【シゴトを知ろう】特許審査官 編

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【シゴトを知ろう】特許審査官 編

2017.02.08

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】特許審査官 編

私達の生活で使う多くのものは、誰かが研究・開発をして作られたもので、「特許権」を取得したものも。この「特許権」とは、新しく高度な発明をした者がその発明を一定期間、独占的に製造したり販売したりできる権利です。発明に対して「特許権」を付与するかどうかの審査をしているのが、経済産業省にある「特許庁」です。今回は特許庁 審査第二部自動制御 審査官の高田基史さんに、気になるお仕事内容のお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 「特許庁」の特許審査官は、特許権を付与するか否かを審査する仕事
  • 責任は重いが、世の中の役に立っていると実感できる
  • 大学進学時は興味のある理系分野に進み、大学院でやりたい仕事を見つけた

「新しく画期的」であるかを審査する仕事

Q1. 現在のお仕事内容と一日のスケジュールについて教えてください。
 
特許庁は経済産業省の外局で、特許審査官は日本で特許権を取りたいと希望している世界中の発明に対し、「新しく画期的な発明」であるかどうかを審査して「新しく画期的な発明」である場合に特許権を与える仕事をしている国家公務員です。
年間で30万件くらいの発明を1,700人ほどの審査官で審査します。


<一日のスケジュール>
8:30 登庁、これから審査する発明内容の理解
11:00 発明者や企業の人と面接して、発明のポイントなどを伺う。
12:00 昼食
13:00 審査している発明と同じ発明や似た発明があるかどうかを調査する。
16:00 審査結果を伝える書類を作成。
18:30 業務終了
 

Q2.仕事のやりがいを教えてください。

自分が審査を担当した発明を街中やテレビなどで目にすると、目に見える成果として社会の役に立っていることを実感します。
それからその発明を行った企業や大学の方々と直接お話し、その発明に込められた熱い思いを伺うと特許審査の責任の重さを再認識すると同時に、やりがいを感じます。
また約半分は外国人が行った発明なので、国際的な仕事ができる点も魅力です。


Q3.この仕事をしていて大変だと感じたことや、苦労したことはありますか?

時々、特許権を付与するかどうか迷う発明があります。そんなときは大量の資料を読んだり、周囲に相談したりしますが、何日間も悩むこともあります。

理系出身者が活躍

Q4.どのようなきっかけ・経緯で審査官の仕事に就きましたか?

大学院に通っていた時、特許庁の特許審査官の特許法の講義を受けて興味をもち、特許庁にどのような業務を行っているのか説明を聞きに行きました。理系の専門知識を生かせることや、特許審査が重要であることなどがわかり、自分も特許審査官になりたいと思うようになりました。


Q5.大学・大学院で学んだことを教えてください

私は大学・大学院で機械工学について学びました。特許審査の仕事では、大学・大学院で学んだ機械工学の専門知識を活かすことができています。
特許審査官は、全員理系の大学や大学院を卒業しています。


Q6.高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生の時は、国家公務員として働いている人が周囲にいなかったので、将来は企業で働くと想像していました。しかし、当時から最先端の技術への興味が強かったことは現在の仕事につながっていると思います。

自分が審査した製品が世の中へ出た時は感無量

Q7.どういう人が特許審査官の仕事に向いていると思いますか?

最先端の技術に興味があり、かつ論理的思考力がある人だと思います。


Q8.その仕事についてよかったと思った瞬間はなんですか?

私が審査をした製品である「燃料電池自動車」が実用化されたことです。特許審査はその発明が実用化される前に行われるので、実用化されない発明も多いので、燃料電池自動車の特許審査をしていたときは、実用化されるか気掛かりでした。だから、本当に実用化されたときはとても感慨深かったです。


Q9.高校生に向けたメッセージをお願いします

高校卒業後の進路によって、将来の方向性が大きく変わると思います。私は自分が興味を持って勉強できる分野に進み、大学院でやりたい仕事が見つかりましたが、皆さんも興味を持ったものには何でも広く目を向けてみてください。

 
特許権を取得した製品は世の中にたくさんありますが、その一つひとつが、特許審査官によって、特許権を付与すべきかどうかの判断がなされたものです。開発者の思いがあり、それを受け止めた上で正確な審査を行う特許審査官。特許審査官の仕事を知ることで、身近な製品の「特許出願中」や「特許取得済」の表示に、ドラマを感じることができますね。

 
【profile】  経済産業省 特許庁 審査第二部自動制御 審査官  高田 基史

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「特許審査官」
はこんな仕事です

国の行政機関である特許庁において、出願された発明品やアイデアを審査し、特許権を与える国家公務員。企業や個人から出願された内容が特許権を与えるにふさわしい内容かどうかを、すでに権利が与えられているものと類似していないかどうか、独創性があるかなどの観点から、過去の膨大なデータを検索した上で総合的に判断する。ひとたび特許の権利が認められると、権利者には莫大な利益がもたらされるため、特許審査官の責任は重い。日本国内の「モノづくり」を制度面で支えている、大切な役割である。

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