ビル建設現場のおじさんは、どうしてダボっとしたズボンを履いてるの?

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ビル建設現場のおじさんは、どうしてダボっとしたズボンを履いてるの?

2015.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

ビル建設現場のおじさんは、どうしてダボっとしたズボンを履いてるの?

この記事をまとめると

  • 建設工事において、高いところの作業を専門に行うのが鳶(とび)と呼ばれる人たち
  • 彼らには高い身体能力やバランス感覚が求められ、重要な役割を担う
  • 鳶はダボっとしたズボンをはいているが、それにもきちんとした理由がある

建築現場に欠かせない、高所のスペシャリストがいる?

高層ビルや住宅などの建築現場には、高い場所の作業を担うスペシャリストがいるそうです。高所や絶叫マシンが大好きな高校生タカシは、お父さんにその仕事について聞いてみることにしました。

ダボダボのズボンにも、ちゃんと理由がある?

タカシ「父さん、観覧車って最高だよね! いい眺めだよ。ほら、向こうの街並みも見えるし、足元もガラスが透けてるから、はるか下まで見えるよ。ヒュー、最高だよ!」

父「こら、タカシ……いい年してそんなにはしゃぐんじゃない! もしものことがあったらどうするんだ。父さんは、高いところが苦手なんだ。タカシ、そんなに高い所が好きなら鳶(とび)になってみなさい」

タカシ「鳶って、なんだい? 高い所が好きだから興味あるよ!」

父「鳶というのは、建築をするときに、高い場所での作業を重点的に行うスペシャリストのことだ。みんな命綱1本で、地上何十メートルという場所に行くんだ。それにしても、高い所は怖いな……」

タカシ「それって、あのダボっとしたズボンをはいてる人たちのこと? 父さん、観覧車の高さにビビってないで、鳶について詳しく教えてくれよ」

父「ああ、ダボっとしたズボンをはいている人のことだ。わかった、詳しく説明しよう。その代わり、父さんが観覧車でビビっていたことは母さんに内緒だぞ?」

タカシ「わかったよ」

父「高い場所を専門に作業をする鳶は、建築現場で必要な足場を作ったり、建物の骨組みを組んだりする。命綱はあるけれど、どうしても危険をともなう仕事だから、誰でもできるわけではない。大事故につながることもあるからな。たとえば、高いところは足場が狭くて作業をするのも難しい。そういうところで動ける身体能力やバランス感覚が重要だ」

タカシ「ほう、それは気軽な気持ちでチャレンジできない職業だ。でも、鳶という職業を知っておくのは無駄ではないよね」

父「ああ、そうだな。私も気軽に観覧車なんて乗るんじゃなかった……。そうだタカシ、鳶の人がはいているあのダボっとしたズボンにもちゃんとした意味があるんだぞ」

タカシ「意味って何? 父さん、足をブルブル震わせてないで、詳しく教えて」

父「いいだろう。まず、ズボンがダボダボしていると足をスムーズに動かせる。鳶の人は、極限まで動きやすくしたいから、あれだけダボつかせるんだ。さらに、ダボダボした部分が周りの釘や出っ張りなど、危険なものに当たってセンサーの役割になる。自分の足が当たる前にダボダボの部分が当たるから、けがをせずに済むんだ」

タカシ「そうなのか。あれにはちゃんと理由があるんだね」

父「建築の機械が発達しても、やはり手作業は必要。となると、どうしても高所で作業しなければならない人が出てくる。鳶は大変だけど、なくてはならない仕事なんだよ。私にはとても無理だけど……」

タカシ「そうなんだね。高い建物には、鳶の人の苦労が詰まっているということか」

父「もうひとつ忘れてはいけないのは、ファッションのおもしろさだ。鳶の人がダボっとしたズボンをはくように、いろいろな職人の服装にはそれぞれ理由がある。その職業に合った、使いやすさを重視した服が作られているんだよ」

タカシ「服を作る仕事も、なかなか奥が深いんだなあ。俺もそろそろ、将来を真剣に考えるよ」

父「ああ、そうしなさい。父さんでよければ、いつでも相談にのるから」

タカシ「本当に!? じゃあ、将来についての話をあと少し聞いてよ! せっかくだから、観覧車でもう一周しながら話そうよ!」

父「タカシ……、すまん。それはできない。これ以上観覧車に乗ったら、父さんは泣いてしまう!」

タカシ「なんだよ、父さんの根性なし!」

父「なんとでも言え……」

どんなに建築機械が発達しても、鳶の仕事はなくならない

このように鳶は、建築現場で必要な足場を作ったり、建物の骨組みを組んだり、建築業界になくてはならない仕事です。機械がどんなに発達しても、機械が入れない場所や熟練の職人にしかできないことはあります。高いところが得意な人にとっては、その長所を活かせるまたとない職業とも言えそうですね。

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「鳶(とび)」
はこんな仕事です

鳶は建設現場での高所作業を専門とする職人を指す。安全に効率よく高所作業が行えるように足場をつくり、クレーンで吊り上げた鉄骨の組み立てなど、危険を伴う高所での作業に取り組む。鳶の役割はいくつかの専門職に分けられ、その代表的なものとして、高所の作業現場での足場を組み立てる「足場鳶」、クレーンを使って鉄骨を組み立てる「鉄骨鳶」、機械など重量のあるものを組み立て、解体する「重量鳶」、橋や高速道路、ダムなどの工事を行う「橋梁鳶」などがある。

「鳶(とび)」について詳しく見る