【シゴトを知ろう】福祉に関する企業で働く人 編

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【シゴトを知ろう】福祉に関する企業で働く人 編

2017.02.09

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】福祉に関する企業で働く人 編

年をとっても住み慣れた家で暮らし続けたい――。そう願う多くの方々の生活をサポートするために、金融業界から福祉業界に転身。訪問介護の仕事とともに、介護・看護・リハビリなどを行う専門職の採用や研修を担当している小西倫世さんに、福祉に関する仕事についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 住み慣れた地域で生活したいお年寄りと障がいのある方を支える仕事
  • 超高齢社会の日本。福祉サービスの見本を世界に発信している
  • 介護に関わるさまざまな専門スタッフとのコミュニケーションも大切

訪問するごとに、利用者さまの笑顔が増えていく

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい
 
訪問介護・訪問看護・訪問リハビリなど、高齢の方や障がいのある方に住み慣れたご自宅で生活していただくためのサービスを提供している株式会社グッドライフケアホールディングスの人材開発部に所属しています。採用・職員研修・教育が主な仕事ですが、以前は訪問介護を担当していたので、今でも利用者さまのご自宅を訪問させていただくことがあります。
 
<ある一日のスケジュール>
8:45 出社
9:00 入社希望者の面接の準備、面接
10:00 新規採用のための雑誌、Web媒体探し
11:00 支店へ行き、職員と面談
13:00 利用者さまの自宅2軒を自転車で訪問
    体温・血圧・心拍数などのチェック、買い物同行、入浴介助など
16:00 会社へ戻り、翌日の訪問介護職員研修の準備
19:00 帰宅


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
初めての利用者さまのご自宅に伺うときは緊張して不安も募るのですが、訪問回数を重ねるごとに利用者さまが受け入れてくださり、笑顔の会話が増えることが楽しいです。コミュニケーションは仕事の一つであると捉えています。ご自宅でその人らしい生活を支えていく訪問介護の仕事は、やりがいも大きいです。
また、利用者さまのご自宅へは自転車で伺うので、季節の移り変わりや夕日や夜景の美しさを感じられたり、雑誌などに取り上げられていたお店を偶然見つけたりするのも楽しいですね。

採用や研修の仕事は、ご自宅で暮らす高齢者の方たちを支える仲間を増やし技術を高めていくことにつながるので、こちらにもやりがいを感じています。

 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

自転車で移動しているので、雨や風の強い日は大変ですね。レインコートを脱いで利用者さまのお宅へ入り、介助の仕事を終えて、また濡れたレインコートを着て次のお宅へ向かって自転車をこぐ……。1日7~8軒を回る日もあるので、風邪をひかないように体調管理には気を遣います。

世界から注目される日本の福祉・介護業界

韓国から視察に来た人たちに24時間対応の訪問介護について説明する小西さん

韓国から視察に来た人たちに24時間対応の訪問介護について説明する小西さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

4年制大学を卒業後、金融関係の企業で10年ほど働いていました。
休日にデイサービス(*1)のボランティアをしていて高齢者の方たちと過ごす時間が好きでしたし、両親の介護のことも考えて、ホームヘルパー2級(当時)の資格も取得していました。
転職をするなら介護の仕事にしようと思い、訪問介護かデイサービスかで迷いましたが、結局、毎日の変化が楽しめそうな訪問介護に決め、当社を知って“勢い”を感じて就職。これまでの事務職経験を買われて、訪問介護と内勤とを両方担当してきました。

*1 デイサービス(通所介護):介護保険で利用できるサービスの一つ。自立した日常生活を送れるようにするため、特定の施設で食事や入浴、生活機能を向上させるための訓練を日帰りで受けることができる。


Q5. 大学では何を学びましたか?
 
経済学部でミクロ経済学を専攻しました。ゼミの先生が教えてくださった「1,000円あって、りんごを3つ買うか、それともみかんを5つ買うか。広告がこっちがいいと宣伝しているからではなく、自分の満足度を上げるほうを選択することによって、経済はよくなる」という言葉を、今でもふと思い出すときがあります。
経済に限らず、どのような場面でも自分自身でよく考え、満足できる選択をしたいと思っています。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生の時のことは覚えていないのですが、中学校の卒業文集には「世界を股にかけるキャリアウーマンになりたい」と書いていました。今は、高校の進路指導の先生方にお会いして介護の仕事と当社のことを説明するために、全国の高校を訪問しています。世界とはいえませんが、日本各地を飛び回っていますね。
また、2016年4月には、韓国の方たちが当社の24時間型の訪問介護を視察しに来られました。日本の超高齢社会(*2)は世界から注目されているので、今後は世界各国の方たちとの関わりが増えそうです。

*2 超高齢社会:総人口に対して、65歳以上の人が占める割合が21%を超えた社会のこと。

新しい出会いへの好奇心と優しい気持ちを大切に

Q7. どういう人が福祉に関する企業で働くことに向いていると思いますか?
 
人と関わることが好きで、新しい出会いにワクワクできる人ですね。高齢の利用者さまとの関わりが好きであるとともに、利用者さまは訪問介護員だけでは支えられませんから、ケアマネジャーや看護師など自分とは異なる専門職の方々とコミュニケーションがとれることが大事です。相手がどのような方でも初対面のときはたいてい緊張するものですが、ドキドキ・ワクワクを楽しめる人なら大丈夫です。

 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

福祉の仕事に興味のある高校生は、心がとても優しい人が多いと感じています。小さいころから祖父母と暮らしていたり、身近にお年寄りがいたりするなど、いい思い出があるのだと思います。
みなさんのことをご自宅で待っている利用者さまは、たくさんいらっしゃいます。お年寄りの役に立ちたいと思うその優しさあふれる純粋な気持ちを、大切に持ち続けてほしいと思います。


自宅で生活することを望むお年寄りや障害のある方、看護師やリハビリスタッフ、ケアマネジャーなど介護に関わる専門職の方、そして高校の先生や外国からの視察団と、福祉に関する1企業の中にいても小西さんがさまざまな人と接していることが分かりました。
世界から注目を浴びている日本の福祉・介護業界。コミュニケーション力はますます必要なスキルとなりそうです。


【Profile】株式会社グッドライフケアホールディングス 人材開発部課長 小西倫世

株式会社グッドライフケアホールディングス
http://www.glafis.co.jp/
http://recruit.glafis.co.jp/

写真提供:(2枚目)株式会社グッドライフケアホールディングス

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

現場で福祉を担う介護福祉士などのスペシャリストや、福祉サービスの企画・提案ができる人材を育成します。通常の生活を営むことが困難な人の生活を助けるための専門知識、技術を身につけ、職種により就業に必要な資格取得を目指します。高齢化が進む中、精神的なケアや寝たきりを防ぐための運動指導など、必要な専門知識や技術も幅広くなっています。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「福祉に関する企業で働く人」
はこんな仕事です

介護ベッドや電動車いすといった福祉用具を扱うメーカーで、企画や販売に携わる仕事。また、福祉サービスを展開する企業で、人材のマッチングや介護報酬請求業務、ケアプラン作成のサポート、その他庶務全般を担当する人も指す。介護員や相談員、指導員のように、支援を必要とする人と直接関わる機会は少ないが、福祉に関する知識を身に付け、福祉業界の現状と要支援者のニーズを把握することが求められる。必要な資格はないが、社会福祉士や介護関連の資格を取得することで、仕事の幅が広がるだろう。

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