そのショップにはシューフィッターである先輩のアドバイスを求めて、遠方からもお客様が訪れていました。その様子を見て自分の接客との違いに衝撃を受け、シューフィッターという仕事に興味を持つようになりました。


Q5. シューフィッターになるためにどんなことを学びましたか?

シューフィッターの養成認定機関としてよく知られているのが、「一般社団法人足と靴と健康協議会(以下FHA)」です。私もこのFHAの講座を受講して資格を取得しました。
FHAのシューフィッターのコースは、プライマリー(初級)・バチェラー(上級)・マスター(修士)の3つのグレードに分かれています。例えば初級なら講習や問題集に取り組んだ後、50人分の足型を計測して提出します。足型は専用の器具を用い、足の長さや幅、指の角度などを公式に則って細かく計測。その審査に合格して初めて認定という形になります。
ただ、この講座では革靴や体の仕組みについての勉強がメインになり、スポーツシューズについての項目はほんのわずか。そのため、テニスやバドミントンのシューズに関する知識は認定後に積み重ねていきました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代にアルバイト代で初めて手に入れたのが、「ウインザーラケットショップ」で買ったテニスシューズでした。当時はシューフィッターとして働くことは全く想像していませんでしたが、今思えば何か不思議な縁を感じますね。

「人の役に立ちたい」という気持ちと親身な姿勢が大切

Q7. どういう人がシューフィッターに向いていると思いますか?

シューフィッターは資格を取ったから安心というものではなく、そこからがスタート。靴や足のこと、シューズの設計についてなど、自分で勉強して知識を増やしていかなければいけません。特に競技用シューズは、選び方を間違えるとケガにつながりかねない重要なアイテムです。十分な知識がなければ的確なアドバイスもできず、それを少しでも「面倒だ」と思ってしまうと必ずお客様にも伝わります。シューフィッターにとって大切なのは「人の役に立ちたい」という気持ち。「相手のためにこうしてあげたい」と親身になれる人が向いていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

靴というのは日常生活に欠かすことのできないアイテムです。でも、多くの方はデザイン性などで靴を安易に選んでしまいがち。足や靴をきちんと分析して的確なアドバイスをするシューフィッターは、足や身体の健康にとって重要な存在であり、とてもやりがいのある仕事だと思います。


靴を履いた時に違和感や痛みがあっても、「少しだから我慢しよう」と履き続けてしまう人は意外と多いそうです。特にプレーの質やケガのリスクに直結するスポーツシューズは、シューフィッターとしての責任ややりがいも大きくなりそうですね。学生時代に打ち込んでいたテニスが現在のお仕事につながっていると言う鈴木さん。高校生のみなさんも、まずは自分の興味がある分野にどんなお仕事があるのか探してみるとよいかもしれませんね。


【profile】ウインザーラケットショップ 横浜店 店長代理 鈴木博之
http://www.windsorracket.co.jp/

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「シューフィッター」
はこんな仕事です

靴を足に合わせて調整し、履き心地を向上させる専門家。主に靴販売店などに勤務して、靴の使用者一人ひとりの異なる足のサイズ、歩き方などを調査・分析してフィッティングさせる。フィッティングは主に健康と疾病予防の観点から行うもので、ときには医師とも連携する。必須資格ではないが、「(社)足と靴と健康協議会」の認定資格など受験して取得しておくと、技術レベルの証明となる。スポーツシューズ専門のシューフィッターも存在するなど、健康意識が高まるなか、ニーズは広がっているといえる。

「シューフィッター」について詳しく見る