【シゴトを知ろう】測量士 編

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【シゴトを知ろう】測量士 編

2017.02.14

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】測量士 編

みなさんは、「測量士」という仕事をご存じでしょうか? 土木工事や建築工事など、あらゆる工事の基礎となる測量調査を行う仕事です。たまに、道路で長いメジャーなどいろいろな道具を使っている様子を見かけることがありますよね。でも、実は測量士の仕事は道路で測量調査を行うだけではないようです。

今回は、新潟県新潟市に本社を構え、地理空間情報(測量、地理情報システム等)を扱う(株)ナカノアイシステムで働く金子真郷(かねこまさと)さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 東日本大震災があった際には、現地に行って破損状態などを測量した
  • 測量とプログラミングの知識を両方を生かせる仕事
  • 無駄だと思っていたことでも、仕事に就くと意外と役立つことがある

新しく道路を作るときなどに、その土地がどれくらい凹凸があるか調べて、データにする

Q1. 仕事の概要と、一日のスケジュールを教えて下さい。

測量士の仕事は、例えば新しく道路を作るときに、その土地にどれくらい凹凸(おうとつ)があって、どの程度ぼこぼこしているのかというのを調べて、実際に道路を作るゼネコン(土木・建築工事を請負い、工事全体のとりまとめを行う建設業者)さんなどにそのデータを渡したりすることです。また、時間が経つと道路は傾いてきたりボコボコしてきたりするので、どれくらい傷んでいるのかを調べたりするのも測量士の仕事です。

私は普段、GIS(Geographic Information System)と呼ばれる地理情報システムで測量した結果を地図上に重ねて表示して、実際に道路がどうなっているのかを確認できる地図アプリケーションの開発をしており、パソコンで行う仕事がほとんどです。しかし、東日本大震災があった際には、現地に行って破損状態などを測量しました。その際は車で走ると測量ができるMMS(モービルマッピングシステム)という機械で被災地を走って状態を計測しました。

<ある一日のスケジュール>
08:30 出社
10:00 システム開発(機能追加や不具合の修正など)
12:00 昼食
13:00 システム開発(機能追加や不具合の修正など)
17:30 業務終了・帰宅


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

自分の作成したプログラムが、1つの地図アプリケーションとしてパソコン上で動いているところを見ると達成感があります。あとは、それを使ってもらって評判がよかったりすると、素直にうれしいですね。


Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?

測量の技術は日々進歩しています。先ほどお話したように、MMSのような車で測量できる機械は東日本大震災のときに使われていたのですが、今はさらにドローンも測量に取り入れられているんです。ドローンのデータは3Dで表現できたりするので、それを地図上でどういった編集をしてどう表示させるのかなど、それに見合ったシステムの開発が大変です。新しい発見があり、楽しいこともあるのですが、常に新しいことを取り入れていくのは、学ぶことが多く大変ですね。

大学の「環境システム工学科」で測量やプログラミングの知識を学んだ

Q4. どのようなきっかけ・経緯で測量士の仕事に就きましたか?

もともと気象などについて興味があったので、大学では「環境システム工学」という、環境と工学を合わせて人の役に立つことを生み出す学科に入りました。その中の授業の一つに測量があり、おもしろいと思ったんです。そこで測量やプログラミングに関する知識を学び、興味を持ったので、両方を生かせる仕事がないか探した結果、今の仕事を見つけました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

大学では、数学や英語などの基本的な科目の他に、土木・建設工学などの専門知識を習得しました。大学院では、水文学と呼ばれる、水(降雨、地下水、河川など)の循環を対象とした学問を学び、研究を行いました。


Q6. 学生時代の経験が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生のときは、具体的な夢もなく過ごしてしまったのですが、土木や建設工学の専門的な知識など、大学で身に付けたことは今の仕事に直接つながっていると思います。

フィールドワークが多いので、体を動かすことが好きな人が向いている

Q7. どういう人が測量士の仕事に向いていると思いますか?

地道に作業を続けて結果を出していく仕事だと思うので、忍耐力のある人が向いていると思います。測量の仕事に関していえば、フィールドワーク(現地における調査)が多いので、体を動かすことが好きな人がいいかもしれません。


Q8. 高校生に向けてメッセージをお願いします

無駄だと思っていたことが、仕事に就くと意外と役立つことがあります。今できることをしっかりやっておくと、仕事に就いてから、勉強しておいてよかったと思えることがあると思います。



測量士といっても、私たちが想像するような道路での計測だけでなく、現代ではさまざまな分野で活躍しているんですね。この記事が気になった人は、道路で測量しているところを見かけたら、今までと違う視点で仕事ぶりを観察してみるといいかもしれません。きっとこれまで以上に、より測量士への関心が湧いてくるはずです。


【profile】測量士 金子真郷(かねこまさと)
【取材協力】株式会社ナカノアイシステム
http://www.nais21.co.jp/

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「測量士」
はこんな仕事です

土木工事や建築工事など、あらゆる工事の基礎となる測量調査を行う仕事。工事予定地の地形調査や、工事中の建築物が設計通りにつくられているかどうかを確認するために測量を行う。また、地盤がどの程度変動したのかを調査したり、地図をつくったりするのも測量士の仕事であり、その役割は広範囲にわたる。測量の結果に基づいて開発計画を作成したり、建設条件を変更したりするため、何よりも正確性が求められ、責任の大きさもある。

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