【シゴトを知ろう】特許審査官 ~番外編~

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】特許審査官 ~番外編~

2017.02.08

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】特許審査官 ~番外編~

特許権・実用新案権・意匠権・商標権等の産業財産権を取り扱う特許庁。なかでも特許審査官は、特許権を付与するか否かを審査するとても重要な仕事です。特許審査官の仕事内容と業界ならではのお話を、現役特許審査官である高田さんに伺いました。

この記事をまとめると

  • 特許庁は東京特許許可局ではない
  • 特許審査官は普段から世の中の新しい技術に注目している
  • 経済産業省 特許庁で出世する人とは?

「特許庁は東京特許許可局ですか」と聞かれます

Q1. 業界や職務内での、一般人が知らない業界用語はありますか?
 
特許に関する書類を作成するときの文章は特許法に関する専門用語が多いので、特許以外の仕事に就いている方から「専門的で難しい」と言われてしまうことがあります。特許に関する書類は、特許権という強力な権利の範囲について記載された非常に重要な書類なので、正確に専門用語を使用して記載する必要があるのです。就職前は全く特許法に関する専門用語は知りませんでしたが、職場の研修できちんと教えてもらえましたので、大丈夫でした。


Q2. 一般の方に言うと驚かれたことはありますか?
 
よく「特許庁って東京特許許可局?」と聞かれます。東京特許許可局は早口言葉で、実際は存在しません(笑)。また特許審査官は東京都の職員ではなく、国家公務員です。


Q3.特許審査官として入庁して、一番驚いたことは何ですか?

入庁後の数年間は先輩審査官にマンツーマンで指導していただきながら特許の審査をするのですが、その期間を終えると特許の審査を一人で行うことに驚きました。プレッシャーを感じることもありますが、その反面やりがいも感じています。また特許庁は行政機関の一つであることからもっと固い雰囲気なのかと思いましたが、特許審査官は話しやすくフレンドリーな人が多いという点も驚きました。業務中は周囲の特許審査官に質問したり相談したりしやすい雰囲気ですし、業務後は職場のテニスサークルで先輩や後輩と一緒にテニスを楽しんだり、同じ部署の人たちと食事に行ったりしています。

常に最新技術をチェック 

Q4. 特許庁で働いている方はどんな性格の方が多いですか?

温厚な性格の方が多いと思います。職場の雰囲気は良いですね。1聞いたら10返してくれるような、面倒見が良い人が多いです。あと特許審査官は全員理系なので、文系の人が多い職場とは少し雰囲気が違うかもしれません。


Q5.日常生活で特に意識していることはありますか?

テレビやネットでニュースを見たり新聞を読んだりするときに、新しい技術や新しい工業製品などは意識しています。この製品は特許を取っているのかな、材料は何かな、どのような設計なのかな……などといったことを考えます。

民間企業とのつながりで知識が広がる より高い専門性を目指して

Q6.特許庁では、省庁以外のつながりはありますか?

企業の知的財産部・メーカー・研究機関・弁理士の方とのつながりが多くあります。メーカーの工場や研究機関を見学させていただくこともあります。企業から転身した方もいらっしゃいます。


Q7.特許庁や経済産業省ではどのような方が出世しているのでしょうか

いろいろな部署・出向先・海外赴任などを経験し、多くの困難な仕事をなし遂げてきた方が出世していると感じます。さまざまな経験を積むことが必要なのだと思います。


Q8.これからの目標を教えてください

特許審査を担当している技術分野や知的財産全般に関して、より多くの専門的な知識を身につけ、その身につけたスキルを業務で発揮したいと思っています。
 
 
世界中の発明に対して適切に特許権を付与することにより優れた発明を保護し、産業の発達に貢献している特許審査官。責任が重大な仕事であるからこそ、高い専門性が必要であると話してくれました。日本の技術革新を支える特許庁。今日もさまざまな発明が、特許庁で審査されています。身近な製品を手に取り、「特許権」が付与されているかどうか調べてみてくださいね。
 

【profile】 経済産業省 特許庁 審査第二部自動制御 審査官  高田基史

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「特許審査官」
はこんな仕事です

国の行政機関である特許庁において、出願された発明品やアイデアを審査し、特許権を与える国家公務員。企業や個人から出願された内容が特許権を与えるにふさわしい内容かどうかを、すでに権利が与えられているものと類似していないかどうか、独創性があるかなどの観点から、過去の膨大なデータを検索した上で総合的に判断する。ひとたび特許の権利が認められると、権利者には莫大な利益がもたらされるため、特許審査官の責任は重い。日本国内の「モノづくり」を制度面で支えている、大切な役割である。

「特許審査官」について詳しく見る