【シゴトを知ろう】フードアナリスト ~番外編~

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【シゴトを知ろう】フードアナリスト ~番外編~

2017.02.08

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】フードアナリスト ~番外編~

「食の情報」の専門家であるフードアナリスト。資格取得者は、全国に1万2,000人以上いるとのこと。フードアナリストの資格を生かして講師をしている稲葉奈緒美さんに、どのような人がフードアナリストを目指しているのか、フードアナリストとして仕事をする上で努力をしていることなどについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 社会人は仕事の可能性を広げるため、学生は就職のために「食」について学ぶ
  • デパ地下から農業問題まで、アンテナを張って情報収集。スーパーではつい売上分析も
  • 食生活をより豊かに! 「食の情報」の専門家は、日々学び発信している

ラーメン屋、タレント、自衛官……。フードアナリストの経歴はさまざま

――フードアナリストを目指す人にはどんな人がいますか?

フードアナリスト養成講座の受講生には社会人も学生もいて、4級から1級までの資格の取得に励んでいます。
社会人の方では、すでに料理店や食品メーカーなど食関連の仕事をしている人のほか、料理教室やサロンを開いている人、食べ歩きが好きでブログを書いていてその趣味や特技を今後は仕事に生かしたいと考えている人、定年退職後食について学びたい人など、本当にさまざまですね。
これからラーメン屋を開業したいという人が、ラーメン以外の食についても知りたいと講座を受けにきて、お店のインテリアや消費者の食行動についての学びを深めていたのが印象に残っています。

学生さんは、食品メーカーなどへの就職を希望する場合は有利になることもあるようで、料理や食べ歩きといった趣味を生かしてフードアナリストの勉強をして資格を取得している人たちがいます。


――フードアナリストの仕事をしていて驚かれたことはありますか?

4級、3級の講座を自衛隊の方たちの課外活動の1つとして依頼されたことです。ほかにも、旅行番組などで料理のリポーターをするために、タレントさんが4級講座を受講していたり……。どんな職種の方でも、食について学びたい人はいるのだなと痛感しましたね。

一方で、管理栄養士やフードコーディネーターなど、すでに食に関する資格を持って仕事をしている方たちもフードアナリストの講座を受講しにきますので、その勉強熱心さには驚かされます。
幅広く食を学び知識を更新することによって、仕事の可能性がどんどん広がっていくということですね。

経験や知識にフードアナリストの資格をプラスして、活躍の場を広げる

フードアナリスト1級から4級までのテキスト。稲葉さんのテキストはメモやマーカーのラインがびっしり

フードアナリスト1級から4級までのテキスト。稲葉さんのテキストはメモやマーカーのラインがびっしり

――食の情報を更新するために、どんなことをしているのですか?

話題のレストランやスイーツ店に足を運ぶようにしていますね。デパ地下のラインナップも日常的にチェックしていますし、スーパーの食料品売り場では陳列の仕方やレジでの対応を観察し、「この点を改善したほうが売り上げが伸びそうだな」と分析しています。

ほかには、日経新聞と日経流通新聞を読んで、食品メーカーの合併のニュースや世界的な食料の動き(輸出入)がどうなっているのか、食品の廃棄率や農業の問題、そして新製品の情報など、食にまつわるあらゆる情報に興味を持って、インプットしています。
フードアナリストとして話をする際には、まず初めに今話題の食の話をすることで、みなさんの聞きたい気持ちを引き出すことができます。

またフードアナリストの養成講座では、英語やフランス語、中国語で食材やメニューを覚えるので、レストランや中華料理店に行ったときには、日本語のメニューではなく外国語のメニューを見て選ぶようにしています。


――フードアナリスト以外の仕事もしているのですか?

はい、フードアナリストの仕事だけで生計を立てている方は少ないと思います。料理教室やライター、食品メーカーや広告業界など、ほかの仕事があってフードアナリストの資格をプラスしている方がほとんどです。
私は大学で非常勤講師としてマーケティングの授業をしたり、だしソムリエ協会で認定講師として教えたりもしています。だしの知識は日本の食文化の基本ですので、この知識をフードアナリストの仕事に生かすことができますし、逆にフードアナリストとしての知識をだしソムリエの仕事に生かすこともできています。

チーズやワインの専門資格とフードアナリストの資格を組み合わせている方もいますし、仕事ではなくても、お母さんがフードアナリストの資格を持っていれば子どもの食に強いフードアナリストになれます。介護をしている方が資格を取れば、高齢者の食事情に詳しいフードアナリストになることができます。
どんな立場にいる方でも、フードアナリストの知識を生かして、自分と周りの方たちの食生活をより豊かにすることができるのです。

情報に敏感で自分を高めていきたい人に向いている

――フードアナリストとして活躍するには何が必要でしょうか?

フードアナリストは「食の情報」の専門家なので、食について幅広く興味を持って自分の知識にして、人に伝えることができなければなりません。広く学び、その情報を更新していく必要があるので、一度資格を取ればそれでOKというものではないのです。

フードアナリストを名乗って食の情報を扱う仕事をするためには、食について勉強し続ける努力が必要です。企業の方を相手にプレゼンテーションをしたり、受講生を前に講師をしたりすることは自信につながりますし、自分の人生にプラスにもなります。常に自己研さんをして自分を高めていきたいタイプの人には、とても向いていると思いますよ。


全ての人が毎日何かを食べて生きています。その「食」について、みなさんはどれくらい興味を持っているでしょうか。体の成長を促し、健康を維持し、満足感も得られて、心までも豊かにしてくれる「食」。どんな仕事に就いても、「食」について豊富な知識を持っていれば周りの人との会話が弾みますし、旅行に行ったときもその土地ならではの料理を楽しめそうです。
フードアナリストは4級講座からあり、大学や専門学校では授業の一部になっていることもあるので、興味のある人は挑戦してみるといいかもしれませんね。


【profile】フードアナリスト 稲葉奈緒美

一般社団法人 日本フードアナリスト協会 http://www.foodanalyst.jp/about.html

この記事のテーマ
食・栄養・調理・製菓」を解説

料理や菓子などの調理技術や、栄養や衛生などに関する基礎知識を身につけます。職種に応じた実技を段階的に学ぶほか、栄養士などの職種を希望する場合は、資格取得のための学習も必須です。飲食サービスに関わる仕事を目指す場合は、メニュー開発や盛りつけ、店のコーディネートに関するアイデアやセンス、酒や食材に関する幅広い知識も求められます。

「食・栄養・調理・製菓」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「フードアナリスト」
はこんな仕事です

食を分析・評価する仕事で、その資格取得者をフードアナリストという。味覚にとどまらず、栄養学、食育、レストランのインテリアやサービス、料理の歴史、食関連のマナー、マーケティングなど、食文化にまつわる総合的な知識と教養を身に付ける必要がある。食の専門家としての鋭い洞察力に加え、客観的な消費者目線も兼備しておきたい。飲食店プロデュース、食品会社での商品開発や販促企画、レストランのサービス改善のための覆面調査、専門誌・雑誌の記事執筆、スクール講師など、活動の場は幅広い。

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