【シゴトを知ろう】写真館経営者 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】写真館経営者 ~番外編~

2017.01.27

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】写真館経営者 ~番外編~

横浜とお台場で写真スタジオを運営する弓削昌徳さん。ご自身もフォトグラファーでありながら、普段の仕事は経営者として裏方に徹することが多いと言います。小学生時代から経営者を目指していたという弓削さんが実際に事業を興して感じたギャップや、スタジオのこだわり、大切にしている想いなどを伺いました。

この記事をまとめると

  • 業績の波は思ったより激しく、スムーズな右肩上がりという訳にはいかない
  • 今後は店舗にこだわらない事業展開を計画中
  • 座右の銘は「人生何でもあり」。年齢を足かせにしない生き方を

経営に業績の波はつきもの。不調のときは「待つ」ことも必要

――このお仕事をされてから、事前のイメージとのギャップはありましたか?

業績の上がり下がりは思った以上に激しいものでした。会社の規模がある程度大きくなって、利益が出てくると、さすがに「今日食べるお金がない」というような状況にはならないだろうと思っていました。ところが、そんなことはないんですよ(笑)。平均すれば少しずつ上向きになってはいるものの、好不調の波は大きいです。


――業績が下向きのときはどのように乗り越えてきたのですか?

業績が下がっているときには、どうしてもマイナス思考になりがちです。一般的にはそういう場合でもプラス思考であるべき、といわれますが、僕は「待つ」ことが必要だと思っています。どれだけ下がったとしても、底まで行ってしまえば、次はまた上がっていくんです。下がった経験がないと「このまま永遠に落ち続けるのではないか」と不安になり、一生懸命上向きにしようと足掻くのですが、そういうときは何をしてもうまくいかないものです。何度かそんな経験をして、「下がりきるまで待とう」と考えられるようになりました。
ただこれは、慣れれば乗り越えられるほど甘いものでもありません。それまでの経験から「このあたりが底だろう」と予測したラインをはるかに越え、「これは本当にまずい」と恐怖を感じたあたりでようやく底が見えるのです。多少の上がり下がりにはあまり動揺しませんが、やはり毎回予測はできないですね。

スタジオ開設当初からのこだわりが、業界のスタンダードに

――スタジオのこだわりを教えてください

お城をテーマに、スタジオの大枠のデザインは僕が考えました。入口のホールの向こうに階段を設け、両サイドの壁はお城の外壁をイメージしたものです。内装は白を基調に、窓から自然光が差し込むような作りにしています。スタジオ内には家具や植物を用意し、自然な雰囲気で写真が撮れるようにしました。
僕は事業をスタートさせた当初から、この「自然光」「自然な背景」、さらに「全ての撮影データをお渡しする」ということを実践してきました。スタジオに外光が入ることも、背景紙を使わないことも、かつての写真館では考えられないことでした。今ではスタンダードとなりつつあるこれらのサービスも、当時行っているスタジオはほとんどなかったと思います。


――今後はどのような事業展開を考えているのですか?

僕が運営している「TOTTY フォトスタジオ」では、スタジオの中だけでなく屋外でも撮影を行います。光の入り方や背景が変わるだけで、写真の雰囲気は全然違ったものになります。そういう撮影を多く行ってきたこともあり、今後は、店舗にこだわらない新規事業を考えていきたいと思っています。

独自の「撮られ方レッスン」がきっかけで全国の同業者と交流

――お休みの日はどのように過ごしていますか?

昔は定休日があったので、休みの日は1日中ビックカメラにいました。新製品を探したり、気になるカメラをいじったりしていると、あっという間に時間が経ってしまいます。最近は映像に興味があって、インターネットでドローン撮影の動画ばかり見ています(笑)。


――同業者の横のつながりは多いですか?

同じ写真館経営者の友人は多いですね。ウェディングをはじめ大人の撮影を多く手掛けているので、子どもの写真をメインとする写真館の方から質問を受けることもよくあります。
以前から僕はお客様に「撮られ方のレッスン」を行っていました。「写真が苦手でうまく笑えない」という方でも良い表情の写真が撮れるように、体の動かし方や自己表現の方法などをアドバイスするのです。その取り組みが業界誌で特集されたことがきっかけで、全国各地でのセミナーに講師として招かれるようになり、多くの同業の友人と知り合うことができました。


――座右の銘を教えてください

「人生何でもあり」。よく「人生はいくつになってもやり直せる」といいますが、本当にそうだと思います。たとえお金を失ったり会社が倒産したりしたとしても、それまでに得た経験や知恵があれば、「一からのスタート」ではありません。経験のない人に比べれば、同じスタートラインに立ったときに絶対的に有利なのです。何事も、「もういい年だから」などと、年齢を自分の足かせにすべきではないと思っています。


ただ写真を撮って終わりではない、写真館経営の仕事。小規模なファミリービジネスとして行うか、会社組織としてきちんと運営するかで、経営への考え方は変わると弓削さんは言います。写真館経営に興味のある方は、実際に訪れて利用してみて、どのような経営方針なのかを観察してみてはいかがでしょうか。


【profile】アリアコーポレーション株式会社 CEO 弓削昌徳(ゆげ まさのり)
http://www.alia.co.jp
http://totty.alia.co.jp/

この記事のテーマ
デザイン・芸術・写真」を解説

デザインは、本や雑誌、広告など印刷物のデザイン、雑貨、玩具、パッケージなどの商品デザイン、伝統工芸や日用品などの装飾デザインといった分野があり、学校では専門知識や道具、機器を使いこなす技術を学びます。アートや写真を仕事にする場合、学校で基礎的な知識や技術を身につけ、学外での実践を通して経験やセンスを磨きます。

「デザイン・芸術・写真」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「写真館経営者」
はこんな仕事です

写真撮影用のスタジオ設備を有する建物や店舗のオーナー。経営者といっても運営・管理だけでなく、自分自身がフォトグラファーであることも多い。主に一般顧客の依頼による写真撮影や現像、データ保管などを行う。撮影では被写体の表情をつくり出すのも腕の見せどころだ。また、現像に際しては顔色や背景の修正を施すこともあり、専門知識と技術が必要。現在では依頼者のニーズも多様化し、フォトブックの作成やオリジナリティーのあるフォトフレームなどを販売する写真館も増加中。「写真技能士」など実力を裏打ちする資格もある。

「写真館経営者」について詳しく見る