細かい作業が苦手な人も!? ネイリストに聞いた、不器用の克服法
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手先が器用であることが条件のようにも思える「ネイリスト」という仕事。でも実際のネイリストとして活躍している人は、昔から細かい作業が得意だったのでしょうか? ネイリスト3名に話を聞いてみました。
この記事をまとめると
- ネイリストになるために器用であることは大切?
- 不器用な人もネイリストになれる、その理由とは?
- 大切なのは「お客様の笑顔」。不器用克服のポイント
昔から器用。趣味は裁縫やビーズアクセサリー作り
今回お話を伺ったのは、Aさん(ネイリスト歴10年)、Bさん(ネイリスト歴5年)、Cさん(ネイリスト歴6年)の3人。
まずAさん(ネイリスト歴10年)は
「昔から器用な方でした。小さいころはビーズをいくつも使ったアクセサリーや、お裁縫をして遊ぶのが好きな子どもでしたね。友だちのプレゼントも自分で編んだマフラーをあげたりしていました」
Aさんは当時からキラキラしたものやかわいいものが好きで、高校生のときにネイルと出会い、自然とネイリストを目指していたそうです。
器用であることはやはりネイリストに不可欠な要素なのでしょうか。
3人中2人が不器用だった!
Aさんは器用だったと言いますが、BさんとCさんは不器用だったといいます。
・「美術や図画工作、家庭科は苦手な分野で……。中高生のころはなんだか上手くできないことが多かったですね」(Bさん)
・「本当に細かい作業は苦手で、今でも裁縫は取れたシャツのボタンを付けるのがやっとです(笑)」(Cさん)
意外にも3人中2人が昔は不器用だったといいます。
でもお二人のネイルの作品を見ると不器用さをまったく感じさせないキレイな仕上がりです。どうやって不器用を克服したのでしょうか?
好きだからこそ頑張れた! 不器用克服の極意
・「ネイルは初めて自分で興味をもって取り組んだ作品です。学校の授業で無理矢理作るものとは違うので楽しさが加わって夢中になれますね。最初はもちろん失敗の連続でしたが、取り組んでいるうちに上達していきました」(Bさん)
・「最初のうちは全くうまくできなくて、家族や友人に練習台になってもらいました。ある日、ネイル練習に付き合ってもらった友人から『ありがとう! すごくキレイだよ』と言われ、もっといろいろな人に喜んでもらいたいという気持ちが強くなりましたね。お客様の笑顔がネイル上達の近道かもしれません」(Cさん)
好きなものであれば、不器用・器用という壁は簡単に越えられるのかもしれません。不器用だから……と諦めず、指先を彩るネイリストという仕事、目指してみてはいかがでしょうか?
この記事のテーマ
「エステ・ネイル・リラクゼーション」を解説
ネイルアーティストやエステティシャンなど、美容のスペシャリストを育成したり、アロマセラピストやマッサージ師のように身体のもみほぐしや香りでの癒しに関わる知識と技術を身につけます。あわせて学校では、職業に応じた専門技術と接客能力を磨きますが、新しい技術やトレンドに対応するため、自ら学び続ける好奇心やセンスが求められます。
この記事で取り上げた
「ネイリスト」
はこんな仕事です
来店客の爪を美しく整える仕事。「ネイルアーティスト」と呼ばれることもある。マニキュアを塗ったり模様を描いて美しく飾る他、傷みなどのトラブルに対応したり、人工爪による整形など、サービス内容は爪に関すること全般にわたる。活躍の場はネイルサロンをはじめ、美容院、エステティックサロン、結婚式場など。「爪のおしゃれ」が日常生活の中で一般的になるのにつれてネイルサービス市場は年々拡大傾向にあり、近年では女性向けだけでなく男性向けのサービスも登場。確かな技術とセンスを身に付ければ、活躍できる場は幅広い。