【シゴトを知ろう】サックスプレイヤー 編

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【シゴトを知ろう】サックスプレイヤー 編

2017.01.24

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】サックスプレイヤー 編

アドリブ演奏のカッコ良さに憧れてジャズサックスを学び、現在は“雑食系”のサックスプレイヤーとしてさまざまなライブ現場で活躍する杉田駿星さん。一体どのような高校時代を過ごされたのでしょうか。お話を伺いました。

この記事をまとめると

  • お客さんと会話を楽しめることも演奏家の大事な要素
  • 誰に対してもどんな場でもフラットな気持ちで積極的に楽しめる人に向いている
  • 受験に合格した後のことを考えるのも大事

演奏中はひたすら楽しい

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい
 
サックスプレイヤー・作曲家・編曲家として活動しています。奏者としては都内のライブハウスでの演奏や、アーティストのサポートメンバーとして全国ツアーに帯同することもあります。ジャンルはジャズやファンク、歌ものなど幅広く対応します。各ジャンルを極めるプロもいますが僕は雑食系なんです(笑)。

<一日のスケジュール>
10:00 メールチェック、譜面作りなどライブの準備
13:00 リハーサル
18:00 ライブ現場に到着、演奏
23:00 帰宅


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいを感じるのはどんなところですか?

紹介で仕事をいただけるのは嬉しいです。「誰かいいサックスプレイヤーはいない?」というときに「杉田っていうのがいるよ」「あいついいよな」と僕を話題にしてくれたということですから。僕の勝手な考えですが、この世界、7~8割は人間性で決まると思います。技術が高いだけでなく、お客さんとコミュニケーションが出来ることも求められます。僕は初対面でもベラベラしゃべりますが(笑)、そういうところも評価してもらえているのかもしれません。


Q3. 逆に仕事で大変さを感じるのはどんなところですか?

スケジュールが詰まっているときは大変です。ライブハウスで深夜まで演奏した翌日に、早朝からブライダル会場での演奏の予定があるような日は、寝ないで行くこともあります。自分のクローンのような人を作れない仕事なので体調を崩したら終わり。そこは大変です。でも演奏しているときの辛さはありません。スポットライトが熱かったり汗が目に入ったり……という体感的な辛さはあっても、心へのダメージがあるわけではないので。演奏中はひたすら楽しいです。

小中高と吹奏楽部。高1でジャズに目覚めた

Q4. どのようなきっかけでサックスプレイヤーになったのですか?
 
僕の生まれ育った千葉県はブラスバンドが盛んで、小学校で吹奏楽クラブに入りました。当時から体が大きかったので、先生に「お前はサックスだ」と言われて以来、ずっとサックス担当です。中高でも吹奏楽部に入り、全国大会にも毎年出て、部活漬けの毎日でした。当時の顧問の先生には“楽器好き”“音楽好き”にさせてもらったなと思います。

中学の美術の先生がサックス吹きで、いつも譜面や音源をもらっていたこともありジャズに興味が湧き、「アドリブ演奏ができたらかっこいいな」という甘え考えもあって(笑)、高1の終わり頃からジャズレッスンにも通い始めました。高校卒業後は音楽の専門学校に進み、ジャズサックスを専攻しました。音楽の道へ進むことを心配する人たちもいましたが、両親は「有名大学を出ても就職難の時代。別にいいんじゃないの?」と言ってくれたのでプレッシャーは全くありませんでした(笑)。そして卒業後にフリーランスのサックスプレイヤーになりました。


Q5. 専門学校ではどんなことを学びましたか?

専攻楽器の練習のほかに、学生同士でグループになってジャズやファンクのバンド演奏をするレッスンを受けたり、音楽の理論について学んだりしました。著作権のことや、音楽イベントの企画運営のノウハウ、音楽史なども学びました。音楽史では17世紀の教会音楽に始まり、ジャズの発祥からマイケル・ジャクソン、レディー・ガガに至るまでの系譜を学び、どのアーティストが何をルーツに音楽をやっているのか、理解を深めることができました。


Q6. 高校生のときに抱いていた夢や体験したことが、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生の頃に抱いていたのは、ただ「サックスがうまくなりたい」という一途な思いだけでした。その思いからジャズレッスンに行き始めましたし、近所に“ジャムセッション”というプロのミュージシャンたちとセッションできる場があったので、そこにも出入りするようになりました。お酒を出すお店だったので夜遅くまではいられなかったけれど、高校生というだけで随分良くしてもらえました。「次はあの曲を覚えてこいよ」と言われていろんな曲を一緒に演奏させてもらったり、いろんなアドバイスをもらったりしました。そのときに知り合ったミュージシャンの方から今も仕事をいただくことがあります。

個性の意味をはき違えてはいけない

Q7. どういう人がサックスプレイヤーに向いていると思いますか?

自己管理ができる人ですね。精神面も体力面も。あとは何事にも積極的に取り組める人。音楽の世界には気の強い人がたくさんいます(笑)。相手がどんな人でも引かずに、フラットな気持ちで積極的に楽しめる人は向いていると思います。
また、どんな現場であろうと楽しそうに演奏するのがミュージシャンの仕事です。ギャラをいただいている以上、つまらなそうな顔で演奏してはいけないですよね。ミュージシャンには個性が強い人も多いですが、個性の意味をはき違えてはいけないなと思っています。社会人として基本的なことができることが大切です。

Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

今は海外の有名な音大に行っても、それだけで有名な音楽家になれるような時代ではありません。むしろポピュラー音楽の世界では、普通の大学を出てミュージシャンになる人も多いです。音楽の仕事をするために、必ずしも音楽の学校に行かないといけないわけではありません。というのは、練習は自分自身でしかできないからです。有名な音大に入っても、受験で燃え尽きて練習しなくなる人もいます。「受かった後に何をしよう」ということを考えながら高校時代を過ごした方がいいと思います。

自分が高校生の頃を思い返すと……もっと音楽に情熱を傾けていればよかったなと思います。もちろんセッションやレッスンには夢中になっていたけど、受験勉強に関しては「ここまでやれば大丈夫だろう」と力をセーブしていたところがありました。もっと目標を高く持って勉強していればよかったなと今は思います。70~80歳になってもCDショップに新譜をチェックしに行ったり、常に勉強しているミュージシャンの方々が周りにもいます。勉強は尽きないものだと思います。


おおらかで楽しい性格の杉田さんですが、仕事のアポイントには30分前に現地に到着するように出かけ、スケジュールは必ず紙の手帳に書くという几帳面ぶり。「相手にちょっとでも不安な思いをさせたくないから」という優しさや心配りが周りから信頼される理由であり、仕事が途切れない秘訣でもあるようです。


【profile】サックスプレイヤー 杉田駿星
HP:http://saxophonesyun875.wixsite.com/shunsei
Twitter:@Syunsei_Sugita
E-mail:shunsei.sax@gmail.com

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「サックスプレイヤー」
はこんな仕事です

繊細な音色の変化付けが可能なサックスを演奏する。アルトやテナーの代表的な形状・音色に加え、主旋律を奏でることの多いソプラノや、力強い低音がアンサンブルに深みを与えるバリトンの4種がポピュラーだ。ポップスやクラシックなど多様なジャンルで取り入れられるが、ソロのレパートリーが最も多く、プレイヤーの表現力が生きるのはジャズだろう。スイングやシンコペーションなど、ジャズ特有の要素によって演奏者の個性を表現することができる。オリジナルな魅力を発揮するためにも、しっかりとした演奏力や知識を身に付ける必要がある。

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