【シゴトを知ろう】人形使い 編

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【シゴトを知ろう】人形使い 編

2017.01.24

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】人形使い 編

皆さんは「マリオネット」を見たことがありますか? 日本語では「糸操り人形」と呼ばれ、その名のとおり糸で操って動かす人形のことを言います。テレビ番組などで一度は見たことがある方も多いかもしれませんね。
今回お話を伺ったのは、手づくりでマリオネットを製作し、それを使った大道芸パフォーマンスもされている人形使いのロッカさん。
お仕事の魅力や、高校時代の経験で今につながっていることまで、詳しく伺いました!

この記事をまとめると

  • 見る人の記憶に残るパフォーマンスが出来たときが一番のやりがい
  • 大学での偶然の出会いからマリオネットの楽しさを知り、現在は仕事に
  • 今は夢がわからなくても、それを探すために大学に行く道もある

繊細な糸操り人形で、お客さんの記憶に残るパフォーマンスを

「三茶まつり」での「ナナちゃん」を連れてのパフォーマンスの様子

「三茶まつり」での「ナナちゃん」を連れてのパフォーマンスの様子

Q1. お仕事の概要と、一日のスケジュールを教えてください。

私は人形の製作からパフォーマンスまでを自分一人で行っています。マリオネットというと劇団が舞台で演じる人形劇のイメージが強いかもしれないですが、私がやっているのは路上での大道芸パフォーマンスです。
平日は他の仕事もしているので、主に夜に人形製作やパフォーマンスの準備を行い、週末に路上パフォーマンスや依頼を頂いたイベントへ出演しています。

<一日のスケジュール> ※パフォーマンス中心の日の場合
9:00 移動開始
10:00 現場到着後、担当者への挨拶・打ち合わせ・現場確認
12:00 パフォーマンス(途中1時間ごとに休憩30分)
16:00 作業場へ(人形メンテナンスなど1時間程度)
17:00 帰宅


Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

最近で一番嬉しかったのは「三茶de大道芸まつり」でのパフォーマンス。この「三茶まつり」では、昼間にパフォーマンスした演者さんたちが夜の回に広場にみんな出てきて、それぞれお客さんに囲まれながらパフォーマンスするというスタイルでした。
その時近くに来たお子さんが「あ、ナナちゃん!」と人形を指さして名前を呼んでくれたんです。おそらく昼間に見てくれた子だと思うんですが、名前まで記憶に残ってくれていたことが嬉しかったですね。そういう時がマリオネットのパフォーマンスをしていてよかったと思う瞬間です。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときでしょうか?

糸操り人形はしっかりメンテナンスをしていても突然糸が切れたり、関節が外れてしまうことがあります。そのときが一番大変ですね。お子さんがびっくりしちゃったりもするので。その場で直せそうなときは、ちょっと物陰に隠れて直したりしますが、直せないときは、慌てて抱えて逃げます(笑)。

大学で偶然出会ったサークルがきっかけで知った、マリオネットの面白さ

生きているかのようなリアルな動きを見せる、ロッカさんの人形

生きているかのようなリアルな動きを見せる、ロッカさんの人形

Q4. 現在のお仕事を志すようになったきっかけを教えてください。

大学生のときに偶然、糸操り人形で人形劇をしているサークルに入ることになりました。何かを作ること自体は小さい頃から好きでしたが、人形づくりや人形劇はそこで初めて出会ったものでした。
その楽しさにすっかりのめり込み、社会人になって仕事を始めてからも劇団を立ち上げて人形劇は続けていたのですが、北海道への転勤が決まってしまい……。
劇団が続けられないと悩んでいたのですが、北海道でも人形制作を続けながら大道芸でのパフォーマンスをしようと決めました。


Q5.今のお仕事に就くために、大学でどのようなことを学びましたか?

大学では国文学を学んでいましたが、この仕事につながることを学べたのはやはりサークルですね。大学に入るまでは人形を作ったこともなかったですし、大学にそんなサークルがあることも知りませんでした。きっかけは偶然ですが、マリオネットに出合い面白さを知ることができてよかったです。
人形もコントローラーもすべて手作りで、先輩に教えてもらいながらさまざまな人形をつくり人形劇で発表するということをしてきたのが、そのまま今に生かされていると思いますね。

Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校の頃からなんとなく演劇に興味があって、文化祭で演劇をやることになったときに、自作の脚本を提案しました。童話風の話で自分ではすごく面白いと思っていたんですけど、結果的に却下されてしまって……。その経験の悔しさは結構ずっと心の中にあったんです。その後大学に入ってマリオネットサークルに出合ったとき、ここなら自分のやりたい表現が出来るかもしれないと感じました。高校で脚本を書いたこと自体も、今の仕事につながっていると思います。

マリオネットをやる人が増えて、お互い切磋琢磨出来る世界になれば嬉しい

Q7. どういう人が人形使いに向いていると思いますか?

僕自身あまり自分から前に出る方ではありませんが、小さい頃からものづくりが大好きでどこかで目立ちたいという気持ちを持っていました。それが今、人形制作とパフォーマンスもするけれど自分は後ろで前に出るのは人形、という形に繋がっているのかもしれません。
僕と似たような性格の人は、きっと向いているんじゃないでしょうか。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

人生は一度しかないので、やりたいことをやってほしいです。今は自分の夢がわからなくても、目標を探すために大学に入ってみるというのも良いと思います。僕は大学でやりたいことに出会えました。マリオネットは日本ではまだまだ馴染みが薄いものですが、すごく楽しい世界ですよ。これからマリオネットをやる人が増えて、人形づくりでもパフォーマンスでも、お互いに切磋琢磨できるようになれば嬉しいです!



大学時代に偶然出会ったマリオネットの世界を自らの手で広げ、現在は本業の傍ら人形づくり・パフォーマンスによって沢山の人を笑顔にしているロッカさん。今好きなことや将来の目標が見つからないという人も、焦らずにロッカさんの生き方を参考にしてみてはいかがでしょうか。

【profile】
マリオネット人形師 ロッカ


日本では珍しい、糸操り人形を使ったパフォーマンスを行う。
人形たちはすべて自作で、イタズラ心満載。
オランウータン、アヒル、イルカ、子猫、カバなどの愛らしいキャラクターたちは、まるで本当に生きているような動き。
おしゃべりまでする芸達者でリアルな人形たちを引き連れて、各地のイベント会場を笑顔で包んでいる。

ロッカさんのウェブサイトはこちら

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「人形使い」
はこんな仕事です

糸で操るマリオネットや手使いのパペット、手・足・頭を3人の黒子が操る文楽(人形浄瑠璃)など、人形を用いたパフォーマンスや芸能は多種多様。人形使いとは、人形劇や大道芸などでこうした人形を操る仕事。役割の決まった文楽などを除いては、人形のセリフも担当し、人形づくりから関わることが一般的だ。人形使いになるには独学でも可能だが、活躍している人形使いに師事するか、人形劇団に入るのが近道。未経験者でも応募できる人形劇団は多い。養成講座を開いている人形劇教室や劇団もある。

「人形使い」について詳しく見る