【シゴトを知ろう】レクリエーションインストラクター 編

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【シゴトを知ろう】レクリエーションインストラクター 編

2017.02.06

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】レクリエーションインストラクター 編

レクリエーションインストラクターとは、ゲームや歌・集団遊び・スポーツといったアクティビティを効果的に活用し、様々な対象や多様な目的に合わせてプログラムを企画・展開できる人材の資格です。この資格は主に教育や福祉に携わる分野の方が資格を取得しています。レクリエーションとは心身ともにリフレッシュさせたり場をなごませたりするものですが、今回お話を伺った湘南自然学校の北澤良太さんは、子どもたちの自然体験活動(キャンプ)を企画・運営する仕事でそのスキルを生かしています。

この記事をまとめると

  • レクリエーションインストラクターの活躍の場は野外活動や企業研修の場などさまざま
  • 職種を絞り込むよりまずは一歩踏み出してチャレンジすることが大事
  • 時間は使うものではなくつくるもの

週末はほほキャンプの日々

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい

湘南自然学校という4歳から中学生までの子どもたちを対象とした、キャンプなどの自然体験活動を企画運営する会社で働いています。キャンプは週末に日帰りまたは1泊2日で行うことが多く、参加者を募って当日引率するところまでを担当します。レクリエーションインストラクターとしての知識や経験も生かし、子どもたちが自然・遊び・冒険を通して人として生きていくために必要なことを学べる体験プログラムを提供しています。

キャンプのない平日はオフィスで顧客対応をはじめ、企画の立案やパンフレットの作成、キャンプ地や交通手段などの手配などのデスクワークをしています。またキャンプ地の下見へ行ったり、キャンプで使う備品の点検・準備なども行っています。

<一日のスケジュール>
7:00 出発地にて集合、スタッフとミーティング
8:30 受付開始、出発式、出発
10:30 子どもたちの引率・プログラム実施
17:00 解散式、保護者へ報告、引き継ぎ業務
18:00 終了


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいを感じるのはどんなところですか?

キャンプに参加する子どもたちには必ず“変わる瞬間”があります。明らかに言葉数が増えたり表情が変わったり、朝は全く話しかけてくれなかったのに帰りはグイグイ引っ張ってくるようになったり。その変わる瞬間に立ち会えることが喜びで、やっていて良かったと思える時です。

変わるきっかけは、プログラムを通してある程度こちらから投げかけることもありますが、そのときにうまくキャッチしてもらえなかったとしても、その後にその子なりのきっかけがあって変わることもあります。子どもたちが自分で楽しいことを見つけて、それを伝えたくて言葉が止まらなくなるという変化を見せてくれることもあります。そうした子どもたちの反応や変化を感じながら関われるのが楽しいところです。


Q3. 仕事の大変さを感じるのはどんなところですか?

子どもたち全員の命を預かるという責任の重さです。体力的にも気持ち的にも強い人間でないと務まりません。

キャンプでは20代前後の学生リーダーが子どもたちを引率し、私がその責任者を務めますが、学生リーダーの成長を見守る大変さもあります。「なかなか心を開いてくれない子どもにどう関わればよいのか」という悩みを相談されることが多いのですが、私なりの答えはあってもそれぞれにできることは違うので、私の回答がリーダーに当てはまるとは限りません。

それに子どもたちのケンカって、絶対に仲直りしなきゃいけないものではないんです。「ごめんね」「いいよ」で気持ちが晴れるわけではありませんし、大人と同じで全員が仲良しにならなくてもそれはそれでよくて、みんなで一つの体験をするということに意義があったりします。そこはリーダーと一緒に時間をかけて悩んでいます。大変ではありますがそれこそが私のやりたいことで、やりがいを感じる部分なんです。

幼稚園の頃の良い思い出が保育士を目指すきっかけに

Q4. どのようなきっかけでこの仕事に就きましたか?

自分が通っていた幼稚園が自主性を尊重してくれるとても良い園だったこともあり、小学校6年生の頃から将来保育士になりたいと思っていました。高校生の頃は近所の障害児の放課後支援施設でボランティアとして活動し、その後保育士と社会福祉士を目指せる大学へ進みました。保育士だけなら専門学校でもよかったのですが、将来のために幅を広げておきたいという思いがありました。

大学4年次の春に障害者施設への就職を決めました。その後、最後の夏休みの思い出として15泊16日間の子ども向け長期キャンプを引率するボランティアを経験したのですが、それが転機になりました。何にもできなかったんです……。それまでにもキャンプに携わる経験はあったのですが子どもたちの引率は初めてで、思うように応えられなかったことがあまりにも悔しくて。もう少し自分が納得できるところまでやってみたいという思いが募り、決まっていた就職先を断って今の会社に入りました。

キャンプの道へ進もうと思ったのには、そのときに抱いた野望も関係しています。それは将来どこかに山を買って、障害を持っている子どもたちや高齢者・元気な若者など、誰でもいつでも訪れて関わりを持てる風通しの良い場所を作りたいというものです。大学時代に勉強していた保育や福祉にもつながりますし、それが自然学校のイメージと一致したので、勉強させてもらうつもりで入社させてもらいました。


Q5. 大学ではどんなことを学びましたか?

保育士と社会福祉士の2つの資格を目指せる大学へ行きました。その2つは対象者が異なるだけで共通する部分があるんです。社会福祉士の資格は取りそびれたのですが、保育士と社会福祉主事の資格を取りました。

キャンプインストラクターとレクリエーションインストラクターの資格も指定課程を修めることで取れたので、1年次で取りました。2年次には100人単位のキャンプを年10本運営するインストラクター活動を部活動のような形で行っていたのですが、それが初めてのキャンプ運営の体験でした。


Q6. 高校生のときに抱いていた夢や体験したことが、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校ではバスケ部に所属していて、2年次からはキャプテンを務めました。強豪校を避けて自分が一線で活躍できる学校を敢えて選んだのですが、監督のいない部だったので、練習メニューや年間計画を自分たちでゼロから考える必要がありました。部員が辞めていったり部員同士の問題があったり、新たな仲間を迎え入れたりと出入りの多い部でしたが、そんな中で一つの大会に向けて技術を高めつつみんなの気持ちを盛り上げていくということにやりがいを感じていました。

その経験は次につながりました。大学時代にラーメン屋のアルバイトをしたのですが、気づいたら副店長を任されていて、新店の店長を打診されるまでになりました。そこも社員の入れ替わりが激しい店で、価値観の異なる外国人スタッフもいて取りまとめるのは大変でした。でも時間はかかりましたが、最終的には彼らも変わってくれました。

それらの経験から言えることは、仕事選びも職種を絞り込むよりもまずは一歩踏み出してチャレンジすることが大事なのかなと思います。踏み出さないまま就職してうまくいかなくなる人が多いような気がします。高校生・大学生のうちは失敗が許されるので、できる範囲でどんどん社会に関わっていくといいんじゃないかと思います。

将来の仕事に直結しないことでも後々つながることはたくさんある

Q7. どういう人がこの仕事に向いていると思いますか?

レクリエーションインストラクターは人と関わることが好きな人でないと務まりません。私自身も人前に立てるようになるまで時間がかかりました。最初の頃は足が震えて冷や汗が出て、話のテンポも早くなったりしていました。でも声の出し方や伝え方などの技術は気持ちさえあれば後からついてくるので、まずは場慣れすることが大事です。

レクリエーションインストラクターの仕事には絶対的な決まりはないので、先輩に教えてもらいながら自分に合ったやり方を練習していけばいいと思います。レクリエーションインストラクターの資格を持っている人にはキャンプ引率などの野外活動の場だけでなく、企業研修の講師として活躍している人もいます。人を見ることが好きで、自分も見られている意識がある中で人との関わりを持てる人に向いていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

少しでも気になったことや目に入ったもの、心に留まったものは、調べて理解するだけでも自分のプラスになります。そこから踏み込むかどうかは、時間もお金もかかることなので考えるところですが、一度講習を受けに行くだけでも意義があると思います。それが将来の仕事に直結しないことでも、後々つながることがたくさんあったなと自分でも思うんです。

ただ、時間は限られています。先輩に教わったことですが、「時間は使うものでなくつくるもの」だという意識を持つことが大事です。うまく自分の時間をつくって主体的に動けるようになれば、どこの場でも通用する人になれます。周りに流されず、自分の時間を過ごしてほしいなと思います。


北澤さんは小学生の頃に抱いた「保育士になりたい」という夢が、その後の学びや体験によってさらに幅が広がってイメージもより具体的になり、今の仕事にたどり着きました。北澤さんが体現されているように、少しでも興味を持ったものを深めることが将来につながるのですね。


【profile】湘南自然学校 ディレクター 森のようちえん事業主任 北澤良太さん
HP:http://www.shonan-ns.com/

この記事のテーマ
健康・スポーツ」を解説

スポーツ選手のトレーニングやコンディション管理に関わる仕事と、インストラクターなどの運動指導者として心身の健康管理やスポーツの有用性を広く一般に伝える仕事に大別できます。特に一般向けは、高齢化の進展や生活習慣病の蔓延が社会問題化する中、食生活や睡眠も含めて指導できる者への需要が高まっています。授業は目指す職業により異なります。

「健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「レクリエーションインストラクター」
はこんな仕事です

各市町村で開催される子ども会や学校行事、または高齢者施設・福祉施設などで、楽しい遊びを提案し、参加者たちの交流を深める仕事。みんなの緊張を和らげ、お互いに良好なコミュニケーションが取れるように配慮。また、目的に合わせて集団をリードする。レクリエーションや遊びを通して、地域の方が心身ともに楽しく健康に過ごせることや、地域活性化・町おこしの一端を担うことを目的としている。主にボランティアスタッフとして、スポーツ教室や地域のイベントに携わる。

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