【シゴトを知ろう】葬儀社 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】葬儀社 ~番外編~

2017.01.31

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】葬儀社 ~番外編~

葬儀会社の葬祭ディレクターとして、ご遺族との打ち合わせ、お葬式の施行・当日運営などの仕事を行っている醍醐一郎さん。お葬式という非日常のイベントに毎日のように接する醍醐さんに、どのような思いで仕事をしていらっしゃるのかを伺いました。

この記事をまとめると

  • 身内だけであげる“家族葬”がトレンド
  • 会社であげる“法人葬”をプロデュースすることも
  • 高齢社会において需要が伸びていく産業

死はいつやって来るかわからないもの

――醍醐さんは法人葬も手がけられているそうですが、個人のお客様のお葬式とはどんな違いがあるのでしょうか

法人葬は、企業の創業者や会長・社長経験者が亡くなられたときに行われることが多いです。個人的なお葬式とは別に会社でお葬式を挙げます。会場は一流ホテルや、その会社の中で行われることもあります。個人のお葬式とはまた違った難しさがあります。
例えば新聞におくやみ記事を出す場合、たった何行かの記事でも誤字がないか一言一句確認するのですが、責任が重い作業です。また関係各社に案内状をお送りする際も、印刷物なので誤字が見つかると刷り直しになって大変です。一度私もやってしまったことがあり上司にすごく怒られました……。


――お客様がお葬式で一番こだわるポイントはどんなところですか?

やはり“世間体”は皆さん気にされます。「一般的にはどうですか?」という質問をいただくことが多いです。

また最近は身内だけで行う“家族葬”がトレンドですが、家族中心で送るからこそいろいろとこだわりが出てきます。最近はお花の種類も自由になってきています。特に亡くなられた方が女性や若い方だったりすると、華やかに送ってあげたいというご遺族の方も思いもあります。故人様が好きだった曲を生演奏で流したいというご要望を受けて、演奏家の手配をすることもあります。我々スタッフも事前にいろいろなお話を聞いて思い入れが強くなりますので、予算内でできるだけ素敵な装飾ができるよう頑張っています。


――ご遺族の悲しみをもらってしまうことはありませんか?

この仕事を始めたばかりの頃は動揺してしまうこともありました。でもそこで一緒に悲しんでしまっては自分の仕事を全うできません。事務的に対応するということとは違いますが、第三者でいるということは心がけています。


――人の死に対しては敏感になりますか?

新聞の訃報の欄は関係なくても見てしまいますね。あと普段ニュースを見ていても事故や火事で亡くなられたという報道が流れると、仕事のことが頭をよぎります。

実は以前、夜勤中に当直室でテレビのスイッチをつけたときに殺人事件のニュースが流れていて、なんて気の毒なんだろうと思って見ていたら朝に連絡が入り、その被害者の方のお葬式を担当することになったことがありました。あのときはすごく驚きました。

また一緒に悲しんではいけないと言いつつも、さすがに故人が同年代の方だと、お顔を見るとやはり辛くなることがあります。自分だって明日事故にあうかもしれません。いつそういうときが来るかわからないものだと、この仕事を始めてから思うようになりました。

悲しいことを扱う仕事だからこそ明るく

――葬儀社の繁忙期というものはあるのでしょうか

統計を取ったわけではありませんが、12月〜2月の冬の時期は人が亡くなることが多いので一番忙しくなります。季節の変わり目ということもあるのかもしれません。気候が関係あるのかはわかりませんが、4月〜6月は比較的落ち着いています。


――社内にはどんな性格の方が多いですか?

明るい人が多いですよ。みんなでわーっと盛り上がることも多いです。悲しいことを扱う仕事だからこそ明るくという社風なんです。本社が大阪ということもありギャグばかり言う上司もいますし(笑)。情が入りすぎてしまう人には難しい仕事かもしれませんが、オンとオフの切り替えができる方ならうちの会社はとても楽しめると思いますよ。


――社員さん同士の交流も多いですか?

年に2回、部をまたいで社員全員で集まる場があります。うちの会社にはマーケティング企画部・法人営業推進部・生花事業所・エンバーミングセンターなどいろいろな部署があり、普段会う機会が少ない人ともそのときに交流ができます。また僕は野球観戦が好きなのですが、会社の先輩たちと休みを合わせてプロ野球を観に行くこともあります。みんな応援しているチームはバラバラなんですけどね(笑)。


――葬儀業はこれから伸びていく産業なのでしょうか

伸びると言われていますね。高齢化が進み亡くなる人の数は増え続け、2039年にピークに達すると予想されています。安定性の高い事業と言えると思いますが、今は新規参入する業者も増えていますし、弊社もますます差別化を図るべく努力していかないといけません。


人の死という悲しい出来事を扱う会社だからこそ明るくいようという社風が素敵ですね。最後のお別れをできるだけ“その人らしく”という思いを叶えられることには、大きなやりがいを感じられそうですね。求められる葬儀のスタイルやその後のサポートも時代とともに変わっていくため、変化に対応する面白さもありそうです。


【profile】株式会社公益社 葬祭ディレクター 醍醐一郎
HP:https://www.koekisha.co.jp

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「葬儀社」
はこんな仕事です

故人や施主の意向をくみ、弔いの儀礼をサポートする仕事。個人、提携の病院、警察からの訃報を受け、遺体の安置や納棺の儀式、祭壇の設営、火葬場・車両・料理・返礼品の手配、通夜と葬儀の司会進行、弔問客の誘導など葬儀を取り仕切る。遺族への配慮や宗教の知識も必要。「葬祭マネジメント」「フューネラル」「セレモニー」などの学科名で業界知識を学べる専門学校もある。厚生労働省認定「葬祭ディレクター技能審査」に合格すると、2級で個人葬、1級で社葬までプランニングできる知識や技能をアピールできる。

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