【シゴトを知ろう】ゲームディレクター 編

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【シゴトを知ろう】ゲームディレクター 編

2017.02.08

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ゲームディレクター 編

スマートフォン向けのゲームアプリは人気が高く、ゲームに携わる職業に就きたいと考えている人にとっては魅力的な業界ではないでしょうか。
VRモード(*1)などが搭載された話題のゲーム「オルタナティブガールズ」のアートディレクションに携わっている株式会社QualiArtsの庄司拓弥さんに、ゲームのアートディレクターのお仕事内容などについてお話を伺いました。

*1 VR(バーチャルリアリティ)モード:スマートフォン対応のVRゴーグルを使うことによって、3Dでゲームを楽しめる。

この記事をまとめると

  • 1人ではできないこともチームだからできる。アプリ制作のやりがいについて
  • 進路を模索した高校時代。大学進学のために上京し、芸術の世界へ
  • やりたいことを見つけるきっかけは、受け身では出会えない

自分が関わったゲームのリリースはこの上ない喜び

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい

ゲームアプリの制作物の監修および品質管理が主な仕事です。制作パートナー会社さんの調整や映像(CM/PV)周りの進行など、幅広い仕事をしています。

<一日のスケジュール>
9:30 出社
    メール確認
10:00 メンバーが出社
    各自のタスク確認などのミーティング
11:00 外注先・取引先とのチャット会議
12:00 昼食
13:00 メンバーの成果物のチェック
16:00 プランナーとの打ち合わせ、企画ミーティング
18:00 制作作業
21:00 帰社


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

長い時間をかけて開発してきたゲームアプリをリリース(発表・配信)できるのは、やはり大きな喜びですね。一人ではできない仕事をメンバーと力を合わせて行い、世の中に出すことは、なかなか味わえるものではないので。
リリース後、多くのユーザーの方にプレイしてもらい楽しんでもらえていると実感できる瞬間にもやりがいを感じます。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

チームで仕事をしているので、「誰かが納得できていない」という局面なども出てきてしまうのが、難しいと感じる部分ですね。
チームメンバー全員「よりいいものを作り上げたい」という想いがあるので、他職種の人とも話して調整をしてもらったりすることで、全員が納得できるものに少しでも近付けていく必要があります。

また、同じプロジェクトに携わるイラストレーターが仕上げたイラストに対してコメントをする際、「何となくいい、悪い」ではなく、できるだけ具体的に「目の大きさを右に寄せてハイライトはこの辺りにすると、よりかわいい印象を与えられる」など、論理的に明確な提案を持って伝えることを意識しています。

政治家になりたい! 夢をかなえるため、高校進学時に和歌山から東京へ

「ゲームの世界観を映画などに広げていきたい」と話す庄司さん

「ゲームの世界観を映画などに広げていきたい」と話す庄司さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

元々はWebデザイナーとして入社しました。その後、社内でゲームの事業部が立ち上がり、デザインをしていた流れでゲームのアートディレクション、ディレクションという仕事になっていきました。

実は、高校に進んだころは、大学の法学部に進みたいと考えていたんです。進学クラスに入ることはできたのですが、どうしてもその中で上位に行くことができませんでした。そこから勉強が少し嫌になってしまって、サッカーに打ち込んだり、軽音楽部に入ったりということもしたんですが、どれもしっくりこなくて……。
そんな時に「そういえば前から美術は成績悪くなかったな」と思って美大に進学したいと思うようになり、芸術系の大学へ進みました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

進学した大学は「何か一つの芸術に特化したことをやりましょう」というタイプの大学ではなくて、写真や現代アート、タイポグラフィ(*2)など、何でも好きな表現手段を学ぶという感じの学校だったんです。そのため、いろいろな分野の芸術に取り組みました。
特に写真と現代アートに興味があったので、バンクシーとかアンディ・ウォーホル、村上隆さんみたいなアーティストになりたいと考えていたこともあります。

*2 タイポグラフィ:書体やサイズ、色、行間などを調整して表現する文字要素のデザインのこと。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校進学の時に和歌山から東京に来ました。最初に持っていたのは、「地元の政治家になりたい」という夢です。高校進学時点で上京したのもそれが理由で、「政治家になるにはどうしたらいいの?」と祖父に聞いたら、「みんな法学部出てるぞ」と言われて。
政治に興味を感じるようになって、少しでも早い段階からより質の高い教育を受けるためには、東京で勉強したいと思うようになったんです。

そういう意味では、全然今の仕事には繋がっていませんね。ただ、高校卒業まで上京することを待っていたら、また違う道をたどっていただろうなと思います。

自分の意見に固執せず、柔軟で前向きであることが大切

Q7. どういう人がゲームディレクターに向いていると思いますか?

美術が好きであることはもちろんですが、漫画・アニメ・ゲーム・映画・アートなどといったコンテンツが好きという人が向いていると思います。
私自身は、「柔軟で前向きであること」を非常に大切にしています。会社に中にもそういった人が多いと感じますね。チームでものづくりをしていくに当たって、かたくなに自分の意見を持ち過ぎてしまうとつらくなることもあると思います。そういう意味では、柔軟性が求められる場面も多いのではないでしょうか。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

今はゲームの制作に携わっていますが、最終的にはゲームという世界だけではなくもっと広く展開していけるものを作りたいと考えています。
グラフィックデザインとしてのキャラクターデザインやUI(ユーザーインターフェース)デザインなど、「ゲーム」というものに縛られ過ぎずに考えていけば、可能性として広がっていくものだと感じています。

高校生の頃は、このような仕事に就くとは考えてもいませんでした。みなさんには、いっぱい遊んでいろんな経験をしてもらえたらと思います。「好きなこと」「やりたいこと」を見つけるきっかけは、本当にいろんなところにたくさん転がっていると思うので。


夢をかなえるために高校進学と同時に上京したという庄司さんのアグレッシブな姿勢に、驚いた人も多いのではないでしょうか? この職業に就くとは考えていなかったとご本人もおっしゃっていましたが、さまざまな可能性を探るというのは大切なこと。
まだ自分自身がどうなりたいのかを決めきれていない人は、時間のあるうちにさまざまな経験を積むことで、進むべき道が見えてくるかもしれませんね。


【profile】株式会社QualiArts アートディレクター 庄司拓弥

この記事のテーマ
コンピュータ・Web・ゲーム」を解説

デジタル情報をつなぐシステム構築をはじめ、webやゲーム、アニメーション、映画など、メディアやコンテンツを創り出します。コンピュータの設計・開発などを学ぶ情報処理系と、アニメ・ゲームなどの制作を学ぶコンテンツ系があります。また、ビジネスの現場で広く使われているアプリケーションを使いこなすスキルを身につける授業もあります。

「コンピュータ・Web・ゲーム」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ゲームディレクター」
はこんな仕事です

ゲーム開発時の進行管理のほか、プランナーやデザイナーといったスタッフを取りまとめ、ゲームづくりを管理・監督するのがゲームディレクターだ。プロデューサーが指示系統をつくり上げ、ディレクターはその指示の下に動くのが一般的だが、実際の現場での責任者はディレクターになるため、企画立案や予算管理、チームのスタッフ構成やスケジュール管理など責任を担うことは多くある。実際にゲームの開発作業の細部に関わることはあまりないが、ディレクターのディレクション能力によって、作品のクオリティーは大きく変わる。

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