【シゴトを知ろう】福祉に関する企業で働く人 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】福祉に関する企業で働く人 ~番外編~

2017.02.09

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】福祉に関する企業で働く人 ~番外編~

東京・大阪の都市部で、高齢者や障害のある方の在宅生活を支えている会社で訪問介護と採用・研修など人材開発の仕事をしている小西倫世さん。ITを活用した業務の効率化や福祉に関する資格、休日の過ごし方などについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 自宅での生活を最後まで支え続ける仕事に誇りを持っている
  • 未経験でも仕事をしながらキャリアアップ可能! 高齢化が進む日本にとって欠かせない人材に
  • いい仕事をする秘訣!? 休日は体を動かしてリフレッシュ

人生の最終章を自宅で生きる姿に感動

――訪問介護の仕事をしていて、驚かれたことは何ですか?

私は10年ほど金融関係の会社で働いた後、福祉業界にやってきました。それまで、デイサービス(*1)でのボランティアで要支援(*2)のレベルの高齢者の方たちと関わってきて、その時間がとても楽しかったんです。だから訪問介護も、要支援レベルでほぼ自立されている高齢者の方が多く利用されていると思っていたんです。

ところが、実際に利用者さまのお宅を訪問してみると、要介護5でも一人暮らしの方がいたり、がんの末期で余命1カ月と宣告されている方がいたり……。それはショックというよりも、「こんなにたくさんの方が、ご自宅で最後まで頑張って生きていらっしゃるんだ!」という感動でした。
私たちは病気を治すことはできませんが、自立のお手伝いをして介護の必要度合を少なくすることはできます。利用者さまがちょっとでも「家で過ごせてよかった」と思えるお手伝いができることを誇りに思っています。

*1 デイサービス(通所介護):介護保険で利用できるサービスの一つ。自立した日常生活を送れるようにするため、特定の施設で食事や入浴、生活機能を向上させるための訓練を日帰りで受けることができる。

*2 要支援・要介護:要介護認定とは介護の必要性を測る度合いで、要支援は2段階、要介護は5段階に分けられる。段階によって、介護保険で利用できるサービスなどが異なる。


――自転車で利用者さまのお宅を回るとき、道に迷ったりはしないのですか?

当社では、約8割いる正社員には1人に1台スマートフォンが貸与されています。利用者さまに関する情報は全てクラウド上で管理されていますから、ご自宅の住所はもちろん地図もすぐに開けるので、道に迷って時間をロスすることはほとんどありませんね。

スマートフォンでは、介護、看護、リハビリ、居宅介護支援といったあらゆる職種で共有している情報を見ることができるので、次の訪問先の利用者さまの状況と必要なサービスを調べることができ、訪問した後すぐにサービスに取り掛かることができるのです。

人間力が身に付く、人生の大先輩からの教え

介護現場で必要な知識や技術だけではなく、専門スタッフたちをまとめるマネジメント力も必要

介護現場で必要な知識や技術だけではなく、専門スタッフたちをまとめるマネジメント力も必要

――高齢の利用者さまたちとはどのようなお話をされているのですか?

一人で利用者さまの自宅に伺う訪問の仕事は、最初は誰しも不安がありますが、やり始めれば慣れますしできるようになるものです。お話も同じで慣れます。
こちらから何かを話そうとするよりも、人生の大先輩の方たちから“教えていただく”ことがたくさんあるんです。長いこと職人をされていた方や元大学教授など、自分の交友関係では決して出会えない方たちとお話することができるのですから。
訪問介護の仕事は、体はくたびれることがあっても精神的な苦痛はとても小さいのです。「今日も〇〇さんに、たくさん笑わせてもらったな~」という感謝の気持ちの方がずっと大きいです。


――福祉業界ではどのようなキャリアパスがあるのでしょうか?

何の資格も持たずに福祉業界に入っても、仕事をしながら、介護職員初任者研修や実務者研修を受講・修了して訪問介護スタッフとして実績を積めば、3年後には国家資格である「介護福祉士」を取得することができます。
その後、5年間実務経験を積むと「介護支援専門員」いわゆるケアマネジャーの資格を取得することもでき、地域包括ケアシステム(*3)の中心的な存在として活躍できます。
団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者になり、国民の3人に1人が65歳以上になる「2025年問題」の時には、なくてはならない人材になっているでしょう。

*3 地域包括ケアシステム:国が進めている地域での福祉の在り方。要介護の状態となっても地域で自分らしい生活が続けられるように、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるような仕組みのこと。2025年までにこのシステムを作ることを目指している。

地域に密着している仕事だからオフも充実

――お休みの日は何をされているのでしょうか?

当社の都市型訪問介護の仕事のいいところの一つは、都心であっても地域に密着していることなんです。だから、地域のイベントやネットワークの情報が入ってきます。
フットサルチームに所属している社員もいますし、ちょっとしたお出かけや遊びには困らないので、休みの日も皆わりと活動的だと思います。私もジョギングをしたりして楽しんでいますよ。


年をとったり病気になったりしても自分らしく暮らしたい、と願う多くの人をサポートする介護、看護、リハビリといった福祉に関する仕事。ITを導入してきめ細かい情報管理を行い、スムーズにサービスを提供できるような工夫もしています。
福祉に関する企業では、介護に関わる現場スタッフだけではなく、現場スタッフを育成・管理する人やIT面から支援する技術者など、さまざまな人たちが働いています。高齢化が進む日本において今後ますます変化が求められる福祉業界。興味のある人は、自分の強みを生かせる仕事を探してみてはいかがでしょうか。

 
【Profile】株式会社グッドライフケアホールディングス 人材開発部課長 小西倫世

株式会社グッドライフケアホールディングス
http://www.glafis.co.jp/
http://recruit.glafis.co.jp/

写真提供:(2枚目)株式会社グッドライフケアホールディングス

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

現場で福祉を担う介護福祉士などのスペシャリストや、福祉サービスの企画・提案ができる人材を育成します。通常の生活を営むことが困難な人の生活を助けるための専門知識、技術を身につけ、職種により就業に必要な資格取得を目指します。高齢化が進む中、精神的なケアや寝たきりを防ぐための運動指導など、必要な専門知識や技術も幅広くなっています。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「福祉に関する企業で働く人」
はこんな仕事です

介護ベッドや電動車いすといった福祉用具を扱うメーカーで、企画や販売に携わる仕事。また、福祉サービスを展開する企業で、人材のマッチングや介護報酬請求業務、ケアプラン作成のサポート、その他庶務全般を担当する人も指す。介護員や相談員、指導員のように、支援を必要とする人と直接関わる機会は少ないが、福祉に関する知識を身に付け、福祉業界の現状と要支援者のニーズを把握することが求められる。必要な資格はないが、社会福祉士や介護関連の資格を取得することで、仕事の幅が広がるだろう。

「福祉に関する企業で働く人」について詳しく見る