【シゴトを知ろう】監督・コーチ ~番外編~

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【シゴトを知ろう】監督・コーチ ~番外編~

2017.02.02

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】監督・コーチ ~番外編~

競技の世界というのはどんどん進化していくため、競技者を教える側も常に知識のアップデートが求められます。テニススクールでコーチとして活躍される鈴木嘉優さんに、普段から意識して学んでいることや、テニスコーチ職の裏話について伺いました。

この記事をまとめると

  • 会社員、契約社員、フリーランスなどコーチの働き方はさまざま
  • 初級者でも上級者でも“基礎から教える”ことには変わりない
  • 他のスポーツやプロの試合を見て学べることも多い

資格はお客様が判断する際の手がかりになる

――テニスコーチになるためには資格は取っておいたほうがよいのでしょうか

必ずしも必要ではありませんが、お客様がスクールのWebサイトなどを見てコーチを選ぶ際、判断の手がかりにするのは資格や戦績だと思います。僕を知らない人が見たときに、そうした経歴があるのとないのとでは印象は変わると思います。戦績に関しては一般的には「インターハイ出場」という経歴があると評価が高くなります。でも、コーチになる人でもテニスの技術自体は専門学校から始める人もいますし、中学生の頃に軟式テニスをやっていた程度でも問題なかったりします。


――テニスコーチとして活躍できる場にはどんなところがありますか?

テニススクールが一般的ですが、コーチを養成する専門学校の講師や、指導者向けのセミナー講師を行う人もいます。また、僕は今のテニススクールに社員として入社しましたが、同じスクールにはフリーランス契約で働いているコーチもいますし、アルバイトから入って社員に昇進する人もいます。


――スクールの生徒さんには初級者から上級者までさまざまな方がいらっしゃると思いますが、教える難しさはそれぞれに違いますか?

実は初級者にも上級者にも言うことは意外と変わらないんです。上級者の方でもボールを見ていないことがありますし。そういう場合はあえてレベルを下げたところから指導して、それができたら次の段階へ進むというやり方をしています。基礎を教えることはどのレベルの人に対しても必要なんです。


――印象的な生徒さんのエピソードはありますか?

夜のクラスには仕事帰りに来られる男性の生徒さんも多いのですが、仕事で疲れているはずなのに、皆さん結構激しいメニューを楽しんでやっていらっしゃるんです。すごい体力だな……と驚くと同時に、テニスというのはそれだけ人を熱中させる楽しいスポーツなんだなと改めて感じます。


――プライベートでテニスを楽しむこともありますか?

自分の練習のために専門学校時代の仲間と集まってやることはあります。レッスンではお客様を見なければいけないのですが、プライベートでは自分の技術アップにだけ集中できるので全く違う感覚です。完全に自分本位でいられるので、何にも考えずに楽しんでいます(笑)。

どんなレベルの人も教えられるコーチになりたい

――教え方を磨くために何か勉強していることはありますか?

専門学校時代の先輩の教え方を元にしているので、今でもわからないことがあれば先輩に聞くようにしています。あとは指導本を読んだり、セミナーに行くこともあります。
たとえば良いパフォーマンスをするためには競技中に意識的に脱力をすることも必要だったりします。それは感覚的にはわかっていたことなのですが、改めて科学的に学びたいと思い、最近は運動力学を勉強しているところです。


――他のスポーツを見て教え方の参考にすることもあるのでしょうか

プロ野球の選手がバットを振ったり投げたりしているときの体の使い方が、テニスと似ているなと思って見ることはよくありますね。


――プロのテニスの試合もよく見ますか?

楽天ジャパンオープンテニスや全日本テニス選手権などの大会は会場に見に行くことがよくあります。過去の海外の試合を動画サイトで見ることもあります。フォームが綺麗だと言われるフェデラー選手や、個人的にプレースタイルが好きなベルディヒ選手の試合はよく見ます。選手によってラリーが得意で相手のミスを誘う人、相手の打ってきたパワーを利用してカウンターで決めるのが得意な人などいろんなタイプの人がいます。スクールでも試合に出る生徒さんには戦術を教えることもあるので、さまざまなタイプの選手を見ることが参考になりますね。


――テニスコーチをしていて普段の生活や服装などで何か制限されることはありますか?

体調管理はすごく気を使っています。風邪で休んだときは代行のコーチを立てることになりますが、お客様はそのコーチを選んで来ているわけなので、責任を感じます。睡眠をしっかりとり、朝早い日でも必ずご飯を食べ、風邪を引かない体づくりを普段からしています。

仕事中のウェアは、僕のスクールでは指定のメーカーがありますが、そのメーカーのウェアであれば何を着てもOKです。コーチによっては特定のメーカーと契約して、支給額の範囲で買って着る方もいます。僕は電車通勤の際もテニスウェアのまま乗っています。それが恥ずかしいという人もいるみたいですが、僕は平気なんです(笑)。


――テニスコーチは年齢に関係なく続けられるお仕事でしょうか

体力的にはキツい仕事ですが、いくつになっても続けられると思います。年配のコーチの中にはレッスンの数や時間を減らして、若手コーチを育てたりスクール運営をサポートする側に回る人もいます。自分でスクールを立ち上げる人もいます。僕にはまだまだ先のことですが、ずっと続けていきたいなと思っています。


――目下の目標はありますか?

どんなレベルの人にも教えられるコーチになりたいです。今後はうちのスクールでも、プロを目指す子どもたちを教えることになるかもしれません。そうした本気の子たちに答えられるよう、指導力を上げていきたいです。


好きな競技の世界に居続けたいと思う人には、コーチ業はより選手に近い目線で取り組める刺激的なお仕事なのかもしれません。必ずしもその競技で良い成績を収めた人が良いコーチになるとは限らず、その逆も然りです。スポーツの進化に敏感で常に学び続ける姿勢でいることが、コーチとして一線で活躍する人には求められるようです。


【profile】武蔵野テニスシティ チーフコーチ 鈴木嘉優
HP:http://www.tenniscity.jp

この記事のテーマ
健康・スポーツ」を解説

スポーツ選手のトレーニングやコンディション管理に関わる仕事と、インストラクターなどの運動指導者として心身の健康管理やスポーツの有用性を広く一般に伝える仕事に大別できます。特に一般向けは、高齢化の進展や生活習慣病の蔓延が社会問題化する中、食生活や睡眠も含めて指導できる者への需要が高まっています。授業は目指す職業により異なります。

「健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「監督・コーチ」
はこんな仕事です

スポーツ選手を育成することが主な仕事。選手やチームの個性を把握し、練習メニューを考え、チームがよい成績を残せるように指導する。技術面だけではなく、選手を精神的に支え、モチベーションを上げることも重要だ。また、そのような指導力はもちろん、選手やチームをマネジメントする力も必要になる。チームを一つにまとめ、選手同士が高め合える環境をつくる。監督・コーチになる方法は、自分が選手として活躍したスポーツ分野を理論的に学び直し、まずはコーチとしてチームに入り、実績をつくった後、監督になるケースが多い。

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