【シゴトを知ろう】司会 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】司会 ~番外編~

2017.02.01

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】司会 ~番外編~

フリーランスで司会をしている長谷川敏子さんのインタビュー番外編。イベントなどをスムーズに進行するために必要なことや司会者とアナウンサーとの違い、日頃はどのようなことに気をつけているのかなど、仕事の裏側について伺いました。

この記事をまとめると

  • 大事なのは言葉遣いだけじゃない! 適切なタイミングで話すために担当者と連携
  • 「骨折しても、風邪ひくな」。声が命の仕事だから、喉のケアには万全を期す
  • 場数を踏むほど味と余裕が出てくる。司会は一生涯できる仕事

時間管理とタイミングが大切。イベントに関するさまざまなことに気を配る

――業界特有の専門用語などはありますか?

一般の方もご存じかもしれませんが、時間が「押す」というのは、プログラムが予定時間よりも遅く進行していること。「5分押し」という場合は、5分遅れているという意味です。
イベントやパーティーにはディレクターなどの進行管理担当者がいますが、その人から「巻きで」と言われたら、「短くして」とか「急いで」ということ。「つないで」と言われたら、次のセレモニーやプログラムまでの間、司会者のしゃべりなどで場を持たせるという意味です。
こうして改めて考えると「時間」に関する言葉が多いですね。


――一般の方に言うと驚かれる業界の常識はありますか?

プログラムをスムーズに進行させるために、いろいろなことを全て並行して気にかけていることでしょうか。
イベントではプログラムの進行と時間管理、主役やゲストの立ち位置、音声や照明担当者との連携、パーティーでは料理を出すタイミングなど、司会者が把握しておかなければならないことは実はたくさんあります。

例えば、ゲストが入場する際には、会場の扉が開く前に参加されているお客さまがそろい、音声や照明担当者の準備が整い、ゲストの準備ができてはじめて、司会者が「本日のゲスト、○○さんのご登場です。どうぞ!」とマイクで話すことができます。だから、会場にいるおのおのの担当者たちとの目くばせや合図は欠かせませんね。

商売道具は「声」。絶対に風邪はひけない!

集中力を必要とする仕事。本番が終了した後に忘れ物をすることも

集中力を必要とする仕事。本番が終了した後に忘れ物をすることも

――仕事にまつわる「あるある」のようなお話はありますか?

本番中はいろいろなことに気を配り、会場にいる担当者たちと連携してイベントやパーティーを進行していますが、実は自分が話す内容や言葉を最優先に考えています。だから時にはスピーチの内容を聞いていなかったり、セレモニーやショーをしっかりと見ずに、次のプログラムのことを考えていることがありますね(笑)。

とても集中力を必要とする仕事なので、本番が終わった途端に注意力が散漫になり、忘れ物をして帰る人もいます。私もイベントやパーティー会場に自分のバッグを置いて帰ってしまい、慌てて取りに戻ったことがありますよ。


――業界内で働くにあたって、制限されることはありますか?

私たちの商売道具は声です。聞き取りにくい声になったり、声が出なくなったりすると仕事ができないので、絶対に風邪はひけません。ベテラン司会者の先輩に言われたことは「骨折しても、風邪はひくな」です。日頃から、喉あめを持ち歩いたり、風邪予防のために部屋を乾燥させないようにしたりして、気を遣っています。

それから、土日祝日に仕事をしていることが多いので、会社勤めの友人や家族と休日を合わせるのが難しいですね。イベントやパーティーは、一般の方がお休みのときに楽しむことが多いもの。私たち司会者はサービス業なんです。

餅は餅屋! 司会、アナウンサー、それぞれに強みがある

――事前のイメージとのギャップはどんな部分にありましたか?

地方のイベントやパーティーでは地元テレビ局のアナウンサーが司会をしていることが多いので、アナウンサーにならなければ司会者にはなれないと思っていました。
でも実はイベントや結婚披露宴専門の司会者がいますし、普段は全く別の仕事をしていても、土日祝日だけ司会の仕事をしているという人もいます。

テレビ局やラジオ局のアナウンサーは確かに「しゃべりのプロ」なのですが、普段の仕事はスタジオの中でしていて、大勢の人の前で話しているわけではありません。また、自分がマイクを通して発する言葉によって、その場にいる多くの人たちを実際に動かしているわけでもないんです。
だから、むしろアナウンサーよりも司会を専門でやっている人の方が、場慣れしていて上手なことがあるんですよ。


――業界内ではどんなキャリアパスがありますか?

私は、大学在学中にキャラクターショーのお姉さんというアルバイトを経験したことが直接のきっかけで司会者になりました。人づてに仕事を紹介していただいたり、イベント会社やパーティー会場にプロフィールを持っていって営業もしました。でも、こういう方法はちょっと珍しいです。

一般的には、アナウンサーを養成する専門学校で学んだ後、放送局のアナウンサーを経て独立するか、司会者やタレントを抱える事務所に所属することが多いと思います。所属事務所がイベント担当者とつながっているので、「○月○日に△△会場で司会」というように仕事が入ります。

長年キャリアを積むと司会の教育係になる人もいますが、定年はないので、自分がやりたいと思えば一生涯できる仕事です。
例えば、若い時にお祭りや音楽イベントなどの司会をしていても、年齢を重ねると、もっと重みのあるイベントやパーティーを担当するようになるなど、仕事内容が変わります。場数を踏めば踏むほど余裕と味が出て、いい司会者になれると思います。


イベントやパーティーをスムーズに進行するには、会場にいるさまざまな人たちとの連携が欠かせないようです。また、同じ「マイクを持って話す仕事」でも、スタジオの中で話すアナウンサーとは違い、その場にいる大勢の人を動かす司会には「場慣れ」が必要ということも分かりました。
年齢を重ねても一生涯できる司会という仕事。言葉を使って人に何かを伝えたり、人を動かす仕事に興味のある人は、まずは学校で行われる学級会や発表会、文化祭などで司会をしてみるといいかもしれませんね。


【profile】オフィスbinco 代表 長谷川敏子
HP http://www.binco-hasegawa.jp/

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「司会」
はこんな仕事です

イベント、舞台、大規模な会議などの司会進行が仕事。基礎的なアナウンス技術を持ち、スケジュール通りに進行を行えることが大前提。しかし、何より重要なことは何が起こるか分からない現場で、全体の流れと雰囲気を損ねることなく臨機応変に対応できること。そのためには、主催者との事前打ち合わせの段階で、イベントの趣旨や参加者の属性をしっかりと把握しておくことが大切。イベント運営会社の社員として勤務したり、フリーアナウンサーとして所属するプロダクションから、各種イベントへ派遣されるのが一般的だ。

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