【シゴトを知ろう】宝石鑑定士 〜番外編〜

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【シゴトを知ろう】宝石鑑定士 〜番外編〜

2017.02.16

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】宝石鑑定士 〜番外編〜

宝石の鑑定・鑑別の他、ジュエリーの加工やワークショップなども手掛ける宝石鑑定士の寺田さん。新しいことに取り組むための情報収集はどのように行っているのでしょうか。仕事のインスピレーションになるものや大切にしているテーマの他、意外と知られていないジュエリー業界の常識なども伺いました。

この記事をまとめると

  • 街では他人の顔よりアクセサリーを見てしまう
  • ダイヤは4C以外に蛍光性によって買取り価格が異なる
  • ワークショップやオーダープランなど新しい企画にも挑戦中

日頃からアンテナを張り流行をキャッチ

――業界内での横のつながりは多いですか?

材料の仕入れの際には自ら業者さんに出向くので、そこでいろいろな情報交換をしています。流行の傾向や「こんな偽物が出回っている」という情報が得られることも多いんですよ。以前ジュエリーメーカーに勤めていたので、そのときに培った人脈が今でも生きています。


――仕事のインスピレーションになるものは?

ジュエリー製作を行うことも多いため、同業他社のウェブサイトにある加工事例を見て参考にしています。街を歩いている人のアクセサリーにも目が行きますね。人の顔より先にアクセサリーを見てしまうという……一種の職業病です(笑)。「今はこういうアクセサリーがはやっているのか」「チェーンの太さは何mmかな」など、日頃からついチェックをしてしまいます。

ダイヤの買取り価格には一般的に知られていない基準も

――一般的に知られていない業界用語はありますか?

ダイヤモンドの価格は「1キャラットあたりいくらか」で考えるのですが、それを「ガイ」という言葉で表します。例えば「ガイが10万円」といえば1キャラットあたり10万円。つまり0.1キャラットが1万円と計算します。この「ガイ」という言葉は、ダイヤ以外の宝石にも使いますね。


――その他、一般の方が驚くような業界の常識はありますか?

ダイヤのグレードの基準は「4C」がよく知られていますが、その他にもう1つ注目すべき点が蛍光性です。ダイヤにブラックライトを当てると、強く光るものとあまり光らないものがあり、これを蛍光性といいます。一般的には「光るものの方が買い取り価格も高いだろう」と思われがちですが、実は違うんです。蛍光性は、ダイヤの結晶構造に歪みや乱れがあるほど高くなります。そのため蛍光性が高いものの方が、買い取り時の査定価格は低くなってしまうのです。
またダイヤのカットに関しては、買い取り相場が安定しているのはスタンダードなラウンドブリリアントカット(*1)だけ。それ以外のカットは買い取りの値段がぐっと下がることもあります。資産価値という意味では、結婚指輪の多くがラウンドブリリアントカットのカットなのも理に叶っていますよね。

*1 ラウンドブリリアントカット:最もスタンダードなダイヤモンドカット手法の一つ。宝石の美しさを最大限に引き出すとされている。

新しい道具や技術によって広がる可能性

――仕事をする上でテーマとして掲げていることを教えてください

常に新しいことを積極的に取り入れたいと思っています。最近は、ジュエリー製作にもCAD(*2)を用いるようになりました。手で作るのに比べて製作時間が大幅に短縮され、オーダージュエリーの修正も簡単にできます。今後一般の方にもCADが普及すれば、お客様ご自身がデザインして当社のような工房サロンで造型する、というオーダーメイドジュエリーが実現するかもしれません。
従来は難しいといわれていたオーダーにも、最新の機械によって対応可能なケースが増えています。熱に弱い宝石をあしらったアクセサリーや地金が石を覆うデザインの指輪も、レーザー溶接機を用いることでリメイクが可能になりました。これからは、熟練の職人でなくても多様なニーズに応えられる時代が来るでしょう。可能性の広がりにワクワクしますね。

*2 CAD:コンピューター上で設計を行うシステムやソフトウェアのこと


――今後チャレンジしたいことは?

彫金体験のワークショップを企画しています。現在当社では、お客様ご自身が手作りできるブライダルリングのサービスを展開していますが、今後は他のアクセサリーにも広げていきたいですね。短時間のワークショップなら、デートコースの一つとしても楽しんでいただけるのではないかと考えています。
また、即日納品が可能なフルオーダーリングのプランも現在企画中です。「恋人に指輪をプレゼントしたい」と思っても、デザインの好みやサイズが合わなかったらガッカリですよね。相手と一緒に選べて、その日のうちにお渡しできるオーダージュエリーなら、きっと喜んでいただけると思います。宝石を用いるジュエリーの場合は材料支給の必要がありますから、そこで宝石鑑定士の知識を生かしていきたいですね。


ジュエリーのオーダーメイドや加工にも、宝石鑑定士としての知識が生かされているのですね。宝石の奥深さを知ることができる宝石鑑定士は、「ジュエリーが好き」という人にはおすすめの仕事といえそうです。


【profile】ジュエリースミス青山 寺田竜朗
http://smith-jewelry.com/

この記事のテーマ
ファッション」を解説

ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。

「ファッション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「宝石鑑定士」
はこんな仕事です

主な業務は、宝石の種類を見極めて真贋判定を行う鑑別と、グレーディング(等級格付け)作業。宝石商(店)、百貨店の宝石売り場、輸入代理店などが主な職場となる。「宝石鑑定士」の資格取得で活躍の場が広がる。また、その他の関連資格について学べる機関が国内外に多数ある。その中でもダイヤモンドの国際基準を考案した米国宝石学会が認定する「GG」という資格が有力だ。鉱石学や宝石、彫金などに興味があり、さらに細かい作業が得意ならより適性が高い。

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