【シゴトを知ろう】模型店経営 〜番外編〜

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【シゴトを知ろう】模型店経営 〜番外編〜

2017.02.14

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】模型店経営 〜番外編〜

全国各地に鉄道模型の店「ポポンデッタ」を出店している太田和伸さん。鉄道模型の販売にとどまらず、模型や鉄道グッズの開発、ジオラマの製作、飲食店の経営などを手掛け、幅広い世代に親しまれています。従来の鉄道模型店のイメージとは全く異なるその成長の秘訣は、一体どこにあるのでしょうか。

この記事をまとめると

  • 従来の業界の常識をことごとく打ち破って成長してきた
  • 「ファミリー層にも鉄道模型を楽しんでほしい」と商業施設にも出店
  • 地域によって売れ筋は異なり、地元に馴染みある車両が人気

「暗い」「マニアック」という鉄道趣味のイメージを覆す

――業界ならではの常識はありますか?

鉄道模型店と聞くと、「頑固親父タイプの詳しい店主とマニアな常連客」というイメージを持つ方も多いと思います。最近では鉄道趣味も徐々に認知されつつあるものの、まだまだ閉ざされた部分の多い業界です。以前は商品を仕入れるにも、問屋さんは1エリアにつき1店舗にしか卸してはいけないという暗黙のルールがありました。そのため、東京の店に並べる商品をわざわざ関西の問屋さんにお願いしなければいけなかったこともありました。複数店舗展開をすると必ず失敗するとも言われていました。
ポポンデッタが成功することができたのは、このような業界の常識をことごとく打ち破ってきたからかもしれません。親しみやすい店作りや多店舗展開など、従来の閉ざされた鉄道模型業界のイメージを何とか覆そうとしてきました。


――鉄道模型にもトレンドはあるのですか?

新型車両の登場や車両の引退など、やはり話題性の高いものは人気が出ます。ただ、基本的には地域に馴染み深い鉄道模型が好まれる傾向にあり、例えば名古屋地区なら名鉄、博多地区はJR九州が人気です。地域によって売れ筋の商品は異なるため、発注する商品の選択は100%店舗側に任せています。

多くのニーズに応えるためオリジナル商品の開発も

鉄道ジオラマを楽しめる飲食店も展開

鉄道ジオラマを楽しめる飲食店も展開

――オリジナル商品を開発するようになったのはなぜですか?

鉄道模型業界全体を見ると、お客さんの年齢層が高めなこともあり、古い車両やディテールにこだわった精密な模型が人気です。しかしその分値段も高くなり、子どもやこれから鉄道模型を始めようという人にとってはますます手が届きにくくなってしまいます。ライト層を含めた多くの方にもっと興味を持ってもらいたいと考え、鉄道模型の自社開発を始めました。鉄道をモチーフにした靴下やTシャツなども同じです。それまで鉄道模型に縁のなかったお子さんやお母さんも、そうしたグッズなら気軽に手にとっていただきやすいですよね。


――ショッピングモールにも多く出店されているのですね

最初のきっかけは20代の頃に彼女と出かけた商業施設でのことでした。自分の用事を早々に済ませ、退屈しながら彼女の買い物に付き合っていたところ、「どこか別の場所で待ってて」と言われてしまったんです。周りを見ると、同じように彼女や奥さんの買い物が終わるのを待っている男性がたくさんいました。その時、「ここにポポンデッタのお店があれば男性や子どもに来てもらえる。そうすれば女性もその間気兼ねなく買い物を楽しめる」とひらめいたんです。そこで商業施設の運営会社を調べてアプローチし、現在のイオンモール川口に出店。その後はいろいろなショッピングモールからも声をかけてもらえるようになりました。

世代を問わず家族で鉄道模型を楽しんでもらいたい

――お仕事のために普段から意識していることはありますか?

プライベートで買い物に出かけて「いいな」と思う店を見つけると、つい仕事目線で分析してしまいます。店構えや店内の雰囲気など「いいと感じる要素は何だろう」と考え、店舗運営の参考にすることも多いですね。特に繁盛店や競争の激しい業種の店はさまざまな面で勉強になります。


――今後チャレンジしたいことは?

全国にはまだまだポポンデッタの店舗がない地域もたくさんあります。もっと多くの方に鉄道模型の楽しさを知っていただくために、鉄道模型店100・飲食店100店舗出店することを今後10年の目標にしています。さらにお客様が求める商品をよりタイムリーに提供するため、自社開発商品にも力を入れていきたいと思います。
鉄道模型の魅力は世代を超えて楽しめるところにあります。ポポンデッタの店舗でも、ジオラマでたまたま席が隣り合ったおじいさんと子どもが、楽しそうに会話をしている姿を見ることがあります。ドイツでは多くの家庭にジオラマがあり、子どもからお年寄りまでが鉄道模型を楽しんでいるそうです。日本でももっとたくさんの方に鉄道模型に親しんでもらい、ジオラマの景色を作ったり車両を走らせたり、家族みんなで楽しめるような環境を作るのが夢です。


「かつての鉄道模型店のイメージを覆し、いかに気軽に商品を手に取ってもらえるかを考えた」と言う太田さん。それでも最初の頃はファミリー層に敷居が高いと思われてしまうことも多く、試行錯誤しながら店作りを進めていったそうです。最近ではカフェなどに加え、人を乗せて走れる鉄道模型を備えた店舗もオープン。お店での体験がきっかけで、家族みんなで鉄道模型を楽しめるようになったら素敵ですよね。


【profile】株式会社ポポンデッタ 代表取締役 太田和伸
http://www.popondetta.com/

この記事のテーマ
デザイン・芸術・写真」を解説

デザインは、本や雑誌、広告など印刷物のデザイン、雑貨、玩具、パッケージなどの商品デザイン、伝統工芸や日用品などの装飾デザインといった分野があり、学校では専門知識や道具、機器を使いこなす技術を学びます。アートや写真を仕事にする場合、学校で基礎的な知識や技術を身につけ、学外での実践を通して経験やセンスを磨きます。

「デザイン・芸術・写真」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「模型店経営」
はこんな仕事です

車や飛行機などのパーツを一つひとつ組み合わせて塗装し、本物そっくりのミニチュアを完成させていく。そんな模型づくりの楽しさを提案するのが模型店だ。ひとくちに模型店といっても多種多様で、それぞれに個性や品揃えに特徴がある。プラモデル全般を取り揃える店、鉄道模型だけを売る店、さらに重機専門の模型店もある。近年の傾向として映画やアニメで人気のあるキャラクターのフィギュアを取り扱う店が増えている。模型店経営をする人は、模型メーカーや玩具店に勤務後、商品知識を身に付けて独立開業する人が多い。

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