【シゴトを知ろう】NLPプラクティショナー ~番外編~

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】NLPプラクティショナー ~番外編~

2017.02.02

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】NLPプラクティショナー ~番外編~

“グラフィックファシリテーション”という会議の活性化を促進し、その内容を絵にするという手法で企業のチームビルディングのお手伝いをしている山田夏子さん。NLPという心理療法のスキルを土台に、“絵”という多弁なツールを使ってさまざまな問題を解決しています。具体的にはどんなことをしているのでしょうか。

この記事をまとめると

  • “議論の可視化”の価値が日本でも広まり始めている
  • “絵”は言葉以上に訴求力が高く、士気を上げる効果も高い
  • NLPは人間の無自覚な心理に焦点を当てる心理療法

震災時の情報提供や政党のマニフェスト会議でも活用

――グラフィックファシリテーションを意外なところで活用できたという例はありますか?

昨年熊本で震災があった後、熊本弁護士会が被災者の保障について説明する資料をインターネットで公開していたのですが、文字が多くて内容も難しく、被災して疲れている方には読めないのではないかと感じました。そこで弁護士会と連絡を取り合い、その内容を簡単な絵にしたものを現地で掲示していただき、Facebookでも公開したらすごく反響をいただきました。その後別の自治体の方からも同様の依頼をいただき、"議論の可視化”の価値が日本でも広まっていることを実感しました。


――政治の場でも活用されているということですが、どんなことが行われているのでしょうか

民進党の蓮舫さん(現代表)からの依頼で、民意を聞くワークショップのグラフィックファシリテーションをする機会がありました。子育て中のママや若者など政治に距離のある方々をランダムにお呼びし、政治に期待することを聞いて絵にするという内容でした。その他にも市民が集まってみんなで政策について話し合う会議を開き、それを絵にしたこともあります。

そのときに私がやりたいと思ったのは情報格差を埋めること。政治に縁遠い人たちに少しでも興味を持ってもらいたいというとき、絵は言葉よりも圧倒的に訴求力が高く、効果を発揮します。会議では切実な声もたくさん聞かれました。できあがった絵は民進党の本部にも飾っていただき、議員の方が民意を理解する助けになったようで嬉しかったです。


――会議の参加者が絵を描くというケースもあるのでしょうか

あります。本社がイタリアにある自動車用品メーカーからの依頼で、営業マンが集まる期首会議に呼ばれたことがあります。グローバルの目標と日本法人の目標、そして各事業の目標をトップから発表していき、最後に営業マン個人個人に自分の目標をコミットしてもらう場にしたいというのが人事担当者の思いでした。そこで、営業マンの方々に自分自身の目標を絵に描いてもらうことにしたんです。

グラフィックレコーディングはイタリアでは普及しているので経営陣はすぐに理解してくれたのですが、日本人営業マンのオジサマ方には、A4の紙と色鉛筆を渡して「描いてください」と言っても最初は嫌がられました(笑)。でも前半の発表内容を私が絵にしていくのを見てムズムズしたのか、最終的には皆さんノリノリで描いてくださって、営業マン150人の絵が壁に貼り出されたときにはものすごいパワーを感じました。

人の心理を“見える化”する

――NLPプラクティショナーとしてのスキルをグラフィックファシリテーションにどう生かしていますか?

グラフィックファシリテーターにもそれぞれに特徴があり、会議の発言をそのまま絵にする人もいれば、俯瞰し構造化して描く人もいます。私の場合は組織開発が主な目的であることと、人間の無自覚な心理に焦点を当てるNLPプラクティショナーの素地があるため、人の心理を“見える化”することにより重きを置いています。

目標がわかっていてもなかなか行動に移せない原因は、「どうせ無理だろう」というネガティブな感情や気持ちだったりします。そうした負の感情は見たくないものなので自覚していない人も多いのですが、それを引き出して絵で表現してあげると、皆さん素直な思いを口にしてくれるようになるんです。


――NLPやグラフィックファシリテーションの技術をプライベートでも役立てることはありますか?

うちには2人の息子がいますが子育てにも活用できますよ。男の子なので、物を投げたり人をぶったりするような困った時期があったのですが、暴君な息子と泣いている私を絵に描いて見せたら客観的に理解できたようで、それから対話を重ねてその行動の原因を突き止めることができました。大人のほうが言語能力が高いため言葉で押しつけてしまいがちですが、絵に描くと子どもたちは「気持ちを受け止めてもらえた」と思って安心するんですね。もしかして企業の皆さんが喜んでくれるのも、誰かに受け止めてもらいたいという気持ちが人の根源にあるからかもしれません。


――今後やってみたいことはありますか?

国会でグラフィックファシリテーションをすることです! 国会というのは個性の強い政治家が集まる場なのでどうしても「人」に焦点が当たる会議になりがちですが、絵に描くことによって「誰が言ったか?」よりも「何を言ったか?」がきちんと重視される会議にしてみたいという思いがあります。



NLPに関する書籍はたくさん出ているので、考え方を学ぶことで高校生活の人間関係にも活用できるかもしれませんね。本格的に身につけるには経験を要しますが、山田さんが行っているようなグラフィックファシリテーターに関する講演や養成講座もあるので、興味のある人は調べてみてはいかがでしょうか。


【profile】株式会社しごと総合研究所 代表 山田夏子
HP:http://www.shigotosoken.jp

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「NLPプラクティショナー」
はこんな仕事です

コミュニケーションの円滑化を促すための実践心理学の専門家。1970年代にアメリカの心理学研究者によって開発されたプログラムに基づき、現代人が抱える心の諸問題(不安・葛藤・緊張)を解決し、仕事関係、家族関係、恋愛関係などの改善をサポートする職業。社会生活の中で、成功を導き出す「思考と行動のパターン」を整理し、対面する相手といち早く良好な人間関係を築くための方法や、自己啓発ノウハウなどを体系的な講座を通じて紹介する。カウンセラー、トレーナー、セラピストなどと兼務する場合も多い。

「NLPプラクティショナー」について詳しく見る