【シゴトを知ろう】国会図書館職員 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】国会図書館職員 ~番外編~

2017.01.24

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】国会図書館職員 ~番外編~

「国会議員のサポート」を目的として設立された「国立国会図書館」で働く牧野千春さんは、国会議員から調査依頼を受けたテーマに関する資料を集めたり、資料に基づいたレポートを作成することを普段のお仕事としています。資料やレポートはどのような手順で作成され、国会議員の手に渡るのでしょう? 今回はお仕事の詳細やお仕事にまつわるエピソードなどを伺いました。

この記事をまとめると

  • 「国会図書館」が保管する雑誌や図書を参考に、資料やレポートを作成する
  • 取りまとめられた資料などは、国会議員のもとへ確実に届けられる
  • 知識や情報を地道に蓄積していくことが大切

1日に3回ある「配送便」に間に合うように、資料などを作成

――国会議員の先生から特定のテーマに関する調査依頼を受け、実際に資料をまとめたりレポートを作成したりすることが、牧野さんの主なお仕事だそうですね。どのようなものを、「資料」として取り扱うことが多いのでしょう?

最も多いのは、「国会図書館」で所蔵している雑誌や図書です。それらのデータベース(大量の書籍や雑誌の情報が集約されたもの)を使って、調査依頼を受けたテーマに関連する複数の雑誌や図書を見つけ出し、そこから必要箇所を抜き出してまとめます。
また特定の時事問題に関する資料を求められた場合には、毎日発行されており情報が早い新聞も活用します。利用する新聞は日経・毎日・読売・朝日・産経・東京の主要6紙のほか、専門紙なども確認します。ちなみに「国会図書館」では新聞データベースも活用しており、該当する記事を効率よく見つけることができます。


――それらのまとめた資料やレポートは、どのようにして依頼者である国会議員の手に渡るのでしょう?

「調査及び立法考査局」のなかに「国会レファレンス課」という課があり、そこの職員が国会議員のもとに資料などを届けます。
「国会レファレンス課」に資料を持参したら、すぐに議員のもとに運ぶというわけではなく、運ぶタイミングは1日に3回と決めています。具体的な時間は11時・14時・16時半で、それぞれ「1便」「2便」「3便」と呼ばれています。こうした「国会図書館」の配送システムに合わせて、資料を届ける締切を「2日後の3便までに」といった具合に伝えてくださる議員もいらっしゃいます。もちろん急ぎの調査依頼であれば、その都度回答を議員事務所まで持って行くこともあります。

休日も依頼内容が頭から離れないことも

――現在のお仕事をされるなかで、「職業病」のようなものを自覚することはありますか?

依頼された調査資料やレポートの作成を、週末を迎えるまでに終えることができればいいのですが、締め切りを翌週に設定されたことに伴って、資料やレポートの作成を週内に終えられないことがあります。そのような時は週末自宅で過ごしていても「どのような資料を参考にすれば、もっといい内容の調査レポートができるだろうか?」とか「あの調査テーマにぴったりな資料はどこにあるだろう?」などと、つい考えてしまいます(笑)。


――依頼内容が頭から離れなくなってしまうんですね(笑)。

はい。しかもそのように考えているうちに、「そういえば、図書館内のあの棚にぴったりな資料があった!」とひらめくことはよくあります。また趣味でランニングをしているのですが、走っている最中に思いついたり、考えがまとまったりすることも多いです。


――より良い資料やレポートを作成するために、普段から心がけていることは何かありますか?

毎日、新聞に目を通し、私の担当分野である「社会保障」や「社会福祉」に関しての動向を把握するようにしています。また実際に調査をするなかで、応用のききそうな資料を見つけたら、コピーをとってストックするなどしています。そのようにして日々知識や情報を蓄積しておくことで、いい内容の資料やレポートを作成できますし、急な依頼にも対応できると思います。


「国立国会図書館」は、皆さんにとってあまり馴染みのない施設なのではないでしょうか。今回の牧野さんのお話を通じて「国立国会図書館」の役割や仕組みを初めて知った、という人も多いのではないかと思います。また、TVのニュース番組などで、国会議員が書類を手に議論している様子をたびたび目にしますが、そのような議論の背景には、「国立国会図書館」の尽力や、地道な努力があるということがわかりましたね。


【Profile】
国立国会図書館 調査及び立法考査局・社会労働課 牧野千春

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「国会図書館職員」
はこんな仕事です

国立国会図書館、上野の国際子ども図書館、京都の関西館で働く職員。業務の内容は3パターンあり、まず膨大な資料や書籍の整理、保管、データベース化を行う司書業務。次に子ども図書館以外の蔵書で、一般開架されていない本を司書に請求した際に倉庫から出し、閲覧に対応する業務。さらに、国会議員が法律をつくる際にサポートする専門職として、立法案の分析、評価、資料提供などを行う業務である。図書館の運営を維持するための一般事務職もあり、高卒以上で30歳未満の人なら採用試験に応募可能。書籍が好きな人に最適だ。

「国会図書館職員」について詳しく見る