【シゴトを知ろう】ジュエリーCADデザイナー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】ジュエリーCADデザイナー ~番外編~

2017.02.15

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ジュエリーCADデザイナー ~番外編~

従来は手書きで行っていたジュエリーのデザインにも、最近はCADシステムが用いられることが多くなってきました。デザインのセンスやCADの技術は、どのように身につければよいのでしょうか。ジュエリーCADデザイナーの大友さんにお伺いしました。

この記事をまとめると

  • イラストレーターとフォトショップの勉強をしておくとよい
  • 普段からいろいろな「形」に興味を持つことが大切
  • 「仕事で行き詰まった」と思っている人は自分で壁を作っているだけ

スピーディで誤差の少ないジュエリー製造が可能に

――ジュエリーをCADでデザインするメリットは?

ジュエリー製造法の中で最もメジャーなのが、型を作って鋳造する「ロストワックス」という方法です。CADデザインの一番のメリットは、この型を作る時間を大幅に短縮できることです。さらにコンピューター上で数値管理を行うため、仕上がりにも誤差が出にくくなります。量産が必要な場合でもスピーディに対応でき、コスト削減にもつながります。


――一般の方が知らないような業界用語はありますか?

純金のことを「ヤキ」と呼び、「ヤキを100g」などという使い方をします。あと、真珠だけは重さを表すのに「匁(もんめ)」を使いますね。昔の尺貫法の単位で、1匁は3.75gとなります。あと石1ct(キャラット)あたりの値段を指す時に「ガイ いくら」と使います。
またジュエリー製造に用いる宝石を指して「原石」といわれることがありますが、それは磨かれカットされた「ルース(裸石)」のこと。原石というのはカットして磨く前の石の状態で、私たちはあまり扱いません。原石を取り扱うのは、宝石のカットを行う業者くらいですね。

多くのジュエリーに触れ、美的・造型センスを磨く

――デザインセンスはどのように磨いてきたのですか?

やはり、多くのジュエリーを見たり作ったりすることでしょうね。従来はジュエリー製造には正面・上・側面の三面図が必要でしたが、最近では正面図からのみ作られることも多くなりました。そのような場合、デザインに必要な美的センス以外に、平面から美しい高さやラインを形作る造型センスが求められます。


――仕事のために身につけておいた方がいいことはありますか?

CADのソフトは工業デザインに使用するものとベースは同じ。いくつか種類があり、中にはジュエリー専用にアレンジされているものもあります。習得するには、まず使ってみるのが一番。おそらく若い方なら簡単に覚えられると思います。
あとは、グラフィックソフト「イラストレーター」と画像編集ソフト「フォトショップ」の勉強をおすすめします。できればイラストレーターを使って直接デザインができるくらいまでスキルを磨いておくといいですね。手書きでデザイン画を描くとペンの太さでイメージが変わってしまうことがありますが、ソフトを使えば正確ですし、データ化の手間も省けます。これらのソフトのスキルを高めることで、デザイナーとして活躍の幅も広がると思いますよ。


――仕事で壁にぶつかったときの乗り越え方は?

例えばゲームで思うように良いスコアが出ないことがありますよね。そういうときはやり続けるしか方法はなく、そうすればスコアも伸びてくるはずです。仕事も同じで、「壁にぶつかった」と思っている人は自分で壁を作っているだけです。同じ状況でも「行き詰まった」と考えるとスランプになりますし、そう思わない人にとってはスランプではないんです。「今はたまたまタイミングが悪いんだ」と思って続けていれば、いずれ必ず夜明けは来るはずです。

広い視野を持つことがジュエリーデザイナーとしての成長につながる

――仕事以外の体験で、仕事にもプラスにつながると思うことは?

形の美しいものを見たり、たくさん触れること。私はミリタリー好きで戦闘機や戦車が好きなのですが、やはり強い戦車は形がいいんですよね。車でもプラモデルでも、「このカーブがキレイ」「この部品がカッコイイ」など、形に興味を持つことは大きくプラスになると思います。


――ジュエリーCADデザイナーとして必要な心構えはありますか?

デザインやCADのモデリングだけを考えていると、「木を見て森を見ず」という状態になってしまいがちです。例えば製造のことを知らないままデザインをすると物理的に製造が不可能であったり、仕上がったジュエリーのバランスが悪かったりすることもあります。「私はデザイナーだから」という変なこだわりは持たずに、製造の現場を経験するなど広い視野を持ってほしいと思います。


ジュエリーデザインの世界は、CADによってよりスピーディかつ効率化されているようです。ただCADが使えればよいという訳ではなく、デザインのスキルを上げるにはさまざまな努力も必要となります。ジュエリーCADデザイナーを目指す人は、まずたくさんのジュエリーに触れるところからスタートしてみてはいかがでしょうか。


【profile】ジュエリースミス青山 代表 大友浩
http://smith-jewelry.com/

この記事のテーマ
ファッション」を解説

ファッションの専門知識や業界のビジネスノウハウを学び、感性やセンス、基礎技術を磨きます。作品の発表会や学外での職業実習などを通して職業人としての実践力を身につけるほか、資格取得を目指すカリキュラムもあります。仕事としては、素材づくりや縫製など「つくる仕事」と、PRや販売促進などファッションビジネスに関わる仕事に分かれます。

「ファッション」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ジュエリーCADデザイナー」
はこんな仕事です

主に貴金属や宝石を使った指輪やブローチなどのアクセサリーを設計する仕事。最近はCADソフトでデザイン画を描いて設計図を起こすので、従来のように手作業で原型をつくるよりも精巧なデザインが可能。実際、アクセサリーメーカーやブランドのデザイン部門で働くデザイナーの多くは、CADデザイナーでもある。アクセサリーの構造と素材の知識、美的センスは必須。数多い教育機関や専門講座などで技術を学ぶとよい。企業に勤めて仕事を始める場合は、企画提案、発注業務、生産管理などのビジネススキルも重要になってくる。

「ジュエリーCADデザイナー」について詳しく見る