宇宙でも酸素を生み出す"謎の葉っぱ"ってどんなもの?

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宇宙でも酸素を生み出す"謎の葉っぱ"ってどんなもの?

2015.06.01

提供元:マイナビ進学編集部

宇宙でも酸素を生み出す"謎の葉っぱ"ってどんなもの?

この記事をまとめると

  • 無重力の宇宙空間では植物を栽培することは難しいと言われている
  • 光と水があれば光合成をすることができるSilk Leafが開発された
  • Silk Leafが宇宙と地球の環境改善に役立つ可能性を持っている

無重力空間では植物が育たない!?

小学生の頃、アサガオやヒマワリなど、学校で何かしら花を育てた経験があるかと思います。どんどん育っていく様子がうれしくて、毎日プランターに行くのが楽しみだったという人もいるのでは?

花を育てたことがあれば、植物が地中に根を張り、地上に茎を伸ばしていくことは当たり前のように感じるかもしれません。しかし、宇宙空間で植物を育てるとしたら、なかなかそうはいきません! 宇宙は無重力状態のため、根や茎がどの方向に向かって伸びてしまうか予測できないのです。宇宙では全く植物が育たないわけではありませんが、無重力空間で植物を育てるためには人工的な光を作ったり、光の当て方を工夫したりする必要があります。

実際にNASA(アメリカ航空宇宙局)では宇宙で野菜を栽培するプロジェクト「VEGGIE」を行っていて、LEDを使ってレタスを栽培することに成功しました。しかし、まだ大量生産にはいたっていません。宇宙で植物を栽培するということは、最先端の技術を用いてもなかなか難しいものなのです。

植物が育たないということは酸素を生み出すこともできなくなります。ですから、宇宙飛行士は宇宙空間では酸素タンクが欠かせません。しかし、ある研究によって、「宇宙空間では酸素タンクが絶対!」という常識を覆すような“ある植物”が生まれたのです!

世界初のバイオリーフ「Silk Leaf」がスゴい!

イギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アート大学の卒業生であるジュリアン・メルキオッリ氏が開発したのが、光を当てると光合成を行うバイオリーフ「Silk Leaf」です。

Silk Leafは、その名の通りシルクからヒントを得た人工葉。シルクの繊維が持っているたんぱく質は分子を安定させる性質を持っています。そこに植物細胞に含まれている葉緑体を閉じ込めるという仕組みでできたのがSilk Leaf。この人工葉に光を当てると本物の植物と同じように光合成が行われ、水を与えれば酸素を発生させるのです。

Silk Leafは本物の植物より取り扱いが簡単で安価に作れるため、酸素の大量生産も可能だと言われています。近い将来、宇宙空間で酸素タンクなしでも呼吸できる日が本当にくるかもしれません!

Silk Leafが宇宙と世界を豊かにする

Silk Leafが活用できるのは宇宙だけではありません。たとえば東京のど真ん中のような都会は、植物が少なく人や車が多いためにとても空気が悪いですよね。でも、高層ビルやコンクリートの壁をSilk Leafで覆ってしまえば新鮮な酸素を作り出すことができるので、おいしい空気が吸えるようになります。しかも、二酸化炭素を吸収して地球温暖化を食い止めることも! 将来、都会でバリバリ働くサラリーマンになっても、Silk Leafがより良い環境を作ってくれれば、今よりストレスレスに働けるようになるかもしれません。

このように、環境保全に役立つ技術を開発する人々を「環境保全エンジニア」と言います。Silk Leafを開発したジュリアン・メルキオッリ氏も、肩書きの一つとしてエンジニアを名乗っているんですよ。水質や土壌の汚染問題や、都市部の騒音など、環境保全につながる技術は今後ますます重要になりそうですね。

この記事のテーマ
環境・自然・バイオ」を解説

エネルギーの安定供給や環境問題の解決など、自然や環境を調査・研究し、人の未来や暮らしをサポートする仕事につながります。また、自然ガイドなど、海や山の素晴らしさと安全なレジャーを多くの人に伝える仕事もあります。それぞれ高い専門性が求められる職業に応じて、専門知識や技術を学び、カリキュラムによっては資格取得や検定も目指します。

「環境・自然・バイオ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「環境保全エンジニア」
はこんな仕事です

機器開発のなかでもとくに公害防止や環境保護に役立つ機器や技術を専門的に開発する仕事。具体的には、水質・土壌の汚染状況を調べる調査機器、廃棄物処理装置・浄水装置などの環境を保護するための機器のほか、工場など大規模な施設のエネルギー消費量を削減できる省エネ技術の開発なども行う。大気・水質・土壌の汚染などを未然に防ぎながら産業発展を実現するという地球規模での重要課題に取り組む、やりがいと責任の大きな仕事といえる。機械工学、電子工学、生物工学などを学んでおくと役立つだろう。

「環境保全エンジニア」について詳しく見る