【シゴトを知ろう】ドッグライフアドバイザー ~番外編~

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】ドッグライフアドバイザー ~番外編~

2017.01.25

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ドッグライフアドバイザー ~番外編~

ドッグライフアドバイザーとして、さまざまな飼い主さんのお悩みに答える椎田恵子さん。百戦錬磨の経験が必要とされるお仕事ですが、どのようにしてその経験を積んだのでしょうか。また、椎田さんが考えるワンちゃんとの絆を深めるコツというのは、一体どんなことでしょうか。

この記事をまとめると

  • 信頼されるアドバイザーとは「安心感を与えてくれる人」
  • 犬と信頼関係を築くには「相手を信じること」が大事
  • お互いの体験をシェアして助け合える仲間とのつながりは大切

獣医さんとの交流が財産になった

――ドッグライフアドバイザー同士の横のつながりはあるのでしょうか

どなたにもお会いしたことがありません(笑)。ペットショップではそういう方がいらっしゃるそうですが、資格がなくても名乗れるので、肩書きだけでは判断できない仕事だと思います。


――頼れるドッグライフアドバイザーになるにはどういう経験が必要でしょうか?

たくさんの犬を見る経験が必要です。私もそうでしたが、小さい頃から犬を飼っていたり、犬の保護活動などのボランティアに携わったりしたことで、いろんなワンちゃんを見て体で覚えたことが身になっています。実際に触れないとわからないことも多いので、より多くの体験をすることが大切です。

また、私が一番勉強になったと思う経験は、獣医さんとのディスカッションでした。保護犬を預かる活動をしているので、毎週のように動物病院に犬を連れていかないといけないのですが、お医者さんと病気の話やその対処法についてお話できたことは財産になりました。最初から信頼できるお医者さんに巡り会えたわけではありません。何が違うのだろうと考えてみてわかったのですが、信頼できるお医者さんというのは「安心感を与えてくれる人」なんです。ドッグライフアドバイザーとして働くにあたり、それも参考になる気づきでした。


――犬のしつけは子育てと共通点が多いそうですが、どんなところが似ていると思いますか?

飼い主さんの中には、ワンちゃんのちょっとした不調にパニックになる方もいます。でも自分も娘がいるので、その気持ちもわかるんです。娘が赤ちゃんの頃に、引きつけを起こして息が止まり、顔が茶色くなってしまったことがありました。母親として強い恐怖を感じました。その後も、また起きるんじゃないかという恐怖が娘に伝染して、また引きつけを起こすという悪循環に陥ったことがありました。その経験をもとに、飼い主さんの恐怖心がどれだけ犬に不安を与えるかということや、まずそれを取り除かないといけないという話をよくしています。

一方で、過保護に思われないかと気にするお客様には、そんなことを思う必要はないと伝えています。ちょっと吐いちゃったくらいでお医者さんに行くのは……とためらう人もいますが、何も恥ずかしいことではないし、見落としたことによるリスクの方が重大です。私も一度、犬の不調を見落とした結果、大手術になったことがあります。そういう時に限って夜中だったりするんです。「朝に来ていたらダメだったよ」とお医者さんに言われた経験は何度もあります。ちょっとした不調と思われることが命に関わることもあるので、不安を感じたら夜中でも病院に行ってくださいと伝えています。

飼い主さんの普段の態度が信頼関係をつくる

――ワンちゃんと飼い主さんがよい関係を築くために大切なこととは何でしょうか

愛していることを伝えること。お留守番させる時も、必ず帰ってくるよと普段から伝えてあげてください。フードを使ってしつけることは簡単ですが、私はそれをしたことがありません。日常生活で必要なことは教えましたが、「パパを起こしてきて」「新聞取ってきて」ということは教えなくても、犬が生活の中で勝手に覚えてくれました。日頃からの信頼関係なのだと思います。散歩の時も信頼関係が築けていれば、リードを引っ張らなくても犬が人の歩調に合わせてくれます。

子離れと同じで、不安や心配になる気持ちを我慢して、相手を信じることが大事です。私がお手本にしているのは、うちの娘なんです。生まれた時から犬と暮らしている子なので、犬への信頼や愛情は並大抵ではありません。犬を100%信じているので、リードで引っ張らなくても犬がその子の周りを離れることがありません。信頼関係は飼い主さんの普段の態度によってつくられるんですね。


――人間としての経験値も必要とされる仕事のようですが、年齢を重ねるほど力を発揮できるお仕事なのでしょうか

そうかもしれませんね。経験がものを言う仕事ですし、さまざまな経験を持った方とのつながりも大事です。私も今に至るまでにたくさんの方の影響を受けています。特に東日本大震災の時に、ボランティアの犬の保護活動を共にした獣医さんや大学の先生、仲間たちとは今でも深い絆で結ばれています。何百頭もの犬を預からないといけない状況で、寝ずにガソリンや物資を集めるという困難を乗り越えた仲間です。お互いに何か聞きたいことがあれば夜中でも電話しますし(笑)、LINEで常にお互いの体験をシェアしたりして助け合っています。


真のドッグライフアドバイザーは簡単になれるものではないようです。椎田さんは今の会社の社長と、犬の保護活動のことで意気投合し、その活動を支えてもらいながらドッグライフアドバイザーとして力を発揮できる場を得ました。決まった「なり方」がある職業ではないようですが、まずはボランティアの場でたくさんの犬や人に出会ったり、犬の仕事をしている人に話を聞いてみたりすることから始めてみてはいかがでしょうか。


【profile】「いぬのがくえん」ファミリーナガーデン南青山 ドッグライフアドバイザー 椎田恵子
HP:http://www.inu-gakuen.com/

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ドッグライフアドバイザー」
はこんな仕事です

犬の飼い主に対して、育て方やしつけの仕方、健康管理、コミュニケーションの取り方など、犬と飼い主が幸せに暮らせるようにアドバイスする仕事である。大きく分けてヘルス分野(食事・病気・健康管理など)の知識とトレーニング分野(習性・しつけなど)の知識を駆使して、飼い主の不安の解消に貢献する。主にペットショップなどのスタッフとして飼い主の相談に乗ることが多い。民間資格としては、日本ペット技能検定協会の「ドッグヘルスアドバイザー」「ドッグトレーニングアドバイザー」などがある。

「ドッグライフアドバイザー」について詳しく見る