【シゴトを知ろう】サックスプレイヤー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】サックスプレイヤー ~番外編~

2017.01.24

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】サックスプレイヤー ~番外編~

フリーランスのサックスプレイヤーとして全国各地で演奏する杉田駿星さん。聴く人によって音色の印象が変わるサックスの楽器の魅力や普段聴いている音楽、日常生活の過ごし方について伺いました。

この記事をまとめると

  • いい音楽を聴くことも練習のうち
  • 音楽家と言えども普通の生活を送ることが大事
  • 音楽の世界では「仕事の報酬は仕事」

上品な音から猥雑な音まで出せるのがサックスの魅力

マスピース(左)やリード(右)などのパーツの組み合わせも多様

マスピース(左)やリード(右)などのパーツの組み合わせも多様

――サックスの魅力とは何でしょうか?

聴く人によっていろんな音色に聞こえるところです。そんなつもりで演奏していなくても「悲しいね」「楽しいね」と言われることが多いです。それはつまり、聴き手が音色の印象を補正して耳に入れているということ。悲しいときに聴くと悲しい音になるし、楽しいときに聴けば楽しい音になる。それでいいし、それがジャズだと思います。
演奏者としては「どうだ、悲しいだろう」と押しつけがましく吹くことはなく、素直に淡々と「いい音を出そう」と思って吹くだけ。お客さんがどう感じるかは自由です。ヴァイオリンやフルートはどう弾いても、聴き手の先入観もあって上品に聞こえますが、サックスは上品な音から猥雑な音まで出せるという柔軟性が魅力です。好みのサックス奏者を探すのも楽しいと思いますよ。

奏者としては楽器のカスタマイズ性が高いこと。40年代・70年代・90年代などいろんな年式があり、マウスピースの種類もさまざま。ちょっとしたパーツを取り替えるだけで音色を変えられるというメカ的な楽しさがあります。コレクターのような人もいますが、ハマり過ぎてしまうと何百万というお金が飛んでいきます……。


――ライブの前や演奏中は緊張しますか?

僕はすごく楽しめるタイプです。こんなに楽しいことでお金をもらってもいいのかなと思うくらい楽しいです。自分が楽しそうにしているからお客さんもついて来てくれるのかもしれません。


――毎日どんな練習をしていますか?

毎日のルーティーンがあるわけではないですが、スタジオで生徒にレッスンする際の空き時間やライブの本番前など、毎日どこかでは吹いています。家では音を出せないので……カラオケボックスに行って夜な夜な練習することも。いい音楽を聴くことも練習のうちです。YouTubeでいろんなミュージシャンの動画を見たり、資料を読んで研究することもあります。

音楽漬けにならない方がいい

――普段の生活でも音楽活動に活かせるよう、アンテナを張っていたりするのでしょうか

僕は、日常は日常として割り切っています。普通の生活を送ることも大事だと思います。僕も今日ここに来るまでに何をしていたかというと、スマホで音楽と関係のない記事を読んでいたり、ゲームをしたり、クックパッドを見たり……(笑)。もちろん無意識に音楽に結びつくことはあるのかもしれませんが意識はしていません。あまり音楽漬けになってマニアックな方向へ進んでしまうと、意外と聴衆からは好まれなくなってしまうんです。


――休みの日はどんな風に過ごしていますか?

前もって休みの予定を立てられない仕事なので、会社員の友達と遊びに行くことは減ってしまいました。そういう世界に入ったので仕方ないですね。でも地方に演奏に行くことが多いので、ついでに観光したり温泉に入ったりと、楽しみは多いです。演奏は長くても3時間程度なのですが、それ以外の時間は観光モードに入っています(笑)。


――普段はどんな音楽を聴いているんですか?

サックスが入っているようなバンドの曲はよく聴きます。あとはドビュッシーやラヴェル、リストなどのクラシック音楽も聴きますよ。あの人たちは絶対にジャズを聴いて作曲していたと思います! ジャズとクラシックを融合させたクラシック音楽家もいますし、互いの影響を感じながら聴くのも楽しいですよ。

サックスで紅白に出るのが目標

――業界用語のようなものはあるのでしょうか

テレビ業界と似ていて、言葉をよくひっくり返します。コーヒーをヒーコーと言ったり、六本木をギロッポンと言ったり。ベースはスーベー、ギターはターギーです。でも全く言わない人とすごく言う人に分かれているような気がしますね。
ギャラの隠語はよく使います。数字をドイツ語読みの音階で表すのですが、1がC、2がD、3がE、4がF、5がGなので……「ツェー万円」は「1万円」、「ツェー万ゲー千」は1.5万円ということです(笑)。


――今後やってみたいことはありますか?

やはりメディアのトップであるテレビに出たいです。音楽番組に出たいですね。紅白にも一度は出てみたいし、目標にしています。音楽の世界では「仕事の報酬は仕事」と言われます。良い仕事をすれば次の仕事の声が掛かるということ。そうして積み重ねていくことで、いつかその目標を叶えられるといいなと思います。
僕の本質はサックス吹きなので、自分が演奏する楽しみにはどれも勝てません。ずっと吹いていきたいですね。


ミュージシャンを目指すなら高校生のうちからいろんなライブを観に行った方がいいと杉田さんは言います。生の音はもちろん、使用している楽器や機器など、CDやダウンロード音源からではわからないことを目で見て学べることも多いそうです。学生料金で安く入場できるライブハウスも多いので、その特権を存分に利用してみてはいかがでしょうか。


【profile】サックスプレイヤー 杉田駿星
HP:http://saxophonesyun875.wixsite.com/shunsei
Twitter:@Syunsei_Sugita
E-mail:shunsei.sax@gmail.com

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「サックスプレイヤー」
はこんな仕事です

繊細な音色の変化付けが可能なサックスを演奏する。アルトやテナーの代表的な形状・音色に加え、主旋律を奏でることの多いソプラノや、力強い低音がアンサンブルに深みを与えるバリトンの4種がポピュラーだ。ポップスやクラシックなど多様なジャンルで取り入れられるが、ソロのレパートリーが最も多く、プレイヤーの表現力が生きるのはジャズだろう。スイングやシンコペーションなど、ジャズ特有の要素によって演奏者の個性を表現することができる。オリジナルな魅力を発揮するためにも、しっかりとした演奏力や知識を身に付ける必要がある。

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