友達にかわいいメッセージカードをあげたい! 「サラサクリップ」おすすめの使い方
メイン
テーマ

ノートをキレイにとったり、友達へのちょっとした手紙やメモ書きに便利なカラーボールペン。2003年の発売以降、ロングセラーであるゼブラ株式会社の『サラサクリップ』を持っているという人も多いのではないでしょうか? 人気のカラーペンのおすすめの使い方を広報の池田さんに聞いてみました。
この記事をまとめると
- ジェルインクの使用でさらさらした書き心地と豊富ない色合いが実現
- 新色のミルクカラーはボールペンイラストにもぴったり
- 手書きのメッセージはコミュニケーションの役に立つ
書き心地と豊富な色合いの秘訣はジェルインクにアリ
―サラサクリップはどのようなところが特徴ですか?
「名前の由来になった通り、さらさらした書き心地と発色が特徴です。半分液体であるジェルインクを使うことで書き味もよくてクッキリした字が書けます。さらに、ジェルインクは顔料を入れられるようになっています。いろいろな色のペンを作ることができるので、今では37色のカラーバリエーションになっています」
―そんなにたくさんの色があるんですね。
「そうなんです。ユーザーの生の声を聞くために、原宿に行って学生さんの筆箱の中身を見せていただくこともあります。学生さんの筆箱は、いろいろなペンがいっぱい入っていてパンパンになっていたりします。学生さんにとっては身近な文房具だからこそ、ペンの色一つとっても個性を出したいはず、と考えました。そうした中で細かい色味の違いをたくさん出したいと思い、37色の色合いをそろえました」
新色のミルクカラーはボールペンイラストにも◎
―どんな場面で使うのがおすすめですか?
「定番色の黒・赤・青は勉強など普段使いで使っている人が多いですが、おすすめの使い方はボールペンイラストです。最近はボールペンでちょっとしたイラストを描くことが人気になってきているのをご存じですか? ゼブラでもイラスト教室を開催し、毎回満席になるほど好評をいただいています。6月にはミルクカラーの新色を8色発売しているんですが、ミルクカラーはボールペンイラストにもぴったりだと思います」
―ミルクカラーが生まれたきっかけは何ですか?
「女子中高生から『かわいいパステル調の色のペンを出してほしい』という要望があったからです。社内にはお客様相談室のそばに開発部があります。サラサに限らず、お客様の意見を反映しやすい環境を作っているんです。ですから、今回もそのリクエストに応えるためにふんわりした女の子らしい明るい色のラインナップをそろえました」
手書きのメッセージはコミュニケーションツールに
―明るい色合いだと、ボールペンイラストだけでなく手帳や手紙を書くときにも重宝されそうですね。
「そうですね。ミルクカラーなので、濃い色の紙のメッセージカードや写真のデコレーションにももってこいです。これまで水性インクのボールペンは、油性よりもにじみやすいのが課題でした。しかし、サラサで使用している顔料は耐水性があるのでそこが評価され、除々に人気も高くなってきています。スマートフォンの普及でなかなか手書きでメッセージを書く機会も減っていますが、手書き文字で身近な人とのコミュニケーションに役立てていただけたらうれしいです」
発売から何年も経っている定番商品といえるペンでも、日々新しい挑戦を続けることでさらなるロングヒットになっているんですね。商品を使ってくれているお客さんのことを知り、新しい商品の開発やその商品の使い方を提案していく「企画」のお仕事。みなさんの周りにある商品についてもどんなユーザーに向けて作られた商品なのか考えてみたら面白いかもしれません。
【取材協力】
ゼブラ株式会社
【商品】
サラサクリップ
http://www.zebra.co.jp/pro/sarasa-clip/index.html
この記事のテーマ
「ビジネス・経営」を解説
国内外を問わず、幅広いビジネスの現場で企業に利益をもたらす仕事です。それぞれの業界に精通した営業職はもちろん、経営コンサルタントや税理士といった経営をサポートする専門職もあります。後者の仕事をめざすには、法律などの専門知識や文書作成などの技能を磨く他、資格取得や検定合格が必要な場合もあります。