【シゴトを知ろう】映画プロデューサー 編

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【シゴトを知ろう】映画プロデューサー 編

2017.02.17

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】映画プロデューサー 編

映画作品を製作する際には、たくさんの人たちが作品に関わります。キャストやスタッフはもちろん、忘れてはいけないのが総責任者である映画プロデューサーです。今回お話を伺ったのは、2017年3月4日(土)公開の映画『ハルチカ』にプロデューサーとして携わられた、株式会社KADOKAWAの佐藤史子さん。高校時代に映画の持つ力を実感した経験を持つ佐藤さんに、お仕事についてさまざまなお話を聞いてみました。

この記事をまとめると

  • 映画製作のさまざまな業務の総責任者が映画プロデューサー
  • 映画には心を治す力があり、その製作に携われることがやりがい
  • 映画プロデューサーに向いているのは、推進力があり言葉巧みな人

企画から上映終了後まで、総責任者として作品に関わる仕事

Q1. 最初に映画プロデューサーのお仕事の概要と、一日のスケジュールを教えてください。

映画プロデューサーは企画から考えて、スタッフィング(作品に関わるスタッフを決めること)、キャスト決めなど、多岐に渡る業務をこなします。
興業目標を考えての予算管理や撮影前のさまざまな準備、撮影終了後の編集作業に関わり、上映する映画館の数を決めたりもします。上映が終了したあとも、テレビ放送やDVD化した際の版権の管理など……多くのスタッフと一緒に進行していきます。またそれらの総責任者がプロデューサー、ということになります。
一日のスケジュールは、撮影前・撮影中・撮影後で全く異なりますし、作品によってもかなり違ってきます。午前中に出社し、そのまま外部との打ち合わせに行って、その日は丸一日打ち合わせだけで終了という日もあります。撮影中ですと、朝4時に起きて撮影現場に行き、5時頃から撮影開始・午後に就業という日もあれば、昼間からの撮影で深夜までかかることも。撮影後に関しても、編集作業中はそういった不規則な生活になることが多いです。


Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

高校生のときですが、人に言われた何気ない一言に傷ついて家に帰り、『天使にラブソングを2』という映画を観たことがありました。でもその映画を観たあと、嫌な出来事がまるでなくなったかのように気分が晴れて……。映画によって気持ちや物事に対する視点が変わることを実感したんです。
映画は、生活する上で必要不可欠なものではありません。しかし映画には心を治す力があり、誰かに必要とされるものだと私は思います。その製作に携われているということに、とてもやりがいを感じます。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときでしょうか?

私は以前は本の編集者として仕事をしていたのですが、映画事業部に異動してきました。本の製作と映画製作での大きな違いは、一つの作品に関わる人数です。本の場合は大体30人ほどのチームで製作していたのに対し、映画は桁違いの数百人ものチームで製作します。
これだけ多くの人が同じ方向を向くことは大変ですが、だからこそさまざまな案が出たり、おもしろい作品につながることも。大変なことと楽しさは紙一重だと感じています。

高校生活の終盤、突然「何かをつくって発信する側になりたい」と思った

Q4. 映画プロデューサーのお仕事を志すようになったきっかけを教えてください。

学生の頃は、映像制作会社で働きたいと思っていました。しかし就職活動の時期に知人から「出版社を受けてみれば?」とアドバイスをもらい、結果的に出版社に入社しました。その後転職をして株式会社KADOKAWA(当時は株式会社角川書店)の編集者として働くようになり、そこからはしばらく編集者の仕事をしていました。このままずっと出版社で仕事を続けるんだろうなと思っていましたが、数年前に映画事業部への異動が決まりました。最初はその中でも映画製作とは違う部署に配属されたのですが、映画でも企画・製作の仕事をしたいという気持ちがあったので、企画書を出したりしていました。そして一年前、プロデューサーという仕事を任されたという形です。


Q5. 大学や専門学校ではどのようなことを学びましたか?

大学では国際法学科を専攻していましたが、一方で専門学校にも通い映像を学んだこともありました。今でも印象的なのは映像言語について学んだことです。例えば“手帳が置かれている”という状況でも、照明の当て方によって「手帳が何故か置いてあります」または「手帳が確かにここにあります」と、異なる印象を与えることなどを学ぶ授業です。当時から映像に関わる仕事をしたく、映像制作会社に入りたい気持ちが強かったです。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生のときに映画を観て、物事に対する視点が変わる経験をしましたが、だからと言って映画の仕事に就きたいとまでは思っていませんでした。高校時代までは地元の大学に進学するつもりで勉強していましたが、ある日受験勉強の息抜きにテレビを見たとき、突然「何かをつくって発信する側になりたい」と思ったんです。そこから志望校を変え、上京することに決めました。

好きなことを極めて、出会う人たちを大切に

『ハルチカ』映画中のワンシーン・生徒を指揮する草壁先生(小出恵介さん)

『ハルチカ』映画中のワンシーン・生徒を指揮する草壁先生(小出恵介さん)

Q7. どういう人が映画プロデューサーに向いていると思いますか?

推進力のある人、几帳面な人は向いていると思います。人を説得しなければならない機会も多い仕事ですので、言葉巧みな人だといいですね。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

「あなた達がこれから経験する世界は美しい」。これは『ハルチカ』の作品中に出てくる、私が最も好きな言葉です。吹奏楽部顧問の草壁先生から高校生の生徒たちに対して発せられる台詞なのですが、この記事を読む皆さんのこれからもそうであると信じています。映画関係の仕事に興味がある人も、まだ何をしたいか決まっていない人も、好きなことを極めて、より好きになってください。そして出会う人たちを大切にして下さい。

高校時代の「何かをつくって発信する側になりたい」という思いから上京し、さまざまな経験を経て現在のお仕事に大きなやりがいを感じている佐藤さん。
『ハルチカ』を手掛けられた佐藤さんならではのメッセージにあるように、好きなことを極め、時には佐藤さんのように思い切って行動してみることで新しい世界が見えるかもしれません。

【profile】
株式会社KADOKAWA 
映像事業局 映像事業部 映画事業課 佐藤史子

<映画『ハルチカ』概要>

『恋じゃない。けど―友達よりもトクベツ
音楽で想いをつなぐ、吹キュン純愛ムービー』


大ヒット青春小説『ハルチカ』シリーズを待望の実写映画化。
2017年3月4日(土)より全国ロードショー。
ちょっぴり頼りないけど気の優しい美男子のハルタと、真っ直ぐな性格で負けん気の強いチカ。小学校3年生の時にハルタが引っ越してしまうまで幼なじみだった二人は、高校入学式の日に運命的な再会を果たす。
入学後、ずっと憧れていた吹奏楽部に入ろうと心に決めていたチカ。しかし、吹奏楽部はなんと廃部寸前の危機だった! 大好きなフルートを諦めきれず、チカはホルン経験者のハルタを巻き込んで部員集めに奔走し、コンクール出場という一つの目標に向かってひたむきに突き進む。そんなチカの姿を見て、ただの幼なじみだったハルタのチカを想う気持ちに、少しずつ変化が生まれ始める。それに合わせて二人の関係も動き始め……?

『ハルチカ』公式サイトはこちら
 公式Twitter @haruchika_movie/公式Instagram haruchikamovie
(C)2017 「ハルチカ」製作委員会

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「映画プロデューサー」
はこんな仕事です

映画づくりの数ある専門職の中でも、全権を掌握しているのがプロデューサーだ。作品の撮影や演出については映画監督が判断するが、その監督を任命できる立場にいるのが、映画プロデューサーである。ほかにも主演する男優・女優、脚本家(シナリオ作家)、さらに映像・照明・録音スタッフなどの任命決定権を持っている。作品がめざす方向性を明確に掲げて、製作予算の調達、撮影後の最終編集、封切り前の宣伝活動まで、一切の業務を指揮する、映画づくりの総責任者だ。映画界をめざす人の憧れの職種の一つだといえる。

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