【シゴトを知ろう】カジノディーラー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】カジノディーラー ~番外編~

2017.02.14

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】カジノディーラー ~番外編~

カジノディーラーと聞いて思い浮かべるのは……黒のベストで見事なカードさばきを見せる男性ディーラー、それともチップを回収するクールビューティな女性ディーラーでしょうか? 日本の高校生にとってカジノディーラーは映画や外国ドラマの中でしか見たことがない、まるで空想の中の人物でしょう。でも日本でディーリングを学び海外カジノで活躍している先輩たちはたくさん存在します。
その中の1人であり、アメリカのクルーズ船のカジノで経験を積んだカジノディーラー、佐藤大介さんにリアルなディーラーのお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • ディーラーは腕時計やペン・携帯などのカジノへの持ち込みが禁止
  • ゲームの勝敗はディーラーがコントロールできるものではない
  • カジノはギャンブルというよりも“ゲームを楽しむ場”

ディーラーは、腕時計も携帯電話もポケットもご法度!?

――カジノディーラーは手の動かし方など細かなルールが決まっているそうですね?

監視カメラはテーブルを真上から撮っているので、例えば「手の平に何も隠していませんよ」と見せるためにディーリングの最中に手の平を上に向ける“フラッシュ”という仕草など、数え上げたらきりがないほど、するべきアクションがたくさんあります。ディーラーとお客さまのチップのやりとりでは手渡しは絶対禁止など、お客側が注意すべき点もありますので、もし遊びに行くときには事前に最低限のルールを覚えてから行くとよいでしょうね。

この他にもディーラーがカジノに出る時は、腕時計やペン・ベルト・携帯電話などは一切持てないことになっています。私が勤務していたカジノでは制服のベストやパンツについているポケットも、口が縫い付けてあって(笑)、絶対にチップや現金の持ち出しなどができないよう細心の注意が払われています。そもそも時計も携帯も仕事には全く必要ないので、特に不便は感じませんが……。とにかくみなさんが想像している以上にカジノはクリーンな世界です。


――ディーラーの仕事は緊張しませんか?

慣れてくれば、そんなに緊張しませんよ。実はゲームのルールや所作の決まりごとなどはカジノによって異なり、その独自ルールはハウスルールと呼ばれています。カジノごとの細かなルールを守りながら、場の空気を楽しく盛り上げつつディーリングをして、ベット(賭け金)の計算は間違えない。こう挙げてみると、なかなか緊張を強いられる仕事ですね(笑)。ディーラーは1時間か1時間半ごとに休憩に入るのですが、それくらい集中力が必要な仕事だということを物語っていると思います。

ディーラーは“常に見られている仕事”だとお話しましたが、お客さまからの視線だけでなく、マネージャーや監視スタッフからも常に見られてチェックされています。その時にもだらけて見えないように常に気を張って緊張感は持っていたいと思いますね。

ディーラーになりたての頃、ディーリングの所作が美しくて見習っていた先輩がいました。その人が女性だったこともあり、僕の所作は海外のディーラーからすると少しクネクネして見えるみたいで……(笑)。でも動きはキレイな方がいいし、目標とするディーラーもいた方が励みになるので、僕はこのスタイルでさらに磨きをかけて行きたいと思っています。

勝負の場にはディーラーでさえも抗えない“勝敗の流れ”がある

――やっぱりカジノで勝てるジンクスとか運の流れってあるんでしょうか?

“勝てる流れ”というのはあるような気がします。ディーラーとして客観的に見ていると、ツイてる人は何に賭けても勝ちますし、ツキがない人はどうやっても勝てない。僕らディーラーにとっても「今日はどのゲームをしても負けているなぁ」という日はもちろんあり、「ディーラーが負ける=カジノが負ける」ですから申し訳ないような気になります。カードは基本的に機械でシャッフルしていて、ディーラーはルールに従って配るだけですから、僕たちには何の責任もないんですけどね。

僕は一度1時間で30万ドル(約3,000万円)負けたことがあって、マネージャーに「次のテーブルにつく前に、手と顔を洗って悪いツキを流してこい」と言われたことがあります。勝負の世界はやはりジンクスやツキなどを気にする世界ですよね。

余談ですが、「上手なディーラーはルーレットのボールを狙った所に落とせるんだろう」なんて冗談半分に言われますが、絶対に無理。皆さん映画やドラマの見過ぎだと思いますよ。ルーレットの回転とボールの回転は逆方向なので、落ちる場所を予測することさえ不可能ですし、何よりディーラーはボールを回すときにルーレットの台を見ることが許されていません。カジノゲームにおいてディーラーがコントロールできる部分はほとんど皆無なんです。


――クルーズ船のカジノは普通のカジノとは違うのですか?

基本的には同じですが、本来カジノでは各テーブルにディーラーがいて、その4~6テーブルを管理するマネージャー、そのマネージャーを束ねるスーパーバイザーと会社組織のような構成になっています。船内カジノの場合は限られた人数で運営をするためピットマネージャーという役職の人が、マネージャーとスーパーバイザーを兼任することが多いです。違いといえばそれくらいでしょうか。また、よりエンターテイメント性を求められるので、プレイヤーとの会話は積極的に行います。

出港してから半年以上クルーズする大型の船になると、ドクターやナースなども乗船して、まるで小さな街のようです。どこかの国の領海内にいる間は、その国の法律に従わなければいけないので、例えば日本に着岸している間はカジノはオープンできないなど細かな規律に従って運営しています。


――日本にカジノができるのは楽しみですか?

もちろんですよ! 本格的なカジノで仕事をしたいと思ったら海外で働かなくてはいけなかったところを、日本国内で仕事ができるんですから。僕はアジアのカジノでも働いたことがあり、旅行先でもカジノに足を運ぶようにしていますが、日本人のプレーヤーは楽しむよりも“勝ちたい”という気持ちの方が強くて、カジノをギャンブル場として見ているような気がします。欧米人や中国の人たちは、もっとゲーム自体を楽しんで盛り上がり、負けても“楽しく遊んだね”と笑いながら帰っていくようなところがあります。もし日本にカジノができるのであれば、そういうポジティブな考え方を浸透させられればと思いますね。



「勝ち負けに関係なく、ゲームの楽しみ方・遊び方を知っているお客さまはスマートで好感が持てます」と話す佐藤さん。ディーリングの技術では人に負けたくないと研鑽(けんさん)を積む負けず嫌いな性格こそが、ディーラーとして成長するエネルギーになっているのだそう。華麗な本場カジノのゲームを自分のディーリングで進行させることができるなんて、想像しただけでもワクワクしますね!


【profile】カジノディーラー 佐藤大介

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

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この記事で取り上げた
「カジノディーラー」
はこんな仕事です

特別な空間で活躍するカジノディーラーは、カードやルーレットを流れるように扱い、配当額を素早く計算して、ゲームの進行をスムーズに促す。ルールだけでなくマナーなど心得ておくべき知識は多い。高いレベルのホスピタリティーが求められ、訪れた人がゲームに夢中になれるよう華やかな演出を行う役割も担う。

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