【シゴトを知ろう】ドッグライフアドバイザー 編

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【シゴトを知ろう】ドッグライフアドバイザー 編

2017.01.25

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ドッグライフアドバイザー 編

犬の幼稚園で働くドッグライフアドバイザーの椎田恵子さんは、園のお客様である飼い主さんの頼れるアドバイザーとして、また、園で働く若いドッグトレーナーさんの相談役として活躍されています。ワンちゃんと飼い主さんとが幸せに暮らすためのアドバイスをするお仕事ですが、どのような経験や学びが必要となるのでしょうか。

この記事をまとめると

  • いろいろな犬と接した経験+人生経験が活きる仕事
  • 相手によって最適なアドバイスは異なる
  • 逆境や辛いことこそ楽しもう

犬のしつけは子育てとの共通点が多い

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい

子犬をお預かりしてしつけをする“犬の幼稚園”で働いています。お客様の悩みを伺い、アドバイスをしたり当園のサービスをご案内したりしています。お客様は、ワンちゃんが吠えてしまう、噛んでしまう、トイレがうまくできないなどの悩みを抱えて来られます。ペットショップで売られている子は生後まもなく母親から離されるため、当園のように同じ月齢のワンちゃんが集まって過ごす場がワンちゃんの社会化に役立ちます。

子犬が問題行動を起こした時、叱ったり無理にリードを引っ張ったりしてしまう飼い主さんが多いですが、ワンちゃんは何もわかっていないだけ。教えてあげないといけないんです。私は小さい頃からワンちゃんを飼っていたり、保護活動を通していろいろな犬と接したりする機会があったので、そうした経験から、ワンちゃんと飼い主さんが一緒に暮らすための心構えなどをアドバイスさせていただいています。子育てとの共通点もたくさんあり、お客様の中には「子育てをする前に聞きたかった!」とおっしゃる方もいます(笑)。

<一日のスケジュール>
11:00 出社、朝礼(前日の申し送りなど)、ワンちゃんのお預かり
11:30~16:30 電話・メール・お客様対応など
16:30~17:00 お預かりしたワンちゃんの帰り支度
17:00~20:00 電話・メール・お客様対応など


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいを感じるのはどんなところですか?

年に1回、園でチャリティ運動会を開催しています。ワンちゃんと飼い主さんが一緒にかけっこしたりおたまリレーをしたり、人間の運動会と同じことをしています(笑)。私のようにボランティアで犬の保護活動をしている方がワンちゃん連れでいらっしゃることも。日本ではペットショップやブリーダーから犬を買うことが多いですが、保護犬を引き取るという選択肢もあります。この運動会の場を通して、愛犬家の方にそうした活動を広めることができるのがうれしいです。


Q3. 逆に仕事で大変さを感じるのはどんなところですか?

ワンちゃんは生きているので、お預かりしている間は常に気が張ります。具合が悪くなったらすぐに気づいてあげないと、命に関わることもあります。また、生後間もないワンちゃんはペットショップや飼い主さんが気づいていない障害を持っている場合もあります。早く見つかれば病院で必要な対処をしてもらえるので、それを見抜いてあげないと、という使命感やプレッシャーもあります。

それと人間の赤ちゃんと同じで、ワンちゃんにもいろんな性格の子がいます。生まれつき臆病な子もいれば、痛くもないのに「キャン!」と泣いて騒ぐ子も。その子の個性をわかって接してあげないといけません。私たちにとっては当たり前のことでも、初めて犬を飼う飼い主さんにとっては驚くことが多く、そのギャップを埋める苦労はあります。

勉強も遊びも無駄になったことは一つもない

Q4. どのようなきっかけでドッグライフアドバイザーの仕事に就いたのですか?
 
ずっと専業主婦だったのですが、子どもが大学生になったのをきっかけに、何か生涯をかけて社会貢献できることがないだろうかと思いました。ちょうどその頃にボランティアで犬の保護活動を行っている方と知り合う機会があり、誘われて私も始めました。同時期に今の会社の人材募集のチラシを見て応募したところ、保護活動に深い理解を示していただき、ドッグライフアドバイザーとして採用していただけることになりました。


Q5. 大学ではどんなことを学びましたか?

幼い頃からクラシックバレエを習っていたこともあり、大学では舞踊科に進み、いろいろなジャンルの踊りを学びました。


Q6. 高校生の時抱いていた夢や体験したことが、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

私は「女の子は大学を卒業したら結婚しなさい」という古い考えの家に育ち、時代も今とは全く違いました。特に目指すものがあったわけではなく、バレエが大好きで、ヨットやスキーなどの遊びにも夢中になりました。でも勉強でも遊びでも、無駄になったことは一つもありませんでした。今の園のお客様にはいろんな分野の方がいらっしゃるので、博学でないとお話についていけません。その点でも体験してきたこと全てが今につながっていると感じます。

楽しいことだけが楽しいわけじゃない

Q7. どういう人がドッグライフアドバイザーに向いていると思いますか?

やっぱり動物が好きな人。それと、気づきのある人ですね。心が大切な仕事ですから。私は園のドッグトレーナーの相談に乗ることも多いのですが、若い子たちは一生懸命になるが故に飼い主さんの気持ちを傷つけてしまうこともあります。相手によって最適なアドバイスは異なります。ワンちゃんのことだけでなく、飼い主さんの心にも気づいてあげられる人がドッグライフアドバイザーには向いています。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

私たちの仕事は生き物を相手にするので、イレギュラーな対応が多く、帰りが遅くなりがち。バスを逃して歩いて帰らないといけない時もあります。どの仕事でもそんな辛い状況はあると思います。そんな時、孤独に陥るのは簡単ですが、そうすると自分をどんどん追い詰めてしまいます。それは絶対にいけません。瞬間的に気持ちを切り替えて楽しんでいかないと。世の中、楽しいことだけが楽しいわけじゃないんです。逆境や辛いことこそ楽しんでください。

また、犬の仕事に興味を持っている方の中には、もしかしたらちょっと不器用で、人が嫌いだったり、話をするのが苦手だったりする人もいるんじゃないかと思います。でも「人が嫌だから動物相手に仕事がしたい」という人には、この仕事は向いていません。人間関係の悩みはどこに行ってもなくなりませんから。だけど口下手でも、心が伝われば受け止めてくださる方もいます。それは知っておいてほしいなと思います。


ドッグライフアドバイザーはたくさんの犬や人に触れた経験が武器になるので、年齢を重ねてこそ活躍できる仕事と言えます。まだ専門の職業として確立されていないところもあるため、興味のある方は椎田さんのようにボランティアをきっかけにライフワークとして取り組みながら、活躍の場を探るとよいかもしれません。


【profile】「いぬのがくえん」ファミリーナガーデン南青山 ドッグライフアドバイザー 椎田恵子
HP:http://www.inu-gakuen.com/

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ドッグライフアドバイザー」
はこんな仕事です

犬の飼い主に対して、育て方やしつけの仕方、健康管理、コミュニケーションの取り方など、犬と飼い主が幸せに暮らせるようにアドバイスする仕事である。大きく分けてヘルス分野(食事・病気・健康管理など)の知識とトレーニング分野(習性・しつけなど)の知識を駆使して、飼い主の不安の解消に貢献する。主にペットショップなどのスタッフとして飼い主の相談に乗ることが多い。民間資格としては、日本ペット技能検定協会の「ドッグヘルスアドバイザー」「ドッグトレーニングアドバイザー」などがある。

「ドッグライフアドバイザー」について詳しく見る