【シゴトを知ろう】舞台美術 〜番外編〜

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【シゴトを知ろう】舞台美術 〜番外編〜

2017.02.13

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】舞台美術 〜番外編〜

「【シゴトを知ろう】舞台美術 編」では、舞台美術として働く青木拓也さんに、仕事を始めたきっかけや魅力、どんな人が向いているかなどを教えてもらいました。

今回は番外編として、この仕事ならではの「あるある」などについてより深くお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 物の寸法をぱっと見で当てられたりする
  • 日本の舞台業界では、尺貫法(しゃっかんほう)という昔の単位を使うことが多い
  • 打ち合わせ日の朝まで徹夜して作業をしたり、移動中に電車で図面をひいたりすることもある

アトラクションの待ち時間に壁や柱をやたらと触ってる人がいたら舞台美術家かも!?

――舞台美術ならではの、仕事上の「あるある」なことがあれば教えてください。

テーマパークに行くと、ついつい塗装の仕上がりや、素材感に目が行ってしまいます。アトラクションの待ち時間に、壁や柱などをやたらと触ってる人がいたら、もしかすると舞台美術家かもしれません。また普段の生活では、物の寸法をぱっと見で当てられたり、水平垂直が取れているかどうかの「目見当(めけんとう)」が発達すると思います。舞台美術家は、劇場でセットの飾り角度が合っているかどうかチェックするので、水平、平行などのバランス感覚は必要な能力だったりします。

舞台関係の学校に入ったら、だいたい初めに教わるのがこの尺貫法

――舞台美術にまつわることで、知られざる事実やトリビアがあれば教えてください。

日本の舞台業界では、今でも尺貫法(しゃっかんほう)という昔の単位を使うことが多く、物の長さを一尺(いっしゃく)、二尺(にしゃく)と数えています。これは海外公演ではもちろん通用しないのでメートル法に変換するのですが、日本では素材の販売単位や、舞台備品の寸法などが未だに「尺寸(しゃくすん。尺貫法を用いた寸法)」で作られているので、世界から見ると独自の文化になっているようです。舞台関係の学校に入ったら、だいたい初めに教わるのがこの尺貫法だと思います。他に、舞台業界の用語には、「バラす」(解体する、の意)とか、「コロす」(固定して動かないようにする、の意)とか、なぜか物騒な言葉が多いです。昔の職人さん達が荒っぽい言葉遣いだったのかもしれないですね。舞台用の金槌も、一般には「ナグリ」と呼ばれているものを使います。


――短い製作期間で納期に間に合わせないといけないなど、スケジュール的に大変なこともあると思うのですが、家で作業するときもあるのでしょうか?

私の場合は事務所などを持たずに、デスクにおける仕事は自宅で行っているので、図面作業、模型作業など、仕事の半分くらいは家でやっています。なので、持ち帰る、というニュアンスではないかもしれません。日中打ち合わせや稽古などで外回りに出て、夜は家で机仕事、というスタイルが、割と日常になっています。納期が早いとか、スケジュールがきついとかは、常にある問題です。

仕事の一番の報酬は「次の仕事」

――お仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。

学生のころに観て憧れていたカンパニーから、初めて美術のオファーをもらえたときのことはよく覚えています。こっそりガッツポーズが出ました。ただ、それ以上にうれしかったのは、続けて2回目の話をもらったときかもしれません。仕事の受け方はさまざまですが、デザインした舞台を観てくれた方から、「この前の舞台がよかったので」とオファーをいただいたり、一度関わった会社から続けて「次もぜひ」と声をかけていただけたりするのは格別にうれしいことです。そんなときは、“仕事の一番の報酬は次の仕事”だなと、改めて感じられます。


「締め切りギリギリまで粘るタイプ」だという青木さんは、打ち合わせ日の朝まで徹夜したり、移動中に電車で図面をひいたりすることもよくあるのだそうです。そうした仕事に対する真摯な姿勢が、次の仕事のオファーがもらえる理由になっているのでしょう。舞台美術の仕事に興味が湧いた人は、まずは実際に身近で公演されている舞台などに足を運び、ぜひその目で舞台の美術を味わってみてくださいね。


【profile】舞台美術 青木拓也
【取材協力】舞台美術研究工房 六尺堂
http://www.rokushakudo.org

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「舞台美術」
はこんな仕事です

舞台における大道具から小道具までの美術部門全体を担うのが舞台美術の役割だ。小道具や背景幕などの細かい美術制作も担当し、舞台におけるあらゆる美術構成に関わる。とくに照明との関わりが強く、照明を通した場合に客席からどう見えるかイメージすることが重要。ミュージカル、演劇など、芸術分野では情感を大事にするため、印象的な美しい舞台が要求される。ほかにもミュージシャンのライブなど大掛かりな仕掛けがあるステージも舞台美術の腕の見せどころだ。

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