【シゴトを知ろう】トランペッター ~番外編~

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【シゴトを知ろう】トランペッター ~番外編~

2017.02.17

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】トランペッター ~番外編~

“フリューゲルホーン(フリューゲルホルン)&トランペットプレイヤー”という珍しいスタイルで活躍するYUHKI(ユウキ)さん。誰の師事も受けず研究好きな性格を生かして生み出した奏法や練習法は、今ではプロも教わりに来るそうです。ライブでもその創造力を発揮してお客さんは楽しんで帰っていくそうですが、一体どんな工夫をしているのでしょうか。

この記事をまとめると

  • トランペットの演奏はハイリスク・ハイリターン
  • 奏法は年々進化していくため指導内容にも改良が求められる
  • 譜面が読めなくても演奏は楽しめる!

フィギュアスケートは怖くて見れない

――「トランペッターあるある」って何かありますか?

トランペットは金管楽器の中でも音域が高く、吹くのが難しい楽器です。「唇があと0.000何ミリでもズレていたら」「肺活量があと何ミリリットル足りなかったら」というわずかな差で音を外してしまうため、その恐怖はどのトランペッターも多かれ少なかれ抱いているものだと思います。

僕はフィギュアスケートを観るのが好きなのですが、怖くてリアルタイムでは観ることができません。ハイリスク・ハイリターンであるところがトランペットを吹く仕事と似ているからです。4回転ジャンプを成功すれば拍手喝采ですが、転べば尻もちをついた姿が世界中に配信されてしまいます。トランペットも同じで、高い音はカッコいいけれど外しやすいというリスクを伴います。1回のライブをノーミスで終わらせるのはなかなか難しく、後半に向けて体力を残しておかないといけないところも似ています。フィギュアスケーターの方が転ぶと、ステージで音を外す自分の姿を重ねて見てしまいます。だからノーミスの演技ができたと分かってから録画したものを観るようにしています(笑)。


――メインの楽器をフリューゲルホーンに転向したのは大きな決断でしたか?

決めたのは今から6年ほど前、40歳手前の頃ですね。当時はトランペットの仕事が主だったので、転向を宣言すれば生活は苦しくなるかもしれないと妻に相談しました。音楽に詳しい妻ではありませんでしたが、応援してくれました。でもその後、本当に収入が激減してしまって(笑)。これは失敗したかな……と思ったこともありましたが、ここ数年でようやくフリューゲルホーン吹きとして定着してきました。また周りの理解もあり、今はフリューゲルホーン・トランペットどちらのオファーもいただけるようになりました。


――それほどまでにフリューゲルホーンに惹かれたのはなぜですか?

まずは音色です。優しく包み込むような音色に次第に惹かれていきました。また、世界的にもフリューゲルホーンをメインとする奏者が少ないため、自分の理想とする音色が存在していなかったことものめり込んだ理由です。創造することが好きなんです。指導者もいなかったので奏法も練習法も、全て自分自身で研究しました。

新しい指導法はもっと出てきてもいいはず

――日々の練習ではどちらも吹いているんですか?

やはりトランペットの仕事もありますし、ライブでは持ち替えて吹くこともあるので、どちらも吹けないといけません。でも下手に一方をやり込むと互いに悪影響が出てしまうため、両立できる練習法を研究し、トランペットでルーティンを練習した後に自由に楽しくフリューゲルホーンを吹くという練習法に今は落ち着きました。


――レッスンではどのような人たちを教えているのでしょうか。指導する際はどんな工夫をしていますか?

小中高の吹奏楽部や音大生、一般の方などさまざまです。その人の歯の形・唇の形・体力・好みの音楽などあらゆる要素を見て、その人に合った指導をしています。生徒の方が吹けなかったことが吹けるようになった瞬間はハイタッチするほどうれしいです。奏法は年々進化していくので、指導内容も常にバージョンアップしています。

どの分野にもいえることですが、学校では何十年も前の指導法が今も使われていたりします。最近スポーツ界では、最先端の科学にもとづいて指導するトレーナーが増えて軌道に乗っているように思います。世界で活躍するアスリートも増えていますよね。しかし、音楽業界の指導環境はまだまだ発展の余地があるように感じます。スポーツほど結果が数字に表れにくいという面はあるにしろ、新しい指導法はもっと出てきてもいいんじゃないかなと思います。

演奏する楽しさを思い出してほしい

――ユウキさんは手がけている音楽のジャンルは何と呼べばいいのでしょうか

造語ですが“ナチュラルポップ”をキーワードにしています。ジャズの要素も多く取り入れていますが、日頃から音楽を親しむ方だけでなく、少しでも音楽に興味がある多くの方々にもっと聴いてほしいという想いがあります。

ライブをきっかけに僕のアルバムを買ってくださり、家事をしながら聴くとすごく捗(はかど)ると言っていただいたことがあります。また、僕のアルバムを聴くことで受験勉強が捗り、無事合格できたことをライブに来て報告してくれた高校生もいました。そういう感想が何よりうれしいですね。“ポップ”には大衆的でありたいという意味を込めています。“ナチュラル”は生音重視で自然であるということ。温かみのある音を出したくて、ライブではフレットレスベース以外は全て生楽器で演奏しています。

――ライブにはどんな方が来られますか?

幼稚園児から還暦を過ぎた方まで幅広い年代の方がいらっしゃいますね。演奏するのは全てオリジナル曲で、お客さんに参加してもらう曲もあります。“音楽室”をテーマに、小学校・中学校の音楽室から高校の吹奏楽部の部室、そして大学のジャズ研の部室へと成長していくイメージで作った曲です。

その曲では、“中学校の音楽室”のパートをお客さん全員にリコーダーと譜面を渡して吹いてもらっています。中学校の音楽の時間って、音なんてみんなバラバラだけどそれでOKでしたよね。最初は恥ずかしがるお客さんもいますが「譜面なんて読めたフリでいいから!」「間違ってもいいからとにかく一緒に音を出しましょう!」と言って吹いてもらうと、最終的にはノリノリになって「30年前に戻れました!」「今度また持ってきます!」と言ってくださるんです。リコーダーは初回のお客さんには進呈しています。ただ聴きに来るだけでなく、演奏する楽しさも思い出してもらえたらうれしいです。音楽室で訳も分からずみんなで演奏していたあの時の楽しさをライブで味わってほしいんです。最近の悩みはリピーターのお客さんがどんどん上手くなってきてしまっていることです。練習してこないでと言っているのですが(笑)。

――今後やってみたいことは何ですか?

作品を世に残したいというのが一番の願いです。フリューゲルホーン奏者としてはアルバムを、作曲家としては楽曲をもっと書き、映画音楽や舞台音楽なども手がけていきたいです。小さい頃から映画音楽が好きで、映像に曲が合わさったときの相乗効果や爆発力を何度も体感してきましたので、自分でもそれをもっと生み出したいです。「世界一のフリューゲルホーン吹き」の夢も追い続けますよ。富士山の頂上で演奏するという子供の頃からの夢は2013年に単独で達成できたのですが、富士山の頂上でバンドでライブをするという野望も生まれました。死ぬ前に叶えられるかな。80歳になっても吹いていたいですね。

表現したいことがたくさんあるYUHKIさんは言葉も止まらず、今回の記事に収録できないくらい他にもいろんなおもしろいエピソードを聞かせてくれました。YUHKIさんは東京でのワンマンライブの他に全国でも演奏されているので、続きのお話はライブ会場で聞いてみてはいかがでしょうか。


【Profile】フリューゲルホーン&トランペットプレイヤー、ヴォーカリスト、作詞・作曲家 YUHKI(ユウキ)
Official Site(ライブ情報はこちら):http://yuhki-music.com/
Twiter:@ yuhki_n_pop
Blog:http://yuhkimusic.blog74.fc2.com

【CD/DVD】
アルバム:Our Life
ライブDVD:YUHKI Flugelhorn Live! 2014 [39]

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「トランペッター」
はこんな仕事です

くちびるの振動によって発音する金管楽器の一つであるトランペットを演奏する人。B♭(フラット)トランペットにあたる種類が最も一般的だが、音域や形状の違うさまざまな種類がある。音の強さから吹奏楽やジャズでは、ソロのパートやレパートリーが多い。サックスやトロンボーンとともにホーンセッションとして、ポップスやロックのステージに立つことも。安定した音を出すまでには時間を要し、極めて高い音(ハイトーンもしくはハイノート)を出すにはさらにレッスンが必要となるが、それこそがトランぺッターとしての最大の見せ場であり、曲の全てを印象付ける場面となる。

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