ガソリンスタンドのバイトに役立つ資格って知ってる?

この記事をまとめると
- 資格を持っていれば、給料アップにもつながる!
- 危険物取扱者の資格は、ガソリンスタンドのアルバイトでも役立つ
- 輸送車の運転手や整備士の仕事でも、危険物取扱者の資格は役に立つ
資格を持っていれば、給料アップにつながる!?
みなさんのなかでは、将来に向けて英語検定や漢字検定など、資格について考えはじめている人もいると思います。資格を持っていれば、アルバイトや就職の採用に有利になったり、給料が上がることがあります。
たとえば、スポーツ栄養士やジュニアスポーツ指導員などの資格を持っていればスポーツジムなどで役に立ちますし、理学療法士や作業療法士などの資格を持っていれば福祉関係の仕事に生かすことができます。資格を持っているということは知識があるということですから、幅広い業務に携われることにつながります。
高校生では取ることがなかなか大変な資格も多いですが、身近なものでは、ガソリンスタンドでアルバイトをするときに役に立つ「危険物取扱者」という資格もあります。これを持っていると、時給がアップするかもしれませんよ。
「危険物取扱者」ってどんな資格?
ガソリンスタンドや化学工場など、一定量以上の危険物を取り扱っている場所には、必ず危険物取扱者の資格を持っている人がいなくてはいけません。
危険物取扱者の資格の中にもいくつか種類があり、「甲種危険物取扱者」を持っていればすべての種類の危険物の取り扱いおよび立ち会いができます。「乙種危険物取扱者」は第1類~第6類まであり、それぞれ扱える危険物が違います。ガソリンや灯油、軽油などは引火性液体という危険物で、乙種第4類に当てはまります。
危険物取扱者の資格を取得するには、消防法に基づいた国家試験を受けることになります。また、一度資格を取得した後も新しい知識や技能を習得するために、3年に1回、講習を受ける必要があります。
危険物取扱者の資格を持っているとどんなところで役に立つ?
危険物取扱者の資格を持っていれば、ガソリンスタンドで働く以外にも、いろいろな場所で役に立ちます。たとえば、ガスや石油を運ぶタンクローリーの運転手は、大量の危険物を輸送するため、危険物取扱者の資格を持っていなければいけません。また、中古車販売店のスタッフや車の整備士も、乙種第4類を持っていることで、仕事の幅が広がります。
それから、あまりなじみがないかもしれませんが、危険物を貯蔵する倉庫や石油を扱う施設、発電所などでも危険物取扱者の資格が必要になります。この資格を持っていれば、その現場や施設の責任者になれることもありますので、給料アップにもつながるかもしれません。
石油やガスなどは、さまざまな産業や生活において、なくてはならない原動力です。危険物取扱者は、工業や化学、輸送などの分野をはじめ、世のなかのエネルギーを支える重要な役割だといえるのではないでしょうか。
この記事のテーマ
「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説
陸・海・空の交通や物流に関わる仕事です。自動車や飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざま。宇宙分野に関しては、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。
この記事で取り上げた
「そのほかの自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙系の職業」
はこんな仕事です
陸・海・空、そして宇宙という人間を取り巻く全ての空間に運輸機としての乗り物が活躍しているのが現代社会だ。中でも身近なのは自動車と鉄道かもしれない。自家用車がなくても車両を使うことのできるレンタカー店スタッフ、ガソリンスタンドのスタッフなど、自動車好きならやりがいのある仕事は多々ある。また、鉄道業界であれば、車掌や駅員なども鉄道に関わる重要な仕事だ。車掌になるには、まずは鉄道会社に入社して駅員として数年勤務した後、社内の試験を受けて登用されるのが一般的。
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