スーパーカーの修理しかしない仕事があるらしい!
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この記事をまとめると
- フェラーリやポルシェなど、スーパーカーを専門に扱う自動車整備士がいる
- 一般の車とは違った、スーパーカー特有のメカニズムを理解しなければならない
- 海外のメーカーがほとんどなため、ある程度の英語力があると有利になる
スーパーカーを専門に扱う修理のプロがいる?
家族旅行や部活の遠征で遠くに出かけるとき、移動手段として欠かせないのが「車」。コンパクトで移動しやすい小型の車から、大きなトラック、バスやダンプなどいろいろな種類がありますよね。
なかでも、カッコイイ車の代表とされるのが「スーパーカー」。フェラーリやポルシェといった有名メーカーのスーパーカーは、その見た目の美しさから「男の憧れ」と言われることもあるほど。いつの時代も高い人気があります。
そんなスーパーカーでも、時には故障することもあります。しかし、こういった車は特殊な技術で作られているため、修理は簡単ではありません。そこで登場するのが、スーパーカーだけに特化した自動車修理のプロたちです。
自動車整備士は、車のメカニズムを理解することが大切!
運転のしやすさや快適さを重視した他の車に比べ、スーパーカーはスピードを追求しているケースが多いです。そのため、エンジンやブレーキの構造が他の車と異なるのも珍しくなく、また、作りは繊細。さらに、かなりの速度に達しても壊れないよう、メンテナンスや修理には細心の注意が求められます。スーパーカーを専門に扱う自動車整備士は、そういった車の構造を理解し、細かいところまで修理を行う技術が必要になります。
スーパーカーは大量生産ではなく、1台ずつ作ることも多くあります。そして、そのメーカーにしかない独自のメカニズムが使われているため、スーパーカーの修理にあたっては、それらの研究をする必要があります。たとえば、フェラーリの車にはフェラーリ独自の設計があり、それを身につけないと修理ができません。
必要となるのは学歴やテストの点より、車の構造に関する知識。もっといえば、「どれだけ車が好きか」が重要となります。スーパーカーを「運転したい」「かっこいい」という気持ちももちろん大事ですが、「どんなメカニズムで動いているのか」を知ろうとする探求心が求められます。また、海外のメーカーが中心になることから、スーパーカーの修理をスムーズに行うためは、英語力があると有利になるかもしれません。
パーツ開発の仕事も、スーパーカーに欠かせない!
スーパーカーを専門に扱う自動車整備士になるには、自動車関連の専門学校や工学部のある大学を出て、車メーカーで経験を積んでいく道のりが考えられます。そこでの技術が認められれば、一般の人が乗る車の整備から、やがてはレースに出る車の整備などに移っていくこともあるかもしれません。
また、スーパーカーを作る上では、ブレーキやエンジンなどのパーツを開発する専門家も大切。こちらは車全体の整備というより、部品開発を行うエンジニアといったほうが近いでしょう。いかにエンジンの馬力をあげるか、どうやってブレーキの効きをよくするか、設計や使う素材をいろいろ試しながら、車の性能を磨き上げる仕事もあるのです。
男子なら、きっと一度は乗ってみたいと思うスーパーカー。もしあなたがスーパーカーを身近で感じてみたいと思うのなら、車を陰からサポートする自動車整備士やエンジニアといった仕事を目指してみることで、夢に近づくことができるかもしれませんよ。
この記事のテーマ
「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」を解説
陸・海・空の交通や物流に関わるスキルを学びます。自動車、飛行機、船舶、鉄道車両などの整備・保守や設計・開発、製造ラインや安全の管理、乗客サービスなど、身につけるべき知識や技術は職業によってさまざまで、特定の資格が求められる職業も多数あります。宇宙については、気象観測や通信を支える衛星に関わる仕事の技術などを学びます。
この記事で取り上げた
「自動車整備士」
はこんな仕事です
自動車の整備・点検、故障の修理・部品の交換・オーバーホール(分解掃除)など、車が安全に走行できるよう、専門的な知識と技術で整備をする仕事。多くの部品や電気系統など細かくチェックをしながら故障や異常を探し、部品を修理・交換する。整備不良は大きな事故につながりかねないため、事前に問題を発見して解消する重要な役割を担う、いわば車のお医者さんだ。活躍の場は自動車の整備工場や、メーカーの自動車販売会社などが多く、各専門分野を持った整備士たちが協力し合い、メンテナンスをする。
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